室内でのマナー
①家庭でのマナー(トイレトレーニング)
家庭でのマナーで、一番必要なのはトイレトレーニングではないでしょうか。所かまわず排泄してるようでは、飼い主がストレスなく暮らすことはできません。子犬の頃からしっかり躾けておきたい事の1つです。
犬がトイレを認識しやすいように、トレーを使ったりトイレの周りを囲うのも良いでしょう。
もし粗相をしても叱ったり騒いだりせずに黙って片付ける事が大切です。
②家でのお留守番
共働きや一人暮らしの場合、犬に留守番をしてもらわないといけません。
犬は本来、群れで生活する動物なので一人で居る事は厳しい状況です。しかし人と暮らす上では必要な事なので、上手に留守番できるようになってもらいましょう。
最初のうちは短い時間のお留守番で「飼い主が出掛けてしまっても直ぐに戻ってくる」と覚えさせます。短い時間の留守番に慣れたら徐々に時間を長くしましょう。
留守番させる前に声をかけたり、決まった行動をすると「これから留守番させられる」と犬が覚えてしまうので、出掛ける前は普段どおりに接したほうが良いでしょう。
外出時のマナー
③人への社会化
飼い主以外の人と全くコミュニケーションが取れないようでは困ってしまいます。中には飼い主以外に触れられるのを嫌がる犬もいます。そうなると病院での診察もできないし、何か合ったとき大変です。
小さい頃からたくさんの人に会う事が重要です。1歳までに100人の人に触ってもらうと良いと書いてあるしつけ本もあります。100人はオーバーかもしれませんが、できるだけたくさんの人に会うことで人見知りのない子に育ちます。
④犬への社会化
お散歩中、他の犬に会った時に吠え立てるようでは他の人にも迷惑がかかってしまいます。
犬の社会化は1ヶ月~3ヶ月の頃に経験が重要になってきます。しかし、この時期はワクチンも未接種の場合が多いので散歩させる飼い主さんは少ないでしょう。散歩とまではいかなくても、抱っこした状態で外へ連れ出し、他の犬を見せたりするのはとても有効です。
覚えておきたい基本のしつけ
⑤「オスワリ」「静かに」の号令
躾の基本のコマンドです。犬に落ち着いて欲しいとき、「オスワリ」「静かに」を覚えておけば安心ですね。
家族で犬を飼っている場合、全員が同じ言葉で教える事が重要です。人によって言い方が変わると、犬も混乱してしまうので家族で相談して同じ言葉を使うようにしましょう。
⑥咬みつきの抑制
犬が物を噛むのは人が手を使うのと同じです。しかし人と暮らす上では噛んではいけない物もたくさんありますし、他の人に噛み付いてケガをさせてからでは大変です。しっかり小さい頃から教えましょう。
噛んでも良い物を与え、それ以外を噛んだときは「ダメ」「NO」など言葉で教えましょう。体罰で教えると、犬が攻撃に出る事があります。信頼関係も崩れてしまうので、しつけに体罰は不要です。
まとめ
犬との暮らしはとても豊かで楽しいものです。そして大切な家族の一員でもある犬に、人と暮らす上でのマナーをしっかり教えるのは飼い主の責任でもあります。犬も飼い主も心地よい幸せな生活を送りたいものですね。