ワンちゃんは寝る際に安心して眠れるという条件のもと寝場所を決めます。
そして、寝場所を決めていざ眠ると色々な体勢で眠ります。
人間も寝る際に色々な体勢で寝ますね。
それでは今回は、様々な体勢のうちワンちゃんが眠る際に体を丸めている時の心理がどのような状態なのかを考えてみます。
犬が体を丸めて眠る心理1:習性の名残りから自然に
ワンちゃんは寝場所を決める際にいくつかの条件を設定します。
それは、落ち着ける場所や安心出来る場所です。
家庭内で暮らしているワンちゃんだと自分のゲージの中や、お気に入りのクッションの上などを寝場所にしますが、ワンちゃんが野生で群れを形成していた頃は狭くて暗い穴を巣にしていました。
そして、その巣穴の中で群れ同士がお互いに背を向き合う形で体を丸めることで周囲の警戒をしながら安心して眠っていました。
その頃の習性の名残りから自然に、眠る際に体を丸めると言われています。
犬が体を丸めて眠る心理2:暖まりたい
犬種によって寒さに強い犬もいれば寒さに弱い犬もいます。その中でも寒さに弱い犬は飼い主さんが想像している以上に寒さと闘っていることがあります。その様子を表したのが体を丸めて眠るという姿です。
室温が適切のときは、体を崩した状態で眠るワンちゃんも夏場のエアコンが効きすぎた部屋や冬の寒いときになると体を丸めて眠るのは、暖を取るためです。
私たち人間も寒いときに眠ると体を縮めることが多々あるかと思います。
これは寒くなると本能的に体の表面積を小さくし体温が寒さで奪われるのを防ごうとするからであると言われています。
犬が体を丸めて眠る心理3:緊張している
ワンちゃんは寝る際に急所となるお腹を隠すために体を丸めて眠ることがあります。
これは寝る場所や環境に対して警戒していたり、緊張しているという理由があるからです。
対照的にヘソ天といわれる仰向けで眠るワンちゃんもいますが、この姿で眠るワンちゃんは警戒していなかったりリラックスしているからその様子で眠ることができるといわれています。
眠っているときにワンちゃんにちょっかいを出したことがあったり、今までに眠っているときに物音などで驚かしてしまった場合は警戒心から体を丸めて眠ることが多々あると思います。
犬が体を丸めて眠る心理4:体調が悪い
普段は眠るときに体を丸めることがあまりないのに、ある時から体を丸めて眠るようになったらワンちゃんが体調が悪いからそのような姿で眠るということも考えられます。
人間も同じで、例えばお腹が痛かったら大の字のような姿では眠らずにお腹を抱えるように体を丸めて眠ることがあるかと思います。
そのためワンちゃんが体を丸めて眠るようになって起きている時も様子が普段と違っているならば獣医師に診せることにより病気などが発見されるかもしれません。
まとめ
ワンちゃんは様々な理由から体を丸めて眠ります。
もしかすると丸まって眠ることにより飼い主さんに何かを伝えようとしているのかもしれません。
そのため寒そうにしていたり、緊張しているようならば、飼い主さんの方から環境を変えることによりワンちゃんは心地よく眠れるようになれると思います。