犬を飼う時は、良いブリーダーから迎えよう!

犬を飼う時は、良いブリーダーから迎えよう!

ブリーダーとは、子犬を産ませて何十万も儲かるいいお仕事!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうお金儲け第一のブリーダーは一部の人だけで、犬の事をしっかり考えているブリーダーもたくさんいるのです。良いブリーダーが儲からない理由、見極め方について書いていきます。

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ブリーディングだけではご飯はたべれない

カメラ目線の子犬

ブリーダーというとどんなイメージをお持ちでしょう?
おそらく、多くの方はとても儲かるお仕事だとお思いかもしれませんね。
単純に、生体価格が約10万円だとして一回の出産で3~5頭の子犬が産まれれば、それだけで30万~50万の利益になると考えられるかもしれません。

良いブリーダーが儲からない理由

しかし実は良いブリーダーさんであるほど利益にならないのです。
なぜ良いブリーダーさんは儲からないのでしょうか?

良いブリーダーは犬に愛情を持っている

良いブリーダーさんは犬をただの商売道具とは思っていません。繁殖させる子にも愛犬同様の愛情を持っています。
そして、
「我が子の良いところを最大限に生かした子犬を産ませたい」
「我が子の子孫を次につなげたい」
「大好きな犬種をより良く存続させたい」
という信念を持っているため、乱雑な繁殖は行わないでしょう。

この信念のもとに繁殖をさせるには、時期や年齢、コンディション、骨格、毛色や毛質、掛け合わせの相性、性格など様々なことに気を使うのです。
そのため定期的なメディカルチェックや、トリミングやグルーミングなどの定期的なお手入れ、良質な食事、愛情たっぷりでストレスの少ない環境、しっかりとしたしつけ等々たくさんたくさん手をかけて育てているのです。

犬を飼ったことのある方ならお分かりかと思いますが、こうして手をかけて育てると、小型犬一頭でもそれなりに出費がかさむものです。
これが大型犬だとさらに出費は大きくなりますし、頭数が増えるごとに出費も倍増ししていきます。当然生き物なのでお休みはありません。
妊娠したら定期的に検診に通うことになりますし、すべての子が無事に産まれるとも限りません。
人間同様、お産は何が起こるかはわからないので、急な手術やその後の療養が必要になることもあるでしょう。

良いブリーダーさんであれば、産まれてからも最低2か月半~3か月は親犬とともに自分のところで過ごさせるでしょう。
繁殖できる時期は数年間の年2回程度で、繁殖適齢期が終わってもこれまで通りに飼育費用はかかりますし、年齢とともに病気のリスクも高くなります。

ここまでで、良いブリーダーさんは出費やお世話にかける時間が多く、利益になりにくいということがお分かり頂けたのではないのでしょうか。

本当の意味での良いブリーダーとは

以上のことから、良いブリーダーさんというのはたくさんの純血統種を産ませたり、チャンピオン犬同士の良い血統の子どもを産ませたりする人のことではなく、愛犬同様に愛情を注ぎ、どんな時も献身的にお世話をしている方であるといえるでしょう。

こんなブリーダーは要注意!

子犬を手づかみ

ここまでは良いブリーダーさんについて書きましたが、逆に注意した方がいいブリーダーさんはどうやって見極めたらいいのでしょう?

儲け主義のブリーダー

犬を商売道具にしか思っていないブリーダーはたくさんいます。
前に記載した繁殖させる際の時期や年齢、コンディション、骨格、毛色や毛質、掛け合わせの相性、性格、定期的なメディカルチェック、トリミングやグルーミングなどの定期的なお手入れ、良質な食事、愛情たっぷりでストレスの少ない環境、しっかりとしたしつけ等々すべて関係なく繁殖させます。
同じ犬種であれば純血統種が産まれるという安易な考えで、適齢期を過ぎた犬でさえ関係ありません。

そして病気になったり繁殖ができなくなった犬はすぐに手放します。
本当に悪質なブリーダーはご飯も死なない程度にしか与えず、常にゲージに閉じ込めっぱなしで糞尿まみれの中、妊娠・出産をさせます。
栄養状態も悪くストレスを常に感じている犬の胎児は、当然順調には育ちませんが、それを「極小サイズ」とうたったり、掛け合わせてはいけないカラーで生まれてきた子を「希少カラー」とうたって高値で販売したりします。
逆に破格で販売されることもあります。

こういうブリーダーさんは当然繁殖現場や親犬を見せることができないので、直接販売はせず、ペットショップに卸すことがほとんどです。

ペットショップの子がみんなそうというわけではありませんが、中にはそういう子もいますので、どういうブリーダーさんから仕入れているのかが分かるペットショップや、店員さんが聞いたことに対してしっかり説明できるショップで購入する方がいいかと思います。

まとめ

このように良いブリーダーと悪いブリーダーではこれほどの差があるのです。
一般的にこのことはあまり知られておらず、知識不足のまま購入しトラブルにあってしまう方が多いのが現状です。
これから犬を飼うという方には、近所のペットショップで一番気に入った子を…ではなくブリーダーの情報についていろいろと調べ、何件か回ってみて欲しいです。

オススメするのは『犬種を3~4犬種に絞って繁殖しいているブリーダー』です。飼いたい犬種専門の犬舎も検索すれば見つかると思います。
そして親犬を見せてくれるブリーダーさんは安心できます。親犬の状態を見れば、愛情を持ってやっているかどうか判断できると思います。
どうしても飼ってからのことを重要視してしまいますが、飼う前の知識も持っているとより良い出会いが待っていることと思います。

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