雨の日、愛犬の散歩は必要?
雨の日も愛犬の散歩に行ったほうがいいのかなと、迷う飼い主さんも多いと思います。結論から言えば、「犬による」です。雨を嫌がる子もいますし、どうしても屋外でしか排泄しない子もいますので、一概には言えないところです。
ただし、豪雨や台風などの危険な状態であれば、散歩に行くのはやめておきましょう。特に強風を伴う雨の場合は、風で思わぬものが飛んできて、犬にぶつかる可能性があります。そんな日は、雨の散歩が好きな犬にも、がまんしてもらわなくてはいけません。
通常の範囲の雨であれば、愛犬の様子を見て決めてあげてください。嫌がる犬を無理に外に出す必要はありません。反対に、外に行きたがる犬であれば、レインコートを着せるなどの雨対策をしてお散歩に行ってあげるといいです。
あるいは、あまり濡れなくてすむような、屋根のある場所や、並木道などを普段から探しておいて、雨の日はそこに行くのも1つの方法です。
監修ドッグトレーナーによる補足
レインコートを購入する際に気を付ける事があります。首輪のリングを通す位置です。大体のレインコートはリングを通す穴が開いています。しかし胴輪の位置に穴が開いている物はあまり販売されていません。
首輪の位置からリードを通せば胴輪も装着できますが、着け心地は少し変化してしまうかも知れません。購入する際は、首輪の位置に注目をしましょう。
雨の日の愛犬散歩におすすめの便利グッズ5選
犬レインコート レインウェア 全4色
こちらは、雨の日の散歩におすすめの犬用レインコートです。お手頃な値段なので、愛犬がレインコートを着てくれるかわからない場合、お試しに最初の1着として買ってみるのもいいですね。
ブルーやイエローなど、全4色のカラー展開で、サイズはSからXXLまであります。チワワのような超小型犬から、柴犬程度の中型犬までサイズ対応しています。
大型犬サイズがないのがさみしいですが、国内で飼育頭数が多いサイズの犬にはほぼ合うものが見つかるでしょう。
四本脚を通すタイプのレインコートなので、犬の体があまり濡れずにすみます。中がメッシュになっていて、通気性もあるところがいいですね。
【ALPHAICON】レインドッグガード サイズ M
犬のレインウエアといえば、やはりアルファアイコンが機能的に優れています。お値段は高いですが、レインコートを着てくれるわんちゃんには、かなりおすすめできる商品です。
スヌードがついているので、頭までばっちり防水できます。お腹の部分も広めにガードされていますので、帰宅したらお腹がドロドロということもありません。
もしレインドッグガードを着た状態で汚れてしまったら、脱がせずにそのまま水やぬるま湯をかけて荒い流せますので、お手入れも簡単です。ただ、使っているうちに防水機能が落ちてきますので、専用の洗剤で洗う必要があります。
ペットアンブレラ
とても珍しい犬の散歩専用の傘です。見た目がちょっと恥ずかしいですが、レインコートが嫌いなわんちゃんのお散歩にいかがでしょうか。イギリスのヒット商品だそうです。
傘にリードをつなぐフックがついていますので、飼い主は人間用と逆さについた持ち手を持ってお散歩することができます。飼い主も自分の傘を持って歩けるので、犬も人間も濡れずに散歩できるところがいいですね。
リードを傘につないでいるため、犬の動きに合わせて傘も動きます。それで、犬は濡れずに歩くことができます。透明な傘なので、犬の様子を飼い主がしっかり確認できて安心です。
ただ、自分のすぐ上に傘がくるのを嫌がる犬もいるようです。お手頃な価格なので、お試しで購入してもいいですし、購入前に手持ちの傘で愛犬が嫌がるかどうか試してみてもいいですね。
犬用 靴 レインシューズ
雨の日の散歩は、どうしても犬の足が汚れてしまいます。汚れ防止に、犬用のレインシューズを履かせるのもいいですね。靴を嫌がるわんちゃんが多いかもしれませんが、慣れると履けるようになる子もいます。
こちらの商品は、撥水加工がしてありますので、雨の日の散歩に便利です。靴はサイズを合わせるのが難しいので、購入前に愛犬のサイズをしっかり測るようにしましょう。マジックテープで留めるようになっているので、脱げにくいところもポイントです。
アイリスオーヤマ 超吸水ペット用タオル ブルー CKT-M
雨の日の散歩では、どうしても犬の体が濡れてしまいます。レインコートを着ても、顔やしっぽは濡れるので、帰宅後はすぐに拭いてあげましょう。
こちらの商品は、吸水力の高いペット用のタオルです。普通のタオルより素早く水を吸い取るので、雨の日の散歩後のお手入れのほかに、家で愛犬をシャンプーしたときにも使えます。ただ、サイズがやや小さめなので、大型犬にはあまり向きません。足拭き程度ならOKです。
雨の日の愛犬との室内での過ごし方
雨が嫌いなわんちゃんや、風雨が強くて散歩に行けないときは、愛犬のストレスがたまらないように、室内での過ごし方を工夫してあげましょう。雨の日におすすめの遊びなどを紹介します。
ボールやおもちゃで遊んであげる
雨の日は、犬は自然と眠くなるようで、寝て過ごす時間が長くなります。それでも、目が覚めたら、ちょっと体を動かしたい欲求が出てきます。そんなときは、飼い主が犬と遊んであげましょう。
室内でのボール投げや、おもちゃで引っ張りっこなど、愛犬のストレス発散になるような遊びで、少し運動させるといいですね。飼い主とのコミュニケーションにもなり、愛犬の満足度も高いです。
ノーズワーク
家の中で愛犬とできるゲームに、ノーズワークがあります。隠したおやつやフードを、犬がにおいで探し当てるゲームです。犬の優れた嗅覚を使う、本能にマッチした遊びでもありますし、若いときのように運動できないシニア犬にもできる遊びでもあります。
やり方は簡単で、空き箱や穴を開けたタッパーなどを用意して、そこにおやつやフードを少しだけ入れます。箱を室内のどこかに隠して、犬が探し当てられるようにします。
注意しなくてはいけないのは、ノーズワークをすることで、愛犬が家の中で拾い食いできるものを探すようになる可能性があることです。
ノーズワークをする部屋を決めておいてください。それ以外の場所ではしないようにすることで、愛犬が拾い食いを覚えないようにできます。
または、ノーズワーク用のおもちゃを買うのも1つの方法です。次のような商品はどうでしょう。
こちらの商品は、さまざまなところにおやつを隠すことができる、ノーズワーク用マットです。これなら、マットの上だけでゲームが完結するので、拾い食いを覚える心配がありません。滑り止めもついているので、フローリングの床でも安心です。
室内ドッグラン
雨で散歩に行けない日のために、近隣の室内ドッグランを探しておくのも1つの方法です。数はそれほど多くないので、車で愛犬を連れて行くことになりそうです。
自家用車のない方は難しいかもしれませんが、車を持っている方には魅力的な選択肢ではないでしょうか。
注意点は、使用の際に狂犬病予防注射やワクチン接種済みの証明書などが必要な施設が多いということです。いざ連れて行って、証明書がないからと断られるのは残念なので、お目当ての室内ドッグランのHPなどで、利用のルールを確認しておきましょう。
室内ドッグランは、犬にとっては雨の日でも濡れることなく運動でき、他のわんちゃんと交流できる機会なので、ほどよい刺激になると思います。ただし、こわがりな愛犬を無理に連れて行くのはやめましょう。かえってストレスになります。
まとめ:雨の日のお散歩は愛犬としっかり相談!
雨の日に散歩に行くかどうかは、愛犬の好みに合わせましょう。雨でも平気で歩く子もいますし、濡れるのを嫌がる子もいます。ご自身の愛犬がどうしたいのか、よく見てあげてください。ただし、風雨が強いときは、危険なので家で過ごすようにしましょう。
雨の中でも散歩に行きたいわんちゃんなら、レインコートなどの防水グッズを上手に活用して、愛犬の健康を守りつつ、飼い主の負担も減らす工夫をしてみてください。びしょ濡れになった犬を乾かすのは大変なので、なるべく濡れないようにお散歩できればいいですね。
監修ドッグトレーナーによる補足
雨の日を好きにさせてあげる方法を1つご紹介。雨が降った時に外、またはベランダに出てからとびっきりのおやつをあげましょう。
そうすると犬の脳内で「雨=大好きなおやつもらえる合図!」と変換されて雨の苦手を少しずつ克服させる事が出来ますよ。