あなたを何度も見てくるときの愛犬の気持ち、知っていますか?
1.良いことが起きるのを期待している
飼い主さんから「お散歩に行こう!」と誘われるかもしれない。「おやつ食べる?」と聞かれるかもしれない。飼い主さんの仕草や行動を何度も見て確認することで、これから起こる良いことや嬉しいことを期待し、ワクワクしています。良いことが起きるとき、飼い主さんがどんな仕草や行動をしているのか、普段からよく観察し、理解しているのでしょう。
たとえば、飼い主さんがキッチンへ行ったとき。“おやつが入っている扉を開けるのはいつかな♡”と、何度も何度も見て確認しているのです。
2.飼い主さん観察をして暇つぶしをしている
普段、愛犬がどのように過ごしているか、ご存知でしょうか。たとえば、飼い主さんが家事をしている間、ほとんどの犬は、寝て過ごすか、ひとり遊びをして過ごすか、飼い主さんの後をついて回るか…ですよね。飼い主さんがテレビやスマートフォンに夢中になっているときも同じです。飼い主さん観察をすることが遊びのひとつなのかもしれません。
構ってもらうことができないとき、寝る・一人遊びをする・後をついて回る・飼い主さん観察をすること以外、何しようもないですよね。犬には動くものを追う習性がありますが、相手が大好きな飼い主さんなのであれば、飼い主さんが動く姿をずっと見ていても飽きないのかもしれません。
3.予測しようとしている
たとえば、小さな子供って、親でも予測することができない行動をすることがありますよね。犬に向かって、子供用のおもちゃを投げることがあります。犬に向かって走ってきて、覆いかぶさることがあります。しっぽをギュッと握ったり、引っ張ることがあります。何度も見て確認をするのは、そんな小さな子供の予測不能な行動を予測し、危険なことがあれば回避しなければ…!と考えているからです。
相手が大人の飼い主さんであっても同じです。飼い主さんがいつもと違う仕草や行動をすることに、不安や恐怖を感じ、警戒することがあります。これから起こる何かを予測するために、何度も見て確認しているのです。
4.嫉妬している
飼い主さんが自分以外の何かに夢中になっていることに対して嫉妬しているとき、飼い主さんの方をチラチラと何度も見て確認することがあります。本当は「構ってよ!」と表現したいのだけれど、上手く表現することができず、拗ねてしまっているのでしょう。
嫉妬し、飼い主さんの方をチラチラと何度も見て確認するとき、部屋の隅にいたり、カーテンの裏にいたり、自分のケージやベッドにいるなど、あからさまな様子がわかると思います。犬が嫉妬しているとき、表情にもよくあらわれます。ムッとした表情で見てくるはずです。
5.アイコンタクトしようとしている
飼い主さんと愛犬とのアイコンタクトは、しつけの基本ともされていますね。飼い主さんに注目し、出される指示をしっかり聞き、従うために必要だからです。
そして、信頼関係を築き上げるためにも必要なことです。犬が何度も見てくるときは、飼い主さんからの指示や声かけを待っているときです。指示や声かけをされる前に、しっかりアイコンタクトをする必要があるからです。飼い主さんの様子を何度も見て確認し、状況を把握し、アイコンタクトがあれば、次に起こる状況を予測します。常に飼い主さんと行動を共にしたいと考えているからなのではないでしょうか。
まとめ
犬が何度もこちらを見てくる時の心理について、
- 良いことが起きるのを期待している
- 飼い主さん観察をして暇つぶしをしている
- 予測しようとしている
- 嫉妬している
- アイコンタクトしようとしている
この5つをテーマにまとめてみました。愛犬があなたを何度も見てくるとき、愛犬の表情はどうでしょうか。どこから見ていますか?しっぽや耳に動きはありますか?あなたを何度も見てくるときの愛犬の仕草や行動からもわかることがあります。