1.感動の舌なめずり
食べた後にペロリと舌なめずりするリアクションは「満足」のサインです。初めて食べたものをおいしく感じ、飼い主さんに「おいしかった!これ好き!」と言っているのでしょう。もしくは、食べる際に口の周りについた食べ物を舐めておいしい余韻を感じていたり「もっと食べたいなぁー!」と思っているのかもしれません。
2.さりげなくポロッと出す
いったんは口に入れて噛んでみるものの、さりげなくポロッと出してしまうこともあります。一応は噛んで食べる素振りを見せるものの、結局食べないとしないというトリッキーな子も。これはおそらく、初めて食べたその食べ物が好みではなかったのでしょう。犬は食欲旺盛なイメージがありますが、食の好き嫌いがある子は結構いるのです。
3.ビックリして飛び跳ねる
好奇心旺盛な子も多く、人間の赤ちゃんのように何でも口に入れて確かめたくなる子もいます。うっかりレモンのような刺激的な食べ物を口にしてしまい、その酸っぱさにビックリして飛び跳ねてしまうこともあります。
私たちは「レモン=酸っぱい」ということを知っていますが、犬が食べるものに酸っぱいものはあまりないのでビックリしてしまうのも無理はありません。白目が見えるほど目を見開いて飛び跳ねる様子はリアクション芸人も顔負けです。
4.お口がカスタネット化
納豆を食べた柴犬が、突然歯をカチカチとカスタネットのように鳴らし始めたというエピソードが話題になりました。一口食べてはカチカチ…また一口食べてはカチカチ…というように、歯を噛み合わせて鳴らし始めたそうです。
犬が歯をカチカチと噛み合わせて鳴らすのは、犬のカーミングシグナルの1つです。歯を鳴らす意味はその時の状況によって変わってきますが、今回の場合は「期待感で興奮した自分を落ち着かせるため」という意味だったと推測できます。納豆が好きな子は多いので、初めて食べた時にそのおいしさに大興奮してしまったのでしょう。
5.なぜか食べ物に攻撃を開始
「なんだろなー?!」と興味津々でゴキゲンに食べ始めたかと思ったら、口にした瞬間に食べ物に対して攻撃をし始めることも!きっとその食べ物の味や歯ざわりなどにビックリしてしまったのでしょう。
「なんなんだ!!」と態度が一変して「食べ物」から「敵」になる瞬間の変わり様には飼い主さんもビックリですよね。
まとめ
犬の味覚を感じる細胞は人間の5分の1程度ほどしかないのですが、それでも甘み、塩味、苦み、酸味などを感じることができます。特に初めて食べるものは味の想像がつかないので、普段よりも大きなリアクションをとることもあります。
犬が初めて口にした時のリアクションには
- 舌なめずり
- 口から出す
- ビックリして飛び跳ねる
- 歯をカチカチ鳴らす
- 食べ物を攻撃する
などがあり、その食べ物に対しての好き嫌いによって反応も変わってきます。
みなさんもぜひ、愛犬のリアクションから食の好き嫌いを観察してみてください。