犬がお留守番をしている時の心理4つ!愛犬はあなたのことをいつでも心待ちにしている

犬がお留守番をしている時の心理4つ!愛犬はあなたのことをいつでも心待ちにしている

お留守番中の愛犬がどんな気持ちで過ごしているのか、考えたことはありますか?寂しいのでしょうか?それとも、ひとりの時間を楽しんでいたりするのでしょうか?この記事では、犬がお留守番している時の心理についてご紹介します。

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お留守番中の愛犬は寂しがっている!?

ゲート越しに見つめるボーダー・コリー

できることならいつも愛犬と一緒にいたいですが、どうしても愛犬にお留守番をしてもらわなければいけない場面は出てきます。出かける準備をしているときに、愛犬に悲しそうな目で見つめられたり、「クーン…」と鳴かれたりすると、何とも切ない気持ちになってしまいますよね。

お留守番中、愛犬がどんな気持ちで自分の帰りを待っているのか考えると、さらに切なくなってしまったりしますが、やっぱり愛犬は寂しがっているのでしょうか?今回は、犬がお留守番をしているときの心理をご紹介したいと思います。

犬がお留守番をしているときの心理  

寂しそうに窓の外を眺める犬

①寂しい

犬は元々群れを作って生活する動物であるため、孤独が苦手。ひとりぼっちでお留守番をしているときは、多少なりとも寂しさを感じています。飼い主さんは必ず帰ってくることを理解していて、落ち着いてお留守番できる犬であっても、寂しさや不安はゼロではないでしょう。

寂しくてお留守番中に何度も、「飼い主さん、早く帰ってこないかな」と窓の外を眺めたり、玄関へ様子を見に行ったりすることもあります。中には、飼い主さんが帰ってくるまで玄関から離れない犬もいるようです。お留守番前にお散歩へ連れて行くなどして適度な運動をさせると、疲れてお留守番中にたくさん眠ることができ、寂しさや不安を軽減することができます。

②寝て待とう

飼い主さんが帰宅したときに、何となくすっきりした顔の愛犬が出迎えてくれて、特にいたずらをした形跡もないのなら、「飼い主さんは寝て待て」という気持ちで、のんびりと眠って飼い主さんの帰りを待っていたと考えられます。「飼い主さんは必ず帰ってくる」と信じているからこその心理と言えますね。

実際、留守番中の犬たちの様子を見守りカメラで見てみると、寝て過ごしていることが多いようですよ。

③退屈

何時間か眠って目が覚めたけれど、まだ飼い主さんは帰ってきそうもない…。そんなとき、犬は「退屈だな~」と、何か面白いことを探し始めます。その結果、スリッパを噛んだり、ティッシュを箱から引っ張り出したり、ごみ箱を漁ったりしてしまうことがあります。

お留守番中、愛犬を退屈させないために、中にフードを詰めたコングなど長く楽しめるおもちゃを用意するのがおすすめです。フードを取り出す難易度を上げるほど、長い時間を楽しめます。最初のうちはすぐに取り出せるように詰めて、慣れてきたら詰め方を工夫して難易度を徐々に上げていきましょう。

④自由だ!

フリーでのお留守番なら、飼い主さんが帰ってくるまでは何をしても自由(飼い主さんの帰宅後、叱られるリスクはありますが…)。「わ~い、自由だ~!」と、大ハッスルしてしまう犬もいるようです。

部屋中をどたどた走り回ったり、飼い主さんがいたらすぐに「ダメ」と言われてしまうあんなことやこんなことをしちゃったりします。でもひとしきりハッスルしたあとは、やっぱり寂しくなってきて、窓辺や玄関で飼い主さんの帰りを待つことも…。

お留守番中のいたずらは分離不安かも!?

破壊されたドアとボストン・テリア

帰宅したら部屋の中が荒らされている場合、お留守番に飽きた愛犬が暇つぶしにいたずらをしてしまったのかもしれません。でもお留守番のたびに物を破壊したり、粗相したりしている場合は、分離不安が疑われます。「もしかして…?」と思ったら、獣医師に相談を。

分離不安とは?

犬は孤独が苦手なので、お留守番などで飼い主さんと離れたときに不安な気持ちになるのは当然のこと。でもその不安が大き過ぎて、問題行動や体調不良を起こしてしまうことがあります。これが分離不安という心の病気です。

分離不安の症状

お留守番のときに見られる分離不安の症状は、

  • ずっと吠える、鳴く
  • 物を破壊する
  • 粗相をする
  • 同じ行動を繰り返す(部屋の中を行ったり来たりする、前足をなめ続けるなど)
  • 食欲不振
  • 下痢や嘔吐

などです。分離不安が疑われるときは、ビデオカメラや見守りカメラなどを使って、留守番中の愛犬の様子をチェックしてみるといいでしょう。分離不安の症状は、飼い主さんが出かけてから30分以内に出ることが多いと言われています。

分離不安になる原因

分離不安になる原因は様々で、

  • 遺伝的な気質
  • 社会化不足
  • 恐怖体験のトラウマ
  • 病気や老化による機能の低下
  • 飼い主さんとの強い依存関係

などが挙げられます。原因はひとつだけではなく、複数の原因が絡み合っていることも。

分離不安の治療法

分離不安の治療は行動療法がメインとなり、獣医師とカウンセリングを行いながら、飼い主さんがいないことに慣れさせる練習をしたりします。場合によっては、行動療法と薬物療法が併用されることもあります。

まとめ

寂しそうに寝そべる柴犬

お留守番をしているときの愛犬は、ご紹介したような心理であると考えられます。お留守番中、寂しがっていても自由を満喫していても、愛犬が飼い主さんの帰りを心待ちにしていることに変わりはないでしょう。そんな愛犬のために、少しでも早く帰宅してあげたいものです。

お留守番のたびに部屋が荒らされている場合は、単なる暇つぶしにいたずらをしているのではなく、分離不安の可能性があります。一度、獣医師に相談してみることをおすすめします。

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