アプリと連動した新しい健康管理方「Plus Cycle(プラスサイクル)」
活動量計は、われわれ人間の健康維持にとても役立つコンテンツとして、主にアスリートや高齢者などに多く普及し、今では用途もそれぞれです。特に数年前からは、無線通信規格Bluetoothでスマートフォンとデータを共有し、その記録を元に様々な使い方ができることから、リストバンド型など一気にアイテム数も増えました。
睡眠時の状態から消費カロリーの計算、ウォーキング時の異常な心拍といった情報は、体質改善のきっかけや隠れた病気の発見など、医療分野でも大いに役立ちます。このシステムを動物にも活用できるようにと開発されたのが「Plus Cycle」です。実際の使用感や、サーバーからのアドバイスなど「Plus Cycle」の良さをお伝えしていきます。
最先端の医療現場から生まれた「Plus Cycle」
「日本動物高度医療センター」通称:JARMeC(ジャーメック)は、愛犬にもしものことがあった時、最先端の医療設備と高い技術で治療を施す二時診療機関です。今のペット環境は、長寿化により重度な病気や生活習慣病など、愛犬の健康問題を抱える飼い主は増えています。
JARMeCは、高度医療の研修を受けた専門獣医師が集結する、民間では初の農林水産大臣より指定を受けた「小動物臨床研修診療施設」です。「Plus Cycle」は、そんな最先端の動物医療現場から生まれました。
軽さは約9g・・・小型犬にも難なく装着◎
「Plus Cycle」は、小さな円形状のもので、首輪のバックルに装着する仕様になります。わが家の愛犬は2.4キロと小型サイズですが、問題なく装着できています。日頃、首輪をつけていないわんちゃん用には、専用のホルダーが売られており、こちらは紐についた専用ホルダーに「Plus Cycle」を装着し首からぶら下げる仕様です。
紐の素材は肌に優しいコットン100%で、無着色のため色移りの心配もありません。わが家の愛犬には、10mmの首輪に「Plus Cycle」を装着し、基本的にトリミング時と家でのお風呂以外は外しません。
付属の金属ストッパーに「Plus Cycle」本体を取り付け、落下防止や誤飲防止のため、ホルダーの金具を首輪のバックル部にしっかりと引っ掛けます。走り回っても、咥えたぬいぐるみを振り回しても、まったく問題なく使用できています。
専用アプリをダウンロード
ここからが本題!アプリを活用して愛犬の日常を見ていきます。まずは「Plus Cycle」に同梱されているご利用マニュアルのQRコードから「Plus Cycle」公式サイトへアクセスし、専用アプリをダウンロードしていきます。
ダウンロードが完了しましたら、飼い主プロフィールの登録を行うと、仮パスワードが発行され、この仮パスワードを使ってアプリにログインし、愛犬のどうぶつ情報を入力します。あとは「Plus Cycle」のIDを読み取り入力内容の保存をしたら準備完了です!
- 「Plus Cycle」IDはボタン電池挿入部に記載されています。
- アプリにIDを読み取った際は、記載されたIDと同じか確認するようにしましょう。
- なかなか読み取れない場合は「Plus Cycle」を振ると読み取れます。
はじめて使用する際は「測定開始の同期」を!
準備ができましたら、アプリ左上のメニューから「CYCLE+と同期」(写真左)を押して1〜2分待ちます。「同期が完了し、測定を開始しました」となりましたら、あとは愛犬に「Plus Cycle」を装着して日常生活を送るだけです。
ここからは活動量計が本領発揮し、様々な情報や分析結果を提示してくれます。尚、アプリの操作中に時々「不正なリクエスト〜」のメッセージがでます。その際は、登録メールアドレスとパスワードで再ログインします。
すぐに元の画面へ戻れるので慌てず操作してください。そのためにも、パスワードは大切に保存しておきましょう!
実際にアプリを活用していきます!
わが家が行うある日のアプリ使用例をご紹介します。まずは朝夕のお散歩・・・それぞれ行くときに「おさんぽ開始」と帰宅時に「終了」を押すだけ。この「押すだけ」は、慣れれば無意識に行えてルーティン化しています。
その後、お散歩の片付けをしている間に「CYCLEを同期」を押すだけ・・・これも同じくルーティン化です。だいたい30秒〜1分くらいで前日後半の同期ができています。また、夜ごはんのあと愛犬が落ち着いたタイミングで同じく同期・・・ここでは日中の活動が同期されます。
あとはその日の「ごきげん・ごはん・うんち」の情報をそれぞれ3段階から選びポチッとするだけです。たったこれだけの作業で、愛犬の健康状態がわかるようになります。
一目瞭然!愛犬のパーソナル情報をグラフ化
「Plus Cycle」は、世界で初めて「ジャンプ」の測定が可能となった動物用活動量計です。3軸加速センサーで活動量を測定し、気圧センサーで縦の動き(ジャンプ)を測定します。グラフ上では、直近1週間の平均値が赤線で表示され、平均値の80%を2日連続で下回ると「活動量低下/ジャンプ数低下アラート」が知らせてくれます。
ちなみにジャンプの測定は、40cm以上で1回のカウントです。わが家の愛犬の場合、軽微の膝疾患があるため、ソファーの脚は外し、あまりジャンプをしないような遊び方をしております。そのため「ジャンプ」のアラートはよく届きます。
グラフを見比べて気づくこと
季節の影響やお留守番の日など「なんとなく元気ない?」という日もありますね。でも、そんなよくある場面が、実は隠れた病気のせいだったら大変です。「Plus Cycle」を使用した慢性肝疾患を有するわんちゃんが、活動量の低下から病院を受信したところ、CRP高値のため即入院となるケースも実際にあったようです。
例えば、上の写真で見ると「かつどう」のグラフでは、活動量が21日にガクンと下がっているのがわかります。同じ日「おやすみ」のグラフを見ると、睡眠時間がその日だけ上がっています。
「なんとなく」だとやり過ごしてしまいますが、グラフで見ると変化が著しくわかり、その先の注意や観察など飼い主の意識も変わります。わが家の場合、この日はトリミングだったので、愛犬のテンションダウンでこのグラフになりました。これもわんちゃんの「あるあるエピソード」ですね。
動物用活動量計「Plus Cycle」総合レビュー!
「Plus Cycle」を知り、実際に活用してみて思うことは、簡単な操作に対してフィードバックされる情報の多さが想像以上だったことです。1日に何回かポチッとするだけで本当に様々なアドバイスが届きます。そして「Plus Cycle」の大きな活用要素は、獣医師とデータの共有ができるという点です。
いざという時、飼い主は慌ててしまいがちですが、データ自体を獣医師とすぐに共有できれば、正確な情報として敏速な対応にも繋がります。現在「Plus Cycle」の対応病院は、北海道から沖縄まで全国にたくさんあります。
もし非対応の病院に通っていても、最近の状態をデータとして獣医師に伝えることもできます。また「Plus Cycle」本体のことや、アプリのことなど、何か困ったことが起きても「プラスサイクルコールセンター」が設置されているので安心です。
まとめ
われわれ人間の場合「ここが痛い・あそこが辛い」と訴えることができますが、話すことのできない動物にとって、それは難しいことです。「Plus Cycle」は、その難しいをいろいろな形で飼い主に伝えてくれるとても便利なコンテンツ。
今の社会は、ICT技術の急速な発展で、生活の質が変わりつつあります。お掃除ロボットや電子化された住宅、そして医療分野もそのひとつです。現在、大学の獣医学部や農学部では、活動量・睡眠・運動器など「Plus Cycle」を使った野生動物の研究が日々なされているようです。
わが家の愛犬はまだ2歳前なので、今のところ大きなトラブルもありませんが、歳を重ねるにつれ心配なこともでてくるでしょう。そんな時、この「Plus Cycle」があれば、きっと慌てず対応できる・・・
今後は、GPSやBluetoothを使った便利なアイテムがどの分野でも増えてくると思います。ぜひ動物用活動量計「Plus Cycle」で、愛犬の新しい健康管理方を試してみてはいかがでしょうか。
動物用活動量計「Plus Cycle」商品情報
サイズ | 27mm×9.1mm(厚みクリップ部除く) |
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重さ | 約9g ※ボタン電池使用で約4ヶ月間の連続使用可能 |
価格 | 「Plus Cycle」犬パッケージ 9,900円(税込) |
価格 | 「Plus Cycle」専用ホルダー(犬用) 1,980円(税込) |
※「Plus Cycle」専用アプリ:無料
<対応機種>
- iPhone:iPhone4s以降iOS8.0以降
- Android:BLE対応機種Android4.4以降
<プラスサイクルコールセンター>
- 電話:03-6680-0881 (平日10:00〜18:00)