あなたは小雨の日、愛犬とお散歩に行く?行かない?
筆者が自身のInstagramにて、犬を飼っている方に行った調査「あなたは小雨でも犬の散歩に行く?行かない?」によると、回答者320名中、32%の飼主さんが「行く」と、回答。(回答時期:2021年10月21日~22日)
その理由を聞いてみると、「一日のうちでもっとも楽しみにしている行事だから」。「雨の日も気分転換が必要」。「毛が濡れないように抱っこですけど行きます」。などといった声が聞かれました。
反対に「行かない」とした68%方の理由は「シニアなので体調に影響するとかわいそうだから」。や、「うちの犬は雨だと外へ出たがらないんですよ」。といったものがほとんどでした。
みなさん愛犬の気持ちを大事にしていらっしゃるのだなあ、と、しみじみ感じることのできたアンケート結果になりました。ご協力をくださったみなさまに、改めて感謝を申し上げます。
楽しむためのコツ
それでは、雨の日でも快適にお散歩を楽しむためのコツ3選をご一緒に見てまいりましょう。
その1. アイテム色々
数年前でしょうか。犬の散歩専用アンブレラが発売されました。センセーショナルなビジュアルと豊かな発想で、わたしたち愛犬家を驚かせたものです。これが実用的かどうかは別として、これに限らず犬がどんな天候でも散歩を楽しむための数多くのアイテムがあります。
例えば、便利なのは犬用のレインコート。雨の日は視界が悪いので、反射シールの着いたものを選ぶと良いでしょう。犬の視界を遮らないために、顔周りが透明ビニールで作られたもの、人のアウトドア生地のように撥水効果や速乾機能のある機能性に特化した商品もありますので、売り場をチェックしてみてください。
その2. 思い切って
雨の日だからこそ、いつもとちがう場所へ散歩に行くというのも良いと思いませんか。例えば高架下の濡れないスペースや、ちょっと遠くの室内ドッグランへ行ってみるのも新鮮ではないでしょうか。
雨の日は飼主さんも気分が下がりがちになる方もいらっしゃるでしょう。そんなとき、思い切って外へ出かけ、雨の日ならではの香りや音、情緒を愛犬と味わってみるのも良いかもしれませんよ。
その3. おうちシャンプーとセットに
「濡れるのを覚悟で」というのも一つでしょう。もちろん、寒さ、防風などは除いた日で、比較的体力のある健康な子に限っての話です。そうした子にとっては雨に濡れることよりも、お散歩という日々のルーティンワークを崩すことによるメンタル低下が心配ですね。
外へ行けないことが何よりもストレスになっていそうな気がする。といった場合もあります。そんなときは濡れるのは二の次と割り切り、泥で汚れたら一緒にお風呂に入ればいいんだから、という気持ちで、雨の日のお散歩はシャンプーもセットにしてしまいましょう。飼主さんも愛犬もほかほかサッパリ。良い気持ちになれます。
雨の日のお散歩はここに注意
雨の日の散歩には危険も潜んでいます。例えば以下のようなことです。
- 傘やレインハットで視界が悪くなる
- 車の走行による泥の飛び跳ね
- 不潔な汚水による感染症
- マンホール、滑りやすい道での転倒
勤務時間の関係や用事などご都合もあるでしょうが、なるべく明るい時間の散歩をして、愛犬も飼主さんも安全にお散歩をしたいですね。また、水たまりの水を飲ませるのは伝染病の媒介の可能性もありますので、飲ませないようにお気をつけください。
まとめ
雨の日のお散歩はなにかと持ち物や準備などで大変ですが、ちょっとだけ目線を変えて、雨の日ならではの楽しみ方をエンジョイするのも良い思い出になるものですよ。
ただし、無理は禁物。いわゆる外飼いをしていたような昔の犬たちは雨風に強かったのですが、それは被毛に含まれる油が雨をはじく役目をしていました。その油膜のおかげで、皮膚まで冷たい雨が染みることがなかったのです。しかし、現代の犬たちは違います。
その理由はまた別の機会にお話しするとして、とにかく無理をせずに愛犬の体調とコンディションを最優先にケアし、どうぞ雨のお散歩を楽しまれてください。名作映画「雨に唄えば」の、あのワンシーンのように。