犬が興味がないときは…基本的に『無視!』
犬は好奇心旺盛な生き物です。耳にした音、見えた物、美味しそうな匂いのする物…様々な物に反応し、興味を示します。しかし、そんな犬であっても、興味を全く示さない物もあります。
それは人間も例外ではありません。「この人には興味を示すのに、この人には全く興味を示さない…」なんて切ない事件も。素直な気持ちを行動に出してしまう分、興味を持たれていないことをされた側も感じてしまうので、何だか寂しいですよね。
犬が興味がないときは、基本的に『無視』です。興味がないので、それに対して釘付けになることもありませんし、警戒心を抱くこともありません。『無』の状態なのです。そのため、その人に対して全く反応することがありません。
犬があなたに興味がないときにする行動
では、犬がその人に対して興味がないとき、どのような行動や態度を見せるのでしょうか。一過性の場合もあるので、「今は興味を持たれてないな」と感じたら、その場は退散し、またしばらく経ってから声をかけてみてください。
1.名前を呼んでも振り向かない
「○○ちゃん」と名前を呼んでも、特に興味がない人なので反応しないことが多いです。「何?」とこちらをチラッと横目で見ることはあっても、そのまま視線を元に戻してしまいます。
これは「今はあなたに興味がありません」「今はそっとしておいてください」という意思表示です。ここで無理にかまったりすると嫌われてしまう可能性があるため、そっと様子を見ていてあげましょう。
2.スキンシップを取っても微動だにしない
通常は犬が喜ぶスキンシップも、興味がない人がスキンシップを取ろうと撫でたりしたところで、『無』の状態に入っている犬は微動だにしないことがあります。
「つーん」と冷たい態度を取られてしまうため、何だか寂しくなってしまいますが、それ以上無理にスキンシップを取ってしまうと、イライラさせてしまう恐れがあります。もしも微動だにせず、小さい声で唸っている場合は怒っている合図なので、すぐにその場から離れ、しばらくはそっとしておきましょう。
3.目の前にしゃがんでもこちらを見ようとしない
犬に興味を示してもらうため、目の前にしゃがんで目を合わせようとしても、こちらをチラリとも見ようとしない…。あるいは、チラッと横目で確認したものの、「ふっ」と鼻を鳴らし、別の方向に視線を送ってしまった…。
これも「あなたには興味がありませんよ」というサインです。興味があれば、目を合わせたり、こちらに顔を向けたりしてくれます。
4.最終的に立ち去ってしまう
興味を持ってもらおうと様々な行動を取った後、静かに立ち上がり、その人から離れるように立ち去ってしまう行動も、「本当に今は興味がないんです」「そっとしておいてください」という意思の表れです。
わざわざ遠くに行ってしまう場合、「その人から離れたい」という心理が行動に表れています。少し「うっとうしい」と思われてしまったのかもしれません。犬は嫌がることをしつこくしてくる人を嫌う傾向が強いです。そのため、これ以上は構わず、犬の方から来てくれることを待つしかありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。多くはタイミングが悪く、一時的に全く興味を持たれていないことが多いです。興味を持ってもらうためにも、愛犬が喜ぶ遊びを提供したり、その犬の飼い主と仲良くしたりするなど、間接的な行動で興味を惹く努力をしましょう。