道路を行ったり来たり
通報・発見
2、3日前から住宅街をウロウロしている犬の通報があり、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws が出動しました。
道路を横断する小さな白いモフモフの姿が。危ないねえ。そのまま駐車している軽トラックの下に入って行った…と思ったら、すぐに出てきて今渡ってきた道路を再び渡って戻って行ってしまいました。なんなの…。
この時、車の中からも犬の首輪がはっきりと見えました。家から迷い出た飼い犬なのか捨てられたのか…。
道路沿いの1件の家に、この子はなぜだか執着しています。あ、角にオシッコかけた…。フェンスの中をのぞいて、入りたそうにしています。
かと思えば、またフラフラと道路を渡って…何かをさがしている様子。
そうか!交尾できる発情期の女の子をさがしているんだ!と、保護団体のリーダーはピンと来たのです。
犬が保護団体の車のすぐ横に渡ってくるという幸運に、すかさず食べ物を与えてこたえます。このチャンスをものにできる?犬は手から直接食べ物を受け取りました。
道路上では危険です。犬を歩道に誘導して、そこでもう少し食べ物を与えながら首輪をしっかりとつかむことができました!そして布リードを取り付けます。
ここでリーダーの男性は犬に近づかず、リードを女性の方に投げて渡します。女性にはなついても男性をこわがる犬が時々いるので、用心して距離を取ったのですね。犬に「バンビーノ」と名前をつけました。
通りかかった郵便配達人が、バンビーノがメスのハスキー犬の回りをうろちょろしているのを見たと教えてくれました。やはりバンビーノ、女の子を追っかけてるのか~。
ケア
病院でボサボサ、ベタベタの体毛をトリミングし、体を洗います。バンビーノ、おとなしいモンです。
その後、バンビーノは去勢手術を受けました。
そして元気な様子のバンビーノに、飼い主が見つかりました!
再会
「ほら、もう来てくれるよ!」何か気づいているのかいないのか、バンビーノはソワソワ。そしてドアを開けるとそこには…!
飼い主さんが見つかるかどうかまだわからないうちに、去勢手術は済まされました。
保護した時の通常の流れですが、再会できた場合、「うちの子」が知らないうちに去勢されていたということになりますね。去勢の決定権は、保護した時点で保護団体にあると考えられているということです。
飼い主さんと再会を果たして、バンビーノの尻尾はグルグルと円を描いて振り切れそうなほど。よかったねえ。
女の子をさがしてフラフラ~っと出て行ってしまったバンビーノ。これからはその可能性は減って、飼い主さんの元にいてくれるでしょう。飼い主さんも気を付けてね!
そうそう、バンビーノの本名は「ルイージ」で、3週間、放浪していたそうです。事故にあうこともなく、再会できて本当によかった。めでたし、めでたし。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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