ネガティブな性格の犬には、こんな特徴があります!
1.飼い主さんの外出を引きとめようとする
ネガティブな性格の犬は、飼い主さんが外出しようとしていることがわかると、引きとめようと必死になることがあります。家にひとり置いて行かれ、飼い主さんはこのまま帰って来ないのではないか、というネガティブな思考を持っているからです。部屋を移動する飼い主さんの後をついて回ったり、足首を甘噛みして行かせまいとしたり、わざと粗相をするなどし、「行かないで!」と、自分の存在をアピールすることがあります。
2.常に飼い主さんのご機嫌をうかがっている
ネガティブな性格の犬は、自分が起こす行動に対して、飼い主さんはどんな反応をするだろうか、機嫌を悪くさせてしまうのではないだろうか、叱られてしまうのではないだろうかと、常に飼い主さんのご機嫌をうかがっています。自分の行動に対して、自信を持つことができないからです。
3.すぐに諦めてしまう
ネガティブな性格の犬は、何か行動を起こしたとき、たった一度の失敗にも悲観的になり、すぐに諦めてしまうことがあります。たとえば、アジリティに挑戦し、ジャンプに失敗し、躓いて転んでしまったとき。「どうせ出来っこないんだ…」と悲観的になり、せっかく興味を持ったアジリティなのに、アジリティそのものへの興味が薄れてしまうことがあります。嫌な経験だとして記憶されてしまうことで、二度とチャレンジすることができなくなってしまうかもしれません。
4.警戒心を解くことができない
ネガティブな性格の犬は、他の犬や人への警戒心が強く、なかなか警戒心を解くことができません。一生涯、飼い主さんや家族や同居する犬とだけ交流を持ち、他の犬や人との関りを持ちたくないとすることがあります。唸るわけでも吠えるわけでもなく、攻撃するわけでもありません。近づくこともせず、目を合わせることもせず、訪問者があれば、家のどこかに隠れ、姿を見せないことがあります。
ネガティブな性格をポジティブな性格に近づけてあげる方法
犬が自分で考えて行動できるようにする
犬の安全を守るためには、基本的なしつけを行い、飼い主さんの指示に従って行動することが必要です。しかし、ポジティブな犬は、自分で考え、判断し、行動することができます。
一方で、ネガティブな犬は、飼い主さんの指示がなければ行動することができません。もし、そばに飼い主さんがいないとき、自分で考え、判断し、行動することができないネガティブな性格なのであれば、命を落としてしまうことだってあるかもしれません。犬が自分で考えて行動できるように、時には犬に判断を任せてみると良いです。
お散歩を利用してみましょう
簡単なことであれば、たとえば、お散歩のとき、「あっちへ行く?」「こっちへ行く?」「それとも向こうが良い?」など、いくつかの選択肢を与えます。そして、犬に考えさせ、犬に判断させ、犬に進む方向を選ばせる、という方法があります。そして、犬が自分で考え、判断し、行動することができたことを、思いっきり褒めてあげてください。大袈裟なくらいに褒めてあげると、犬は少しずつ自信を持つようになり、ネガティブな思考へと切り替えることができる可能性があります。
もちろん、間違った判断や選択をしてしまったとき、間違った行動を起こしてしまったときには、間違いを正し、叱ってあげる必要もあります。
まとめ
ネガティブな性格の犬には、
- 飼い主さんの外出を引きとめようとする
- 常に飼い主さんのご機嫌をうかがっている
- すぐに諦めてしまう
- 警戒心を解くことができない
などの特徴がみられることがあります。自信のなさが、ネガティブな思考を持つ原因であることがほとんどです。ネガティブな性格をポジティブな性格に近づけてあげる方法についても、ネガティブな性格の愛犬に自信を持ってもらうために、ぜひお役立てください。