リーダーシップってどんなもの?どういう関係をイメージしますか?

リーダーシップってどんなもの?どういう関係をイメージしますか?

犬のしつけにおいて良く言われるリーダーシップ。リーダシップってどうすればいいの?どんなもの?犬は家族で大切なパートナーだけれどリーダーシップを必要とする生き物。私の考えるリーダーシップは母親と子供、先生と生徒、上司と部下の関係に例えてみるとしっくりくる。そんな私の考えをまとめてみました。

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リーダーシップって?

向かい合う2匹

リーダーシップ、主従関係、上下関係と犬のしつけをしようとする時色々な言葉で表現されますが、その言葉を聞きどう思いますか?

もしかすると皆さんの中には、『怒ったり、威張ったり、力で押さえつけたり』という、強く高圧的イメージが少なからずあるかもしれません。
ですがそれは間違ったリーダーシップであり、そのイメージのやり方で接するとあまり良い関係は築けません。
正しいリーダーシップとは、愛情と信頼と安心を犬に与えることです。

例えば親と子供

コーギー

子犬の時は特にこの関係がしっくりくるかもしれません。

私は私自身のこどもの子育てをして初めて、ほんとに犬と似ているなと思うことが多くありました。
犬は歯の生え変わる時期は痒くて色々なものを噛みますが、こどもにも歯が生えてくる時期はやたら噛まれました。
「痛いっ!噛んだらダメ」と繰り返すうちに自然と噛まなくなり、また噛みだしたと思ったら、また歯が生え始めていたというのを二人の子で経験しました。
このことから、歯が生える時期は、歯が痒くて噛むというのは犬も人も同じだということもわかりました。

こういった甘嚙みは年齢と共になくなってくるものですが、だからと言って許していいものではありません。
『噛んではいけないものはいけない』と教えなければ、大きくなっても噛んで良いものと理解し、噛み癖へとつながってしまいます。
その教え方は怒るのではなく、根気よく「痛い、噛んではダメ」と伝えることで、叱るのは、ダメだと分かっているのにした時だけです。

子犬の時期は根気よくトイレを教えたり、噛んではいけないことを教えたり、家族は自分を守り安心できる場所を与えてくれる信頼できるものと教える時期です。

あなたならどんな親を信頼できますか?

様々な理想の親像があるかとは思いますが、きっと怒ってばかりの親、おろおろ自分に振り回される頼りない親、いう事がバラバラな親などは信頼できないのではないでしょうか。

犬も同じ、というよりむしろ犬の方がハッキリしていて、『信頼できない・安心できない飼い主』だと思ったら、飼い主の言う事に耳を貸さなくなります。
いつも落ち着いて自分のことを見ていて接してくれる、教えてくれる、遊んでくれる安心を与えてくれる飼い主を犬は信頼し耳を貸すようになるのです。

先生と生徒

デンとコーギー2匹とピット

先生と生徒の関係もまた、人と犬の関係を表すのに適していると思います。
理想の先生とはどう言うものか、それもまた人によっては定義は違うとは思いますがやっぱり共通する理想はあると思います。

私の場合は、感情的だったり気分屋だったり怖いだけの先生は苦手でした。
逆にいつも同じスタンスで接してくれ、面白い授業をしてくれる先生は好きでした。
特に自分の事をしっかり見ていてくれて、理解しようとしてくれる先生は信頼できるものです。

犬達の場合もそうで、一緒にいて楽しいと思わせる事で、犬が自分に集中し何かしてくれる言ってくれるのを待つようになります。
一人遊びも好きだけど、人とボール遊びをするのも楽しくて好き!となって人とボール遊びなどをすることは絆を深めますし、持ってくる、渡す、投げるのを待つなどを教える機会もつくれます。
犬達の事をしっかりと見ることは、その子の苦手なものや好きな事を見つけ理解するのに大切なことです。

上司と部下

走ってくる犬

私はこれが一番しっくりくる関係で、まさにそうだなと思っています。
信頼できる・頼れる上司には着いていきたくなりますし、一緒に仕事をして楽しいと思います。
つまり、犬にしてみれば、何か指示を出して貰えることが嬉しくなるのです。

尊敬している上司に叱られると心に響きますが、頼りない上司や信頼していない上司に叱られても心に響かないので、右から左で反省もしません。
頼れない上司の言う事は信用できませんし、自分が上に立つべきだと考えるかもしれません。

とても頭の良い犬やリーダー気質な犬は、のし上がって自分が上位になろうと考えます。
そうでない犬も飼い主が頼りない、信頼できない安心出来ないと考えた時、自分が上に立つべきだと勘違いしてしまいます。

それは犬にとってとても不幸なことです。
あんなに小さな体で、家族みんなを守らないといけないのですから。
逆に、大きな体の犬はその力で家族を守ろうとするので、そうなると家族以外の人に対してとても危険です。
自分が信頼し頼れる人物像を考えたとき、自分は犬にそれが出来ているかを考えて見てください。

あなたは愛犬に対して、機嫌をうかがったり、犬に振り回されたり、気分で怒ったりしていませんか?
犬達は全て見ていますよ。

まとめ

私の考える人と犬の関係は、『教える立場』と『従う立場』にあります。
また、親と子、先生と生徒、上司と部下の間には信頼と尊敬と安心感そして愛が必要だと考えています。
犬と人の関係もまさにそうではないでしょうか。

具体的な対策は色々あると思いますし、その子その子によってやり方は様々で一概には言えませんが、ですが大まかなイメージを持つことで自分の態度や接し方は変えられます。
自分の考える良い親、先生、上司とはどんなものか考え、それになれているか自分を振り返ってみると、良い関係が見えてくるかもしれませんよ。

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