ペットホテルにいるときの犬の気持ち
1.置いて行っちゃったの?
はじめてペットホテルに預けられるとき、置いて行っちゃったの?と不安になり、食事もせず、トイレもせず、飼い主さんの迎えを待つことがあります。いつも次の日にはお迎えに来てくれるのに、はじめて数日ペットホテルに預けられた、というときにも、捨てられちゃったの?と、急に不安になってしまうことがあります。食事もトイレも我慢してしまうほど、大きなショックを受けてしまったのでしょう。
2.どうして迎えに来てくれないの?
どんなにお留守番に慣れている犬でも、お留守番する時間は、長くでも8時間から10時間くらいでしょうか。“お留守番”や“待っててね”という言葉も理解しているでしょうから、ペットホテルに預けられている間も、まだかまだかと飼い主さんの迎えを待っています。
しかし、ペットホテルに預けられている時間が長くなればなるほど、どうして迎えに来てくれないの?と、不安になってしまいます。いつもは自宅でお留守番をしているわけですから、ペットホテルという見知らぬ場所だということにも、不安や恐怖を感じています。
いつもは平気な8時間や10時間も、とても長い時間に感じられます。数日ともなれば、不安や恐怖によるストレスは最大になり、もう迎えに来てくれないのかもしれない…と、ショックを受けてしまうでしょう。
3.捨てられちゃったの?
ペットホテルによっては、24時間お世話をしてくれるところもありますし、営業時間を終えると、スタッフさんがみんな帰宅してしまうところもあります。見知らぬ人であっても、人の気配があるだけで、少し安全することができる、という犬もいます。
しかし、営業を終え、誰もいなくなってしまったらどうでしょう。見知らぬ場所に取り残されて、捨てられちゃったの?と感じてしまいます。他にも預けられている犬がいる場合、不安やストレスで鳴きだしてしまう犬もいるでしょうし、みんな捨てられちゃったの?と、さらに不安な気持ちが煽られてしまいます。
不安な夜を眠れずに過ごした犬は、朝になり、スタッフさんが来ると、たとえ見知らぬ相手でも、何だかホッとした気持ちになるのではないでしょうか。
愛犬を安全に預けるためにできること
ペットホテルとは言っても、預け先は様々にあります。ペットホテルとして営業しているところもありますが、トリミングサロン兼ペットホテルというところもあります。動物病院でも宿泊を伴うお預かりが可能なところもあります。
トリミングサロンにペットホテルが併設されている場合
普段から通っているトリミングサロンであれば、愛犬が慣れている(懐いている)スタッフさんもいると思いますので、飼い主さんとしても預けやすいのではないでしょうか。トリミングの間の数時間ですが、預けられることにも慣れている場所ですよね。
動物病院にペットホテルが併設されている場合
かかりつけの動物病院であれば、愛犬の健康のこともよく理解していただけているはずです。持病がある場合や体調を崩してしまったときにも、すぐに対応していただけるという安心感もありますね。動物病院によっては、スタッフさんがみんな帰宅してしまうところもありますし、お世話係りの人が泊まり込みでお世話してくれるところもあります。
はじめてペットホテルに預けるとき
ペットホテルも様々で、その日に出勤しているスタッフさん数人が複数の犬のお世話をするところもありますし、犬一頭に対して専属のスタッフさんが一人ついてくれるところもあります。ペットホテルの選び方によっても、預けられているときの犬の気持ちは大きく変わるのではないでしょうか。
まとめ
ペットホテルにいる時の心理を
- 置いて行っちゃったの?
- どうして迎えに来てくれないの?
- 捨てられちゃったの?
この3つをテーマに考えてみました。私たちが想像する以上の不安や恐怖を感じながら過ごしているかもしれません。全ての犬が、他人に預けられる可能性がある!と言っても過言ではありません。旅行や出張へ行くことはなくても、ケガや病気で入院しなければならない日があるかもしれません。万が一のために、愛犬を預けるときのことを考え、情報を得たり、準備をしておくと良いのではないでしょうか。