1.食欲がなくなる
犬の体力が低下したり体調不良を起こしているときは食欲がなくなることが多いです。
なぜ体力が落ちると食欲がなくなるのかはそのときの状況によって理由は異なるといえますが、何となく体がだるい。いつもと調子が違う。といった自分の体の異変で食欲を無くしてしまう犬は少なからずいるそうです。
いつもガツガツご飯を食べる愛犬が珍しくご飯を残してしまう。おやつをあげようとしても興味を示さない、といった場合は体力が低下していたり病気になっている可能性が高いといえそうですね。
ちなみにシニア犬になって体力が落ちると代謝や消化機能も低下していくので自然と食欲や食べる量が減っていくようになります。
食べる量が減ってからも若い頃から食べさせているフードを与え続けていると必要な栄養が多すぎたり、不足する栄養素があったりするので、年齢に合わせた栄養素が含まれているシニア用のフードに切り替えてあげましょう。
2.元気がなくなる
犬が体調不良や病気などによって体力が落ちているときは、明らかに元気がなさそうにすることが多いといえます。
例えばゆっくり歩いたり少しふらつきながら歩いたり、飼い主が名前を呼んでもイマイチ反応が薄かったりと、普段と違った仕草を見せることがよくあるそうです。いつも吠えている犬は吠えなくなったりもするみたいですよ。
私の愛犬の場合だと喜怒哀楽の感情が薄くなる場合が多いです。オヤツをあげると食べてくれるけれど無表情でパクっと食べる。呼びかけるとボーっとしながら顔を向ける。といったように行動はするけれど、なるべく体力を使わないように気を付けているという印象を受けることがよくあります。
3.眠る時間が多くなる
犬は一時的に体力が落ちたり老化によって体力が低下してしまうと眠る時間が多くなってしまいます。体力が低下していると少し行動しただけで疲れてしまうので、消費した体力を回復させるためにたくさん眠る必要があるのでしょう。
また、犬が体調不良になっているときは無駄なエネルギーを消費しないようなるべく横になって過ごそうとします。
意図的に眠っているのかどうか分かりませんが、誰にも教わることなく自分で身体を労わる方法を行う犬は改めてとても賢い生き物だなと感じずにはいられませんね。
4.散歩に行きたがらなくなる
体調不良になっていたり体力が落ちているときは、散歩に行きたくないような素振りを見せることがあります。私たち人間は疲れているときは「今日はゆっくり休みたい」と感じますよね。おそらく犬も同じ理由で体力が落ちているときは散歩に行きたくないと感じるのでしょう。
一時的に体力が落ちていることで散歩に行きたがらない場合は、無理に散歩に連れて行くと体調が悪化したりストレスを感じさせてしまう可能性がありますので元気を取り戻すまでは散歩を休むことをおススメします。
ちなみに犬が足腰に不調を感じている場合や足腰が衰えてしまったシニア犬は、少し歩いただけでもすぐに疲れたり痛みを感じたりするので、そういった理由で散歩に行きたがらなくなるケースも少なくないそうです。愛犬が散歩に行こうとしない場合は足腰の不調を疑う必要もあるといえるでしょう。
5.段差を避ける
足腰の筋力低下によって犬の体力が落ちている場合は段差を上り下りすることが大変になるため、段差を避ける仕草を見せることがあるそうです。
例えば、少し前までは当然のように上っていたソファに上らなくなった。階段を上り下りしなくなった。といったように段差を避けるようになるみたいですよ。
特に全身の筋力が低下したシニア犬は少しの段差を上り下りするだけでも困難になるので、段差があると戸惑った表情をしながら「上れないから抱っこして」と飼い主を見つめることが多かったりします。
また、段差を避けるという行動をするときは足腰を痛めている可能性も考えられますので、気になる場合は病院で診てもらうことをおススメします。
まとめ
今回は体力が落ちているときに見せる犬の行動や仕草を5つご紹介しました。犬の体力が落ちているときは同時に『体調不良』や『ケガ』『病気』になっている場合が多いといえます。
ですので、愛犬がいつもと違った行動や仕草を見せたときはできるだけ早く病院に連れて行ってあげることをおススメします。また、シニア犬の場合は老化によって体力や筋力が落ちてしまうのは仕方のないことといえます。
しかし、食生活を改善したりマッサージをしたりすることである程度老化による体力の衰えを遅らせることはできますので、愛犬がシニア犬で今回ご紹介した行動や仕草を見せた場合は獣医さんに相談してみると良いと思いますよ。