犬があなたに満足していない時に見せる5つの行動

犬があなたに満足していない時に見せる5つの行動

犬は飼い主に不満を感じると、自分の気持ちを伝えるために意味ありげな行動をすることがあります。では一体どのような方法を使って飼い主に不満な気持ちを伝えるのでしょうか。満足していないときに見せる行動を知ると愛犬の気持ちをより理解できるようになりますよ。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

1.吠える

吠えるヨークシャテリア

どうやら犬は飼い主と一緒に生活しているときに、不満を感じることが少なからずあるようです。飼い主の行動に満足できなかった犬は、様々な行動で飼い主に自分の思いを伝えることが多いのだとか。例えば、散歩中に犬が行きたいと思っている道と違う方向に飼い主が進もうとすると、犬が「違う!僕はそっちに行きたくない!」と吠えながら、自分の気持ちを伝えることは珍しくありません。

また、飼い主がくれたオヤツの量に満足しなかったときは「もう少しオヤツを頂戴!」と吠えて要求するなんてこともあったり……。おそらく、このような愛犬の行動を一度は経験したことがあるのではないでしょうか?犬と人間はお互いの言葉を理解することはできませんが、犬は犬語を使って吠えながら飼い主に自分の思いを伝えているのでしょうね。

2.前足・鼻先でつつく

飼い主と犬が信頼関係を築けているときは、犬がフレンドリーな行動で不満な気持ちを伝えることが多かったりします。その1つとなるのが『前足や鼻先でつつく』というものです。雨が降っていて飼い主が「今日は散歩に行くのやめよう」と決断したときに、まるで「散歩の時間だよ?行こうよ~」といわんばかりに愛犬が鼻先でつつく。

少ししかスキンシップをしてくれなかった飼い主に対して「それだけじゃ足りないよ~」と前足で飼い主の体をチョンチョンとしながら不満な気持ちを伝える。そんな愛犬の行動に心当たりがある飼い主は数多くいることと思います。愛犬が前足や鼻先であなたの身体をつつくときは、要求を伝えたり甘えながら自分の不満な気持ちを伝えたりしているといえるでしょう。

3.拗ねる

拗ねた表情で伏せるゴールデンレトリバー

オヤツをおねだりしているのに、飼い主が全然くれない。散歩に連れて行ってくれない。スマホばかり見て構ってくれない。犬はそういった飼い主の行動に不満を感じると拗ねてしまうことがあるようです。

拗ねるとふて寝をしたり、無視をしたりしていじけてしまうことが多く、また、吠えたり飼い主の行っていることを邪魔して構ってアピールをしたりするなんてこともよくあったりします。ヤキモチを妬いて拗ねている場合は飼い主に体当たりをして構ってもらおうとする犬もいるそうですよ。飼い主の行動に満足しないと拗ねるって……なんとも可愛らしいですね。

4.ご飯を食べない

フードボウルの横に伏せてこちらを見上げる犬

あなた自身に満足していないというより、あなたに与えられたご飯に対して満足していないときに見せる行動といえそうなのですが、犬はご飯に不満を感じているとフードを食べないことがあります。

例えば、人間が食べるご飯やオヤツ、ウェットフードなどの味の濃い食べ物に慣れてしまった犬は、シンプルな味つけのドッグフードを食べなくなることがあります。理由はまさに『もっと美味しいものが食べたい』という不満な気持ちを伝えている場合がほとんどだといえるでしょう。

フードを与えてから30分ほどたっても食べないときは一度全部回収し、数時間おいて空腹になった頃に再び与えると食べてくれるようになることが多いですよ。

ちなみにご飯を食べなくなったときは病気や体調不良になっている可能性もありますので、元気がなさそうに見えたり少しでも何か様子がおかしいと感じたりしたときは病院に連れて行くことをおススメします。

5.ストレスを感じたときにする行動をする

あくびをするパピヨンの横顔

犬が飼い主の行動に対して満足していないときは、ストレスを感じたときに見せる仕草や行動をすることもあります。ストレスを感じたときに行うものとしては『あくび』や『体を舐める』といった行動が有名です。

おそらく、飼い主が要求を聞いてくれなかったり自分の考えと違う方向に物事を進められたりすることで、犬は少なからずストレスを感じるのでしょう。

甘やかしすぎるとワガママな性格に育つ、要求癖がつく、といった問題行動に発展する可能性がありますが、逆に愛犬の気持ちを無視して厳しくしすぎてもストレスを溜め込んでしまうリスクもあるといえます。ですので、たまに甘やかす程度に接するのが良いのかもしれませんね。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬は人が大好きです。だから様々な手段や方法を使って、自分の気持ちを飼い主に気づいてもらおうと必死になります。ワガママや問題行動だと決めつけず、犬の気持ちにも目を向けてみましょう。

まとめ

飼い主の隣で満足げな犬

犬は自我がハッキリとしているので、飼い主の行動に満足していないときは、様々な手段を使って自分の気持ちを伝えることがあります。愛犬に不満を感じさせてばかりいると少なからずストレスを溜め込ませてしまう可能性があるので、毎日の生活に問題点はないか定期的に愛犬との接し方を見直してみることをおススメします。愛犬が快適に暮らせる接し方ができるようになると良いですね。

監修ドッグトレーナーによる補足

全ての行動に共通しているのは、「飼い主に気づいてほしい」という犬の心理です。犬は何をしてほしいのか?普段の生活から想像してみましょう。そうする事でワンランク上の幸せな生活を送れますよ。

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