犬の疲れたサイン6選
犬は言葉が話せないので「もう疲れたよ~」という気持ちを行動で示します。その仕草の中には、とても疲れたようには見えないものも・・・。ここではそんな、犬の疲れたサイン6選をご紹介していきます。
1.舌を出して息をする
犬が走り回ったあとや暑い夏によく見せるのが、舌をだらんと出して息をする仕草です。これは見たままの通り「とっても疲れたよ!」という、動物ならではの行動です。
別名「パンティング」という呼吸を速めて体温調節をする行動ですが、呼吸とともに喘ぎ声を出したり、いつまでも荒い呼吸を続けたりするときは要注意。大きな恐怖を感じていたり、熱中症や何らかの病気を起こしたりしていることがあります。異変を感じたら早急に獣医師に相談をしてください。
2.後ろ足を伸ばして伏せをする
散歩中に急に伏せをし、さらに後ろ足をだら~んと伸ばすことはないでしょうか?さも「もう疲れた~」と言わんばかりの姿ですが、暑い夏によく見られる光景ですね。
地面にお腹をペタッとくっつけているのは、クールダウンしている行動です。家の中でこの行動を見せるときはリラックス状態であることが多いですが、飼い主さんのすぐそばで見せるときは「疲れたよ~」と訴えているサインです。
3.あくびをする
犬が「ふわ~」とあくびを見せるときも、実は疲れたときのサインです。眠いのかな?と思わせる仕草ですが、犬はストレスを感じるとあくびを見せることがよくあります。
もし愛犬のあくびが目に付くときは、気分が乗らないのかな?ストレスがあるのかな?と気にかけてあげてください。
4.急に座り込む
のんびり屋さんなワンちゃんに見られるのが、散歩中に急に立ち止まり、さらに座り込む姿です。これもわかりやすい疲れたよ!というサインです。
散歩好きなワンちゃんなら「まだ帰りたくないよ~」とばかりに座り込むこともありますが、年齢とともにふいに座り込むことも増えていくでしょう。そんなときは一緒に休憩をしてあげてくださいね。
5.鼻先をなめる
愛犬がペロッと鼻先をなめるしぐさを見せるときも、「あ~疲れた」とサインを出しているのかもしれません。犬はストレスや緊張を感じると、鼻先をなめて自身を落ち着かせようとすることがあります。
肉体的というより精神的な疲れですが、心の疲れを見逃さないことも飼い主としては大切。目に留まるほど鼻先をペロペロするときは、注意深く見守ってみてください。
6.寝る時間が増える
犬も人間と同じように、疲れているときは睡眠をして疲労回復を行います。まだ体力が少ない子犬もそうですが、老犬になるにつれて睡眠時間は伸びていくでしょう。
犬が疲れやすくなる2つの原因
愛犬が寝てばかりいたり、散歩ですぐに疲れたサインを見せたりするのは何らかの原因が隠れています。ただの老化と思わず、じっくりと観察をして原因を突き止めていきましょう。
1.体調がよくない
愛犬が疲れているように見える、散歩に行きたがらないときは体調不良が起きているのかもしれません。貧血や食欲低下が起きてしまう内臓の病気を患っている可能性もあるので、早めに獣医師へ相談をしましょう。
2.ケガや痛みを感じている
歩きたがらなかったり、ペースダウンしたりしているときはケガをしていないかボディチェックをしてください。肉球にケガを負っていたり、小石が挟まっていたりするようなケースもあります。
見た目ではわかりにくいのが、椎間板ヘルニアのような痛みを感じる病を患っているときです。早期発見できるよう、愛犬へのマッサージはこまめに行っておきましょう。
まとめ
犬は人間のように「疲れた」とは言えないので、ぜひ疲れたときのサインを見逃さないようにしましょう。毎日観察することで病気を早期発見できるようになり、愛犬の健康を守ることができます。