室内犬にとってお部屋とは?
愛犬の平均寿命が過去最高という現代、室内で犬を飼うことが主流となってきた背景がおおいに関係しているでしょう。
室内で飼うと何が良いのか。
- 愛犬の異変に気づきやすい
- 気温の差が激しすぎず、体にかかる負担が低い
- 他者から危害を受ける可能性が低い
- 犬は縄張り意識の強い動物なので、外飼いでは車の通る音や歩行者、猫や鳥などの他の動物の気配等に常に警戒し、気が休まらずストレスを抱える
ですが、安全といわれる室内にも犬にとっては危険なものがいっぱい!!
愛犬が体も心も休まるお部屋とはいったいどんなお部屋なんでしょうか?
①安全なお部屋を作る
それでは場所ごとに見ていきましょう。
キッチン
犬にとっては毒となる玉ねぎやネギなどの切り屑が床に落ちていたりしていたら大変!
またゴミ箱はしっかり蓋がされているでしょうか?匂いを嗅ぎ付けて、荒らしてしまうかもしれません。
キッチンの入り口にバリケードをつけるなど、対策をたてましょう。
我が家でも簡単なものではありますが、突っ張り棒で簡易バリケードを作っていたことがあります。
リビング
コンセントなど電気系統にオシッコをかけてしまうと火事の原因になります。
また、愛犬の届くところに危険なものは置いてありませんか?
テーブルの上のティッシュなんかも格好のおもちゃにされてしまいます。もし口に入ると、窒息の恐れも。
口に入るような小さなもの、またすぐ噛み砕けてしまうものは隠してしまいましょう。
トイレ
トイレの水を飲んでしまったり、便器に転落してはまってしまうかもしれません。
トイレの蓋は必ず閉めましょう。
浴室
浴室もトイレと同じく水場です。なるべく入らせないようにしましょう。
犬かきという言葉があるくらいなので、犬は泳げるとお思いの方が多いかもしれませんが、我が家のフレンチブルドッグは泳げません(涙)以前、かなり浅めの海(砂浜)で溺れかけました…。そういう子もいるんだと反省しました…。
子供部屋
ここにも楽しい(危険な)誘惑がたくさんあります。
子供の食べ残したスナック菓子、小さな部品のおもちゃ、鉛筆、消しゴムなど犬にとっては魅力的です。
②愛犬の居場所を作る
前述したように犬は縄張り意識が強い動物です。
例えば家中どこへでも自由に行き来できるフリー状態ですと、”この家は自分が守らなくては”と張り切るようになり、少しの物音で吠えて威嚇したり、愛犬自身も落ち着かないそうです。
そこで、ある程度サークルなどを使って自由を制限してあげると、”ああ、自分はこの範囲だけを守っていればいいんだな”と気づくことができ、落ち着いて休むことが出来るようになります。
もちろん主従関係がしっかりとしつけされた愛犬なら、”この家を守るのは主人であって自分ではない”ということを理解できているので、フリー状態でもちゃんとリラックスできるでしょう。
では、愛犬が好むお部屋とは具体的にどんなお部屋でしょうか。
犬はふかふかのベッドが大好き!!
ベッドは抜け毛や食べ物のカスやよだれで汚れやすいところなので、清潔で洗いやすいものがいいですよね。
寝床を清潔にしていると愛犬の皮膚トラブルも減ります。
天気の良い日にはクッションを干してコロコロをかけて、上からかけている毛布やタオルも洗って手入れをしてあげましょう。
トイレサイズ
よくウンチをはみ出してする子がいますが、原因として考えられるのは「自分がいざしようとしているペットシーツがオシッコや何かで汚れている」または「そもそもトイレのサイズが体の大きさに合っていない」この2点です。
犬はクルクル回りながらウンチを出す位置を決めています。回る際に体がはみ出さないくらいの大きさのペットシーツが望ましいです。
実は我が家もトイレは悩んだのですが、かなり大きいサイズにして確実に成功するようになりました。
室内温度
フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は暑さにとても弱いです。
エアコンは確実に必要となるでしょう。
温度設定は一つの目安として、自分自らがウールのジャケットを一枚羽織ってみて適温と感じる温度がいいと思います。我が家では夏は常に28度設定でフル稼働でした。
冬は潜ったり離れたり自分で調整できる毛布などを用意してあげるのが良いでしょう。
また、水はいつでも飲めるようにして、常に清潔な水を用意しましょう。
まとめ
可愛い愛犬との生活は刺激でいっぱいです。
巷にはいろんなグッズがあり、あれも試してみたいこれも試してみたいと思っては気になるものが多すぎて、すぐにお金も飛んでいくので、似たようなものを探したり時には作ってみたりして楽しんでいます。
初めからその子に合ったものを見つけるのは難しいと思いますが、飼い主様と愛犬が一緒になってお部屋作りをアップグレードしていったら、きっと愛犬にとって最高のお部屋が出来上がることでしょう。
我が家もまだまだ楽しもうと思います。