ワンコと暮らしている方のほぼ全員といえるのではないかくらいの割合で起こるトラブルの1つが誤飲です。
どんなに飼い主さんが日頃から気をつけていても、ほんの少し目を離したり油断したりするのを狙ったかのように口に入れてしまおうとします。
そしてそれが躾の途中である仔犬なら尚更ですよね?
我が家の愛犬も、ある程度の年齢に達するまで…実は恥ずかしながら8歳を過ぎた今になっても油断できません。
では、ここでワンコが主に誤飲をしてしまいやすい物を挙げていきます。
よくある誤飲しやすいもの
お菓子のパッケージ
テーブルの上に放置したままのお菓子の入っていたビニール袋を食いちぎって食べてしまいます。
なので食べ終わったら早めにゴミ箱へ捨ててください。
ぬいぐるみの一部
遊んでいる内に目玉の部分にしてるボタンや飾り、食い破って出てきた綿等を飲み込んでしまいます。
なので可能な限りはワンコの入らない場所に隔離するか高い場所へ避難させてください。
焼き鳥の竹串やタバコの吸殻
公園の付近でのポイ捨てが多く、匂いに釣られて口に入れてしまいます。
もし飲み込んでしまったら至急病院へ連れて行って下さい。
次に、もしワンコが誤飲してしまった時にどう対処したら良いか紹介します。
※ただしこれは民間での応急処置です。
誤飲の応急処置方法
塩水で吐き出させる
これは飲み込んだ物が丸い物だったり比較的小さな物だったりする時に行う方法で、4~8キロの小型犬の場合はコップ1杯の水に対し小匙1杯の塩を溶かした物を飲ませて吐き出させます。
白米を潰した物やイモ類を食べさせ下から排出させる
これは物の異他にもチョコやネギ等の中毒性の出る物を食べてしまった場合にも効果が期待できます。
ピンセットで取り出す
これは誤飲した物が目に見える状態で、かつワンコが窒息してる場合のみ行って下さい。でも決して強引にやらないで下さいね。
逆に洗剤や農薬や塩素等の液体の物は吐き出させないで下さい。食道を傷付けてしまいます。
では、誤飲を防ぐにはどうしたら良いでしょうか。
誤飲をさせないために
強く叱る
単純ですが一番大切な事です。
もしワンコが物を口に入れてしまうのを見たら、すぐに口を思い切り開かせて物を取り出します。
例え飲んでしまっていても口から取り出すふりをして下さい。
そしてワンコの顔を両手で挟み、思い切り顔を近付けてから「ダメ!」と大声で叱ります。そしてワンコが目を逸らすまで睨んで下さい。
思い切り引っ張る
散歩の時に物が落ちている場所へ差し掛かったら、リードを短く手繰り寄せ、「〇〇!」と名前を呼びかけて注意を逸らします。
そして少しでも異物に鼻を近付けようとしたらグイッと思い切りリードを引っ張り注意を与えます。
おすすめ誤飲防止グッズ
最後に誤飲を防ぐ為のグッズをご紹介します。
OPPOというメーカーから出ている「クアック」という口輪です。
この商品は素材がシリコンで作られているので従来の口輪のような硬さや重さも無く、またアヒルの様な可愛らしいフォルムをしているので威圧感もありません。
洗浄もできるので清潔に使い続ける事ができますよ♪
番外編
因みに番外編として人の食べ物や自分の糞の“誤食”を止めさせる方法を紹介します。
少々荒っぽいですが実践した方曰く、かなり効果があったそうです。
まずテーブルやキッチンの床に、白米やササミ等のワンコが口にしても大丈夫な物をあえて放置します。
ただし、その全てにタバスコを5倍から10倍薄めた物を振りかけて。
当然ワンコが食べた瞬間に強い刺激が口中に広がるので、これを繰り返せば「人の食べ物は危険だ」と認識して誤食を辞めるそうです。
どんなに躾けても、ワンコは本能的に落ちた物や匂いの気になるものを口に入れてしまいます。
なのでできる限り、私達飼い主が日頃から誤飲をしない環境を作る事を心がけましょう。
ユーザーのコメント
30代 女性 モカ
女性 ともちゃん
「クアック」をつけさせた飼い主さんと初めて出会いました。
治療用グッズには見えず、「クアック」をつけたパピーちゃんのように見える子達が
しきりに愛犬にじゃれてこようとし、その度に愛犬の鼻先をはたく形となり辟易...
ファッションでつけるな!と内心、怒り心頭していたのですが
誤飲防止グッズであったことや、柔らかなゴム製であることを知り、短気な自分をちょっと反省しています。
誤飲については、我が家も本当に悩まされました。
散歩に行き始めた生後4ヶ月頃から2歳近くまでがピークでしたが、コンビニやスーパーでテイクアウトした肉系のお惣菜の残骸、小さな子どもさんが公園で食べたオヤツのカケラ、それらのゴミ、ジュースやコーヒーの空き缶や飲み残しといった人間の食べ物のゴミだけでなく、枯れ葉、他犬の糞(食糞する子でした)、煙草の吸い殻、BB弾等々、数え上げたらキリがないぐらい、道に落ちているもの全ての匂いを嗅ごうとしたり、口にいれようとしました。
対策として徹底したのは、とにかくリードを短く持つこと。
次に愛犬が1歩を踏み出す先にあるものに注視すること。
何か口にしようとしたら、大きな声で「コラ!」と怒鳴ること、顎を掴んで口を開かせてチェックすることです。
周囲には、まるで幼児を叱るように愛犬に接している変な人扱いされていたことと思います。
躾の段階で、場合によっては、「クアック」のようなグッズを利用するのもひとつの手かと思います。偏見があるかもしれませんが、誤食した物によっては命に関わることを思えば、そんなことなんでもないことです。