1.元気がないフリ
愛犬の名前を呼んでも反応がなく、ひっそり小さく丸くなっていると心配になってしまいますよね。飼い主さんが心配して近付いてみると、なんとお腹を見せてしっぽを振るという豹変を見せることがあります。
犬が仮病を使う?!
これはいわゆる「仮病」のようなもので、こうすると飼い主さんが心配してくれたり自分に注目してくれたりすると思って行っていることが多いようです。以前本当に具合が悪かったときに飼い主さんが優しくしてくれたということや、同居のわんちゃんが具合が悪い時に飼い主さんが構ってあげていたということを覚えていて「こうすると飼い主さんが自分に注目してくれるぞ」と思っている可能性があります。
我が家の愛犬も時々、いつもは居ない洗面所のマットの上にいることがあり心配しましたが、どうやらこれも私の気を引きたいときに行いがちなようです。中にはわざと足を引きずってケガを装うという名演技を見せるわんちゃんも!
人間の仮病との違い
人間の場合の仮病は、病気を装うことでひっそり休息を取りたいという気持ちで行いますよね。しかし犬の場合の仮病は少し違って、休息を取りたいわけではなく「飼い主さんに構ってほしい」という気持ちで行うことが多いと考えられます。
2.口にくわえてないフリ
犬は食にとてもアグレッシブな子が多いので、拾い食いの癖に手を焼いてしまうこともありますよね。また、食べ物以外でもお菓子のビニール包装や道に落ちている松ぼっくりなどの気になったものを口に入れてしまうこともあります。そのように愛犬が食べてはいけないものを口の中に入れたとき、愛犬のお口を開けて取り出しますよね。
しかし、愛犬としても「絶対に食べたい」「放したくない」と強く思っているときには結構ガンコに抵抗を見せることもあります。その際に「何も口に入ってませんけど?」というかのように、口にくわえていないフリを見せることもあります。
後ろめたい気持ちや「取られたくないなぁ」と思っているときには、愛犬の黒目と白目が両方見えている「くじら目」になることも多く、その何とも言えない目の表情にクスッとしてしまいます。
3.食べていないフリ
犬は食べることが大好きな子が多く、「食べられるときに食べておく」という野生の本能から満腹をあまり感じません。さっきごはんを食べたばかりなのに、違うご家族に「ごはんはまだですか?」とアピールする、ちゃっかりした子も多くいます。
1日分のドライフードは2回に分けて与えることが多いのですが、食べることが大好きな子の場合は1日分の量をいっぺんに食べてしまうことができますので、食べていないフリには要注意ですね。
4.わざとごはんを食べない
愛犬にごはんを差し出しても口を付けないことがあります。これは特に、その後に飼い主さんが「トッピング」をしてくれると思っている場合に多いです。ドライフードはウェットフードや茹でたササミなどよりも水分量が低く香りが立ちません。犬は匂いで食欲をかき立てられるため、香りが立ちやすいウェットフードや茹でた食材などの方が「おいしそう」と感じやすいのです。
フードに口を付けなければ飼い主さんんがトッピングを追加してくれると知っているわんちゃんの場合、用意してもらったごはんを食べようとしないことがあります。これが癖付いてしまうとトッピングなしではごはんを食べなくなってしまうおそれがありますので、まずは基本に与えているフードを食べてもらうようにしましょう。
まとめ
今回は、犬が飼い主さんに見せるちゃっかりした行動についてご紹介いたしました。嘘をつくと言ったら少し大げさになりますが、犬も飼い主さんに自分を装うことがあります。犬の行動は「それをした方がメリットがあるから」という理由であることがほとんどであるため、より良い結果を求めるためにわざとする行動があるのです。飼い主さんとしては、その純粋な願望にクスッとしてしまう瞬間でもありまあすね。