愛犬の要求を聞きすぎてしまうとこうなります!
1.反抗的な態度をとるようになる
本当は、叱ってあげなければならなかった場面で、愛犬の要求を聞きすぎてしまった結果、反抗的な態度をとるようになってしまうことがあります。たとえば、おやつが入った袋にイタズラをしてしまったときは、叱ってあげるのが正解ですよね。しかし、“はいはい、おやつがほしいのね。”と、要求に応えておやつを与えてしまうと、わがままはエスカレートしてしまいます。
再び、おやつが入った袋にイタズラをし、いざ叱ろうとしても、反抗的な態度をとり、“どうして叱られなければならないの!”と、逆切れされてしまうかもしれません。
2.ごはんを食べなくなる
ごはんを食べなくなってしまい、病気かもしれない…と、病院へ急いだけれど、原因がわからなかった、という経験をお持ちの飼い主さんは意外と多いものです。明らかに元気がなかったり、身体を痛がったり、嘔吐や下痢などの症状があるようであれば、体調不良や病気が原因である可能性は高いです。しかし、こんなことがあります。“ごはんは全く食べないけれど、おやつや人間の食べ物であれば食べる。”ということです。
愛犬の要求を聞きすぎてしまった結果、好きなものしか食べなくなってしまったのでしょう。ごはんが気に入らないというよりは、ごはんよりも美味しいおやつや人間の食べ物を知ってしまった、ということです。香りが強い食べ物、味が濃い食べ物は、犬だって大好きです。おやつを要求されても、ごはんをしっかり食べ終わるまでは与えないようにしてみてください。解決できる可能性があります。
3.飼い主さんの物を自分の物にするようになる
靴下やスリッパなど、飼い主さんの物をほしがることはありませんか?おもちゃ代わりに遊んでしまったり、噛みちぎってボロボロにしてしまうことはありませんか?飼い主さんの物をほしがるからといって、与えてしまっては後悔することになるかもしれません。与えられたおもちゃがあるにも関わらず、飼い主さんの物を何でも自分の物にしようとする場合、誤飲やケガや事故の原因になってしまいやすいです。
窒息や腸閉塞など、命に関わるかもしれません。飼い主さんが大切にしている物を壊してしまうことだってあります。取り返そうとすると怒り、手に噛みついてしまうことだってあります。
4.安全にお散歩することができない
お散歩のとき、愛犬の要求を聞きすぎてしまった結果、安全にお散歩することができなくなってしまうことがあります。わがまま放題にリードを引っ張ったり、止まれの指示に従うことができずに車道に飛び出しそうになってしまったり、すれ違う他の犬や人に吠えたり飛びかかろうとするなどです。
お散歩のとき、飼い主さんに従って歩くことができない犬は、交通事故に遭ってしまいやすいです。すれ違う他の犬や人に危害を加えてしまいやすいです。いきなりリードを強く引っ張り、飼い主さんが転倒して手首を骨折してしまった、ということが実際に起きています。愛犬と自分自身の安全を守るために、そして、周りに迷惑をかけてしまわないためにも、お散歩のときのわがままは改善するべきです。
まとめ
犬の要求を聞きすぎる飼い主さんが陥りがちなことには、
- 反抗的な態度をとるようになる
- ごはんを食べなくなる
- 飼い主さんの物を自分の物にするようになる
- 安全にお散歩することができない
などがあります。愛犬と飼い主さんのどちらも快適に安全に暮らすことができなくなってしまう可能性が高いです。かわいい愛犬のわがままを聞いてあげたくなる気持ちはとてもよくわかるのですが、「聞いてもよい要求」と「聞いてはいけない要求」を見極めなければなりません。また、おやつがほしい!という要求など、聞いてもよいけれど、「聞きすぎには要注意!」な要求についても考えなければなりません。