ノーリードでもウチの犬は大丈夫...いえ、そんなことはありません!
リードが必要とされる理由
「小さな頃から愛情を注いでしっかり躾をした犬だから、周りに迷惑をかけることなんて有り得ない」
「ウチの子は小さくて可愛らしいから、みんな可愛がってくれるの」
どんなにしっかり躾をされた子でも、一歩外へ出れば勝手知ったる家族や家にいるのとは訳が違います。
周りは当然見知らぬ人ばかり、当然車も自転車も通ります。
突然のクラクション、車の発進音、地上以外では空には飛行機の騒音もあり、場所によっては不意に野生の生物が目の前に飛び出してくる場合もあるでしょう。
食べてはいけないもの、触れてはいけないものが鼻先に落ちているかもしれません。
そのわんちゃんがどうであれ、犬が大嫌いな人、何よりも犬が苦手という人が通りかかることもあります。
そんな中をお散歩するのに、『ノーリード』=『飼い犬が自分の管理下にない状態』で歩くことができますか?
誰にも何にも迷惑をかけず、同時に飼い犬も100%安全と言い切れるのでしょうか?
周囲の人に迷惑をかけない以外にも、そういった危険な状態から可能な限り飼い犬を守るためにも、公共の場を歩く時にはリードが必要とされるのです。
リードの種類
すでにご存知の方も多いかとは思いますが、首輪や胴輪同様に、リードにもたくさんの種類があります。
単におしゃれでかわいいものはもちろんですが、犬のお散歩の仕方や状況、体型、歩き方あるいは歩かせ方などによって使い勝手のよいものを選ぶことができますので、日賦のお散歩を少しでも快適に過ごすためにも、犬と飼い主のお散歩の状況に合ったリードを選ぶようにしましょう。
またリードは日々使うものですので、気づくとボロボロになっていた、金具が壊れていた...ということも多々あります。
いざという時に大切な愛犬をしっかりと繋ぎ止めるためにも、定期的なチェックと早めの買い替えをすることをおすすめします。
筆者の経験から
筆者の飼い犬はミニチュアダックス(名前は『うずら』・♀12歳)なのですが、昨年の夏、その飼い犬もろとも、近くに飼い主のいない状態の大型の犬につきまとわれるという事態に見舞われました。
季節は初夏、すでに気温も高い頃だったので、夜22:00頃に近所を散歩していた時のことです。
ふと気づくと私の後ろを歩くうずらに、私の腰くらいほどもあろうかという体高の大型犬が近寄っていました。
うずらは日頃から吠えたりはしないものの、大きな犬に確実に怯えています。
それに気づいた私は、即座にうずらを抱き上げました。
するとその大型犬は、私のまわりをクルクルとまわるようにしてつきまとい、どうにかしてうずらに鼻先を突きつけようとしてきます。
その仕草と優しい表情から判断するに攻撃性はなさそうでしたが、その代わりに若く元気のいい成犬特有の好奇心と、私とうずらに対して「一緒に遊ぼうよ!」という気持ちが手に取るようにわかるような状態で、かわしてもかわしてもまわりこんでついてくるような状態でした。
私は体の小さなうずらを守るようにして抱きかかえ、その大型犬の飼い主さんの姿を探しましたが、どこにも見当たりません。
当然「ちょっと、この犬の飼い主さーん!」と呼んでも返事がありません。
何人かの人が近くを通りかかりましたが、気に留めてくれる人は誰もおらず。。。
やがてその大型犬も興奮してきたのか、私の二の腕~両肩に前足をかけて後ろ足で立ち上がる状態にまでなってしまい、私の顔面に鼻を突きつけてくるように。正直、これは怖かったです。
犬にしてみれば遊んでいるつもりでも、もし力の加減がわからないような子だったらと思うと今でもゾッとします。
私はうずらに覆いかぶさるようにして抱きかかえながら逃げましたが、その際腹部を引っかかれてしまい、微量ですが出血する傷を負いました。
もちろん、Tシャツを着ているにも関わらず...です。
そのうちに大型犬のほうが諦めたのか、私たちの数歩先を歩いていき離れて行きました。が、数歩歩くごとにこちらを振り返り、名残惜しそうにしています。
その状態から完全に離れるまで待機していたのですが、私たちを諦めて離れていったその大型犬は相変わらず興奮した様子でそこらを走り回り、夜でも交通量の多い車道を自由気ままに渡って道路の向こう側へと消えていきました。
おそらくその大型犬にすれば、悪気はなかったのだと思います。
現に後日、偶然飼い主さんとお散歩しているところを見かけたのですが、落ち着いた様子で飼い主さんと共に歩いており、とてもよく躾をされたお利口な犬のように感じました。
私が出会った時は、ノーリードだったのか脱走していたのかは不明です。
ですが犬が飼い主の管理下にない状態だったことは確実なので、ここまで書けば飼い主の管理下にない状態の犬=ノーリードの犬がどれくらい危険をはらんでいるか、おわかりいただけるのではないでしょうか。
さいごに
あなたにとってどんなに優秀で可愛い犬でも、他の方から見ればただの怖い存在かもしれません。
どんなにしっかり躾をしてあっても、万が一ということはどんな場合にでも起こり得るのです。
交通事故も考えられますし、あなたの見えない所で、野良犬として通報されることも有り得ます。
周りの方に迷惑をかけないというのはもちろんですが、同時に大事な愛犬を不慮の事故など守るためにも、公共の場を歩く時には犬の行動をしっかりと飼い主が管理できるよう、必ずリードをつけるようにしましょう。
ユーザーのコメント
20代 女性 なっちゃん
うちの子はリードが気に入らないと噛みちぎるのでもう何本も変えました。
ボロボロのまま散歩に出るとふとした時にリードが切れてしまいかなり焦ったこともあります。
興奮するとわんちゃん自身自分のテンションを抑えれないところありますから、どれだけおとなしいわんちゃんでもリードは安全のために必要ですね。
40代 女性 まみ
20代 女性 かねごん
40代 女性 ももち
リード=拘束して可哀想という間違った意識を変えない限り、どうしようもないのでしょうか?最近はロングリードで街中や公園を散歩させる方も多く、子どもに飛びかかる、人に噛みつく、歩道から車道に飛び出して跳ねられる等の事故が多々報じられても治らない・・・・悲しいですね。
40代 女性 さくら
愛犬は、目が見えないので匂いを嗅ぐ仕草に注意をして周りが見えていなかった私も悪いのですが、愛犬がきっかけでトラブルが起きて欲しくないので、ハラハラしました。飼い主はおばあさんで、うちは大丈夫みたいな事も話しかけてきて、ノーリードの人はみんなこんな感じなんだろうと思いました。
女性 匿名
湖の周りを散歩中、遠くから走る爪音が聞こえて来たと思ったら、湖で遊んでいたであろうビショ濡れの大型犬がノーリードで愛犬めがけて飛びついて来ました。
大型犬は遊びたそうにしていましたが、ウチの愛犬はビビってしまい声も出さず固まってしまいました。あまりの大型犬の勢いに、慌てて愛犬を抱きかかえて守りましたが、大型犬はビショ濡れの体で何度も飛びついてくるので私の服も濡れており困っていたら、後から飼い主らしき男性がやって来て、私達に「すいませんね!」と軽く謝った後、大型犬を連れて行きました。
ひとまず愛犬を守れたので一安心しましたが、私の服は濡れて、気づかないうちに腕にすり傷ができていました。
本当にノーリードの危険性を身をもって感じましたし、大型犬の飼い主の無責任さに腹が立ちました。
女性 匿名
ウチの犬は散歩大好きで外に連れ出すとヒャッホーイ!な状態になるので、リードは本当に命綱。車道に飛び出しそうになったり、他の犬にケンカを売ったりと、家ではおとなしいのにね。
手綱は絆という言葉が身に染みてます。
自分の要求を通すためなら、飼い主をド突き倒すのも辞さない犬なので、他の人に怪我をさせる可能性も怖い
女性 匿名
大型犬がノーリードで寄ってくるのは攻撃性がなくとも怖いと思います。
確かにそのような方は、うちのこは大丈夫っておっしゃると思います。絶対は絶対にないのに。でも、大型犬より怖くないだけで、圧倒的に小型犬のノーリードの方が多いと思います。吠えるのも噛むのも小型犬の方が数では多いはずです。なのに大型犬は~と言われる事が多く悲しいです。
一部の方を除き、小型犬の飼い主さんよりしつけは厳しくしてあるのにといつも思います。
女性 Ale
女性 匿名
女性 匿名
50代以上 女性 匿名