1.拗ねている
「いつもは名前を呼ぶと、愛犬が嬉しそうに来てくれるのになぜか来てくれない。どうして?」そんな経験を持つ飼い主はたくさんいることでしょう。犬が名前を呼ばれても近づいてきてくれないときには様々な理由が考えられます。
よくあるものとしては『拗ねている』というものです。例えば私の愛犬の場合だと、愛犬が構って欲しそうにしているときに何かに夢中になっていてつい愛犬を無視してしまい、用事が済んだときに「おいで~」と呼ぶと、「もういい~知らない」と拗ねたように愛犬に無視されてしまうことが割とあります。おそらく、同じ経験をもつ飼い主は数多くいるのではないでしょうか?
本やスマホに夢中になって、愛犬をずっと構わなかった。家族と話しているときに愛犬を放ったらかしにする。そういった出来事の後に愛犬を呼ぶといつも無視をされる。側に来てくれない。といった場合は、拗ねている可能性が高いといえるかもしれませんね。
2.落ち込んでいる
愛犬がイタズラをしたり、しつけに失敗したりして叱ったあとに愛犬を呼ぶと来てくれないことが多い。そういった場合、愛犬は『落ち込んでいる』のかもしれません。犬は基本的に叱られてもそれを理解できないといわれています。しかし、怒鳴られている。怒られている。ということは理解しているので、大好きな飼い主に怒られて気持ちが凹むことがあったりします。
その結果、叱られた後に名前を呼んでも「今はそっとしておいて」と、愛犬が近づいてきてくれない場合が度々あるそうですよ。少し時間が経てばまた元気な気持ちを取り戻してくれると思いますので、そのときは思いっきり可愛がってあげてくださいね。
3.そっとしておいてほしいと思っている
犬は自分の気持ちや感情をちゃんと持っている生き物です。ですので、私たち人間と同じようにときどき「そっとしておいてほしい」と、自分だけの時間を求めることがあります。そういった心境のときは、愛犬の名前を呼んでも反応してくれないことが多いといえます。また、このときに何度も名前を呼んで無理やり来るようにしてしまうと、愛犬に嫌われてしまう可能性があるので要注意となります。
ちなみに自分の寝床やお気に入りの場所で眠っているときは、『そっとしておいてほしいモード』になっていることがよくありますので、愛犬が寝床で静かに眠っているときはなるべくそっとしておいてあげることをおススメします。
4.怖がっている
犬は『怖い』という気持ちになっているときにも、近づいてくれなくなることがあります。例えば、大声で怒鳴る。叩く。といった恐怖を感じさせる方法で叱っていると、愛犬が飼い主に対して『怖い存在』だと思いやすく、飼い主に名前を呼ばれると「また怒られるから行きたくない」と近づかなくなることがあります。
恐怖が理由で飼い主に近づかないときに、何度も愛犬を呼ぶとシブシブ来てくれることがあるのですが、これは怖いから仕方なく命令に従っているだけといえるでしょう。恐怖を植え付ける接し方をしていると愛犬との信頼関係がどんどん崩れてしまいますので、心当たりがある人は愛犬に苦痛を感じさせない接し方に変える必要があるといえますね。
5.体調が悪いと感じている
愛犬を呼んでもなかなか来てくれないときは「しんどくて飼い主の元に行けない」……、つまり愛犬が体調不良になっている可能性も考えられます。
「呼んでも近づいてくれない」ということにくわえて、いつもは部屋の中を歩き回っている愛犬が珍しく寝てばかりいる、ご飯を残している、普段よりもゆっくり歩いている。といった場合は体調不良や病気を発症している可能性が高いので、少しでも愛犬の行動に違和感を抱いたら、病院に連れて行くことをおススメします。
まとめ
愛犬を呼んでも近づいてきてくれないときは、様々な感情が理由になっていることが多いといえます。ネガティブな感情によって近づいてきてくれない場合は、元気な気持ちを取り戻してくれるまでそっとしておくか、気分転換をさせるのが良いといえるでしょう。
また、愛犬と信頼関係を築けている飼い主が呼んでも来ないというときは体調不良や病気のサインになっている可能性もありますので、少しでも気になるのでしたら病院に連れて行ってあげてくださいね。