犬が自分のしっぽを追いかけて回る心理3選!実は病気が隠されていることも?

犬が自分のしっぽを追いかけて回る心理3選!実は病気が隠されていることも?

あなたの犬はしっぽを追いかけますか?この問いかけに「いいえ」と答えた方でも、その行動はある日突然やってくるかもしれません。慌てず対処をするために、今回はしっぽを追いかけて回る行動の心理を紹介します。病気の可能性についても解説するので参考にしてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

しっぽの種類

パピヨンソロ

犬のしっぽの形は実に様々です。

柴犬など和犬に多い「巻き尾」、パピヨンのふさふさとした「リス尾」、チワワに見られる「鎌尾」、パグのようにくるくると丸まった「スクリューテイル」などがあり、全部で14種類ほどのタイプに分けられていると言われています。

中にはオールドイングリッシュ・シープドッグの「ボブテイル」のように進化の過程により先天的にしっぽが無い(または極端に短いと表現される)犬もいます。

しっぽの役割

喜ぶビーグル

次に、しっぽの役割を簡単に見ていきましょう。

  • 感情表現(尻尾の動きなどで喜怒哀楽を表す)
  • バランスをとる(歩く、走る、泳ぐ、体を伸ばすときなど)
  • 保温(寒いときは鼻を温めるようにしっぽで覆い、丸まることが多い)
  • 虫よけ(屋外や虫の多い場所では、しっぽを振ることで虫が寄ってくるのを防ぐ)

しっぽを追いかけまわす心理3選

尻尾を追いかけるジャック

1.ストレス

犬が常に同じ行動をする”常同障害”という症状。しっぽを繰り返し追いかけまわす行動も、そのひとつと言われています。

常同障害を発症した場合、自分のしっぽに噛みついたり、出血するのもお構いなしでしっぽを追い続けたりなど、とにかくしっぽを追いかけることに対して強い執着心を持つようになります。

引き金は過度のストレスとされていますが、他にも様々な要因が重なっていることが多いので、ひどくなる前に気づいて対処したいですね。

2.あそび

特に子犬の場合、単純に遊びの一環として自分のしっぽを追いかける様子が見られます。まだ自分のしっぽの存在をそれほど認識していない子犬に見られる行動のひとつで、しっぽが視界に入ると正体を確かめようとして追いかけるようです。

これは成長と共に見られなくなりますから、嚙みすぎて傷がつくなどが無ければ、成長の過程と捉えても良いでしょう。(ただし、この際に人がほめたり喜びすぎたりすると、子犬は良い行動なのだと勘違いしてしまいますのでほどほどに。)

3. 痛み、かゆみ

こちらは心理というよりも追いかけまわす原因です。しっぽに痛みやかゆみなど気になる症状があるとしっぽを追いかけることがあります。

一見しっぽを追いかけているようでも、実は陰部や睾丸に痛みやかゆみを感じていることも。また、肛門腺が溜まっているなど肛門周囲の違和感がある際も、同じようにおしりを追います。

そのような場合はしっぽだけではなく、合わせて陰部や睾丸、肛門周囲にも異常がないかチェックが必要です。

こんな行動にご用心

診察するラブラドール

「しっぽを追いかけまわすのは、少し程度なら気にしなくていいと聞くけど、どのくらいを目安にしたらいいの?」とおっしゃる飼い主が多いものです。

確かにそのとおりです。行動を見張ったり、いちいち制御したりなどでは、飼い主も犬も逆にストレスの原因になってしまうかもしれませんものね。そんなときは以下を目安にしてみてください。

複数当てはまる場合やひとつの行動でも回数が増えた場合は、動物病院で診察を受けることが必要かもしれません。その際、しっぽを追いかけまわす動画を撮影して持参すると、獣医さんに様子を伝えやすくなるためおススメです。

≪例≫

  • 5分以上続けている
  • 飼い主さんが制止してもやめない
  • しっぽの毛量が減っている、しっぽから出血している
  • しっぽに対して唸る、歯をむくなどの威嚇行動をとる

どんな病名が考えられるの?

獣医師とプードル

しっぽに関係する病気、疾患には以下のようなものがあるので参考にしてください。

  • 神経ダメージによる、馬尾(ばび)症候群
  • 打ち身、脱臼
  • 踏まれたり、強くぶつけたことによる、骨折
  • 甲状腺機能低下症による、しっぽの異常脱毛
  • てんかんによる、しっぽへの攻撃症状

などなど

まとめ

女性と犬

ときに、「人にもしっぽがあれば、感情を素直に表すことができるのに。」なんて思うことはありませんか?

実は人もお母さんのおなかにいる胎児の時期には、しっぽがついています。妊娠二か月くらいの早い時期になくなりますが、数個のしっぽの骨だけは残り、これが「尾骨」とか「尾てい骨」と呼ばれるものです。

犬は人とちがい言葉がしゃべれないので、その代わりに感情を表現するツールとして、神様が犬にしっぽを残してくれたのかもしれません。

とても大事な機能を持つしっぽは、犬にとって感情や健康のバロメーターでもあります。愛犬をストレスから守り、いつまでも元気にそのしっぽを振り続けてもらいたいですね。

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