犬の寝場所でわかる飼い主への気持ち1:足元で寝る場合
ワンちゃんが飼い主さんの足元で寝る時、飼い主さんを信頼しているリーダーであるという気持ちでいます。このリーダーであるというのは、本来犬は何頭もの群れで暮らしていました。動物の世界では当たり前ですが、この犬の群れにおいてもリーダーが存在していました。
この名残からワンちゃんは現在の人間との暮らしにおいてもリーダーという存在がいるものと認識していると言われています。そして寝ている時は無防備なので、信頼できてリーダーだと認識している飼い主さんとくっ付いて眠ることにより安心できるのでこのような行動をとるのだと思います。
また、信頼しているだけでなく飼い主さんのことを守りたいとも思っています。足元は、顔から1番離れているので注意が届きにくい箇所です。その弱い部分を自分が守らなくてはいけないという気持ちから、足元で寝るという行動に結びついたとも言えます。
犬の寝場所でわかる飼い主への気持ち2:お腹周りで寝る場合
ワンちゃんが飼い主さんのお腹周りで寝る時は、先ほどの足元で寝る時と少し異なった気持ちでいます。それは信頼していることには変わりありませんが、自分と同等の存在であると認識しています。つまり、リーダーではないけれど信頼できる仲間ということなので、友だちのような間柄とも言えるのかもしれません。
犬の寝場所でわかる飼い主への気持ち3:胸から顔辺りで寝る場合
ワンちゃんが胸から顔辺りで寝る場合も飼い主さんへの気持ちが今まで紹介したものと異なります。この時ワンちゃんは飼い主さんのことを自分と同等の立場がワンちゃん自身が上の立場であると思っている可能性があります。このようにワンちゃんが飼い主さんの側で寝る際に決める飼い主さんの身体の位置により、現在の距離感を表していることであるとも言えます。
飼い主さんの身体の下部分である足元がリーダーのように感じている時で、徐々に上に行くに連れて対等な立場と思っていたり、あるいは自分の方が上であると思っています。しかしどのワンちゃんにも当てはまるということではなく、例えば飼い主さんのお腹の辺りが気持ち良いからという理由でお腹辺りで寝ていることもあります。
また、ワンちゃんの性格によってはどこで寝てもそのようなことは気にしていないという場合もあります。
犬の寝場所でわかる飼い主への気持ち4:離れた場所で寝る場合
今までは飼い主さんの近くで寝ている時のワンちゃんの気持ちに関して紹介しましたが、対照的に離れた場所で寝る時の気持ちも紹介します。この時ワンちゃんは飼い主さんのことを信用していると思っています。
なぜかと言うと、ワンちゃんは飼い主さんという群れの仲間の近くで寝ることにより安心して寝ることが出来ますが、少し離れていても信頼している飼い主さんが何かあった際に助けてくれると思っているため、離れて寝ても安心出来ると思っているからです。
まとめ
ワンちゃんの寝場所の違いにより飼い主さんに対し様々な気持ちを抱くことが分かりました。また生活環境によっては更に違う場所で寝ることもあると思います。その際もワンちゃんは何か気持ちがあってその場所を寝床にした可能性があります。ワンちゃんの寝ている姿を見ながらこの時の気持ちを考えてみると何か新しいことを発見出来るかもしれません。