犬が危険を察知したときに取る行動
1. 吠える・うなる
まずは1つ目、「吠える・うなる」の行動です。数回続けて「ワンワンワン」と吠えることが多く、警戒吠えとも呼ばれます。威嚇するかのように、低い声で「ヴーッ」とうなることもあります。
2. 耳をピンと立てる
2つ目の行動は「耳をピンと立てる」です。シチュエーションによって若干意味合いが変わってきますが、緊張していたり集中しているときによく見られる動きです。
垂れ耳の犬種の場合、変化が少し分かりにくいかもしれませんが、耳全体が持ち上がっているように見えたら、耳を立てるしぐさと類似している状態と捉えていただいて良いでしょう。
3. 隠れる
3つ目は「隠れる」行動です。初めて行く場所、初めて見る人…身近なもので例えると、新しいおもちゃであっても、見慣れければ不安を感じると思います。
他にも大きな音が聞こえたり、怖い思いをしたりして危険と判断した場合、物陰に隠れてひっそりと身を潜めます。
4. 固まって動かない
続いて4つ目の行動は「固まって動かない」です。意図的に動かないというよりは、動けない、と言った方が表現としては近いかもしれません。
恐怖のあまり立ちすくむ、だと伝わりやすいでしょうか。筆者の愛犬たちは、動物病院に行くと大体この状態になります。
5. 逃げる
最後5つ目は「逃げる」行動です。臆病な性格の犬に見られる行動となり、パニック状態になっている可能性も考えられます。
一目散に逃げる足の速さは想像以上に速く、人間が必死に追いかけても追いつけない程です。
外だけじゃない、室内に潜む危険
転落事故に気を付けよう
室内は外と比べると安全なように思えますが、「転落事故」の危険性を孕んでいます。犬にとって、高いところからの落下は大怪我を負うリスクがあるのです。
- 階段
- ソファやベッド
- 玄関 など
人間にとってはたった少しの段差でも、小型犬からすると、かなりの高さに相当します。ステップやスロープを置いて段差を少なくする工夫が大切です。
まだまだある!犬の不思議を解明
立ち耳の犬は音に敏感?
犬の耳の形にはいくつか種類がありますが、代表的な形は「立ち耳」と「垂れ耳」です。耳の形による聴覚の違いはほとんどないそうですが、立ち耳の犬種の方が音に敏感なのではないか、という説もあります。
下記は立ち耳の犬種の一例です。
- ジャーマンシェパードドッグ
- 柴犬
- 秋田犬
- 日本スピッツ
- フレンチブルドッグ など
立ち耳の中でも耳の形が分かれており、先が尖って三角形になっている犬種と、丸みのある形になっている犬種がいます。
犬は地震を予知できる…?
犬を始めとして、動物には予知能力があるのではないか、といったお話を聞いたことはありますでしょうか。実際、過去大きな地震が起きた際は地震の前に動物たちの異常行動が見られたそうです。
- 震えが止まらず、怯えている
- 興奮して吠え続けている
- 落ち着きがなく、家の中を走り回る など
地盤に歪みが生じたときに、強力な電磁波が発生し、それがノイズとなって聞こえると言われています。人間には聞き取ることができない音なので、聴力の良い動物ならではの能力ですね。
まとめ
愛犬にリラックスして貰うには、飼い主さんとのスキンシップが効果的です。危険を感じたときの犬は、興奮しており攻撃的になっている場合があります。
犬の気持ちをリラックスさせ、周りに危害を与えないよう、注意して見守りましょう。