もう一匹犬を飼いたい!相性や犬種で注意するべきこと5つ

もう一匹犬を飼いたい!相性や犬種で注意するべきこと5つ

「もう一匹犬を飼いたい」と思っている方は、犬同士の相性をよく考えた上で新たな犬を迎えることが大切です。ここでは、多頭飼いする際の相性や犬種で注意点、多頭飼いするメリットとデメリットについてまとめました。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬を多頭飼いする際の相性や犬種で注意するべき5つのこと

並んで座る2匹の柴犬

一匹でつまらなそうにしている愛犬を見ると、「もう一匹いた方がいいのかも」と多頭飼いを考えるかと思います。実際に、二匹以上で多頭飼いしている愛犬家は増加傾向にあるようで、SNSでも多頭飼いと思われる投稿をたくさん見ることができます。

「もう一匹犬を飼いたい」と思ったときには、まずは犬同士の相性について一度よく考えてみましょう。どのような犬を新たに迎え入れるのかによって、ケンカが続いてしまったり、先住犬がストレスを抱えてしまったりすることも少なくありません。

人間のように、犬にも相性の良し悪しはあります。その上で犬にとって良い生活を送ってもらうためにも、多頭飼いする際の相性や犬種で注意するべき5つのことを見ていきましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

多頭飼いで仲良く過ごしているところをSNS上で見かけると、つい我が家もと感じる方も多いでしょう。見ているだけで微笑ましく幸せも感じるのはごく当然のことです。

でも、多頭飼いで多くのペットたちが犠牲になっていることを一度は耳にしているのに、SNSでそれを見かけることはほとんどないのではないでしょうか。人は自らのネガティブな行為をSNSなどにアップしにくい傾向があると言われています。

多頭飼いは、思っている以上に大変なことが多いのが現実。「こんなはずじゃなかった」とお迎えしてから後悔して犬を不幸にする前に、飼い主さんはしっかりと勉強しましょう。

1.犬の性格

まず考えたいのが、先住犬が多頭飼いに向いている性格かどうかです。特に「飼い主さんにべったり甘えている」という犬は、多頭飼いをすると嫉妬心で攻撃してしまう不安があります。飼い主さんと愛犬が依存状態であるほど難しい傾向があります。

また、攻撃をしてしまいがちな問題行動が目立つ犬も多頭飼いには向いていません。ただし、散歩のときに仲の良い犬が一匹でもいるのであれば、多頭飼いできる可能性はゼロではないかもしれません。一匹飼いを続けた方が幸せを感じる犬もいるため、無理をしないことが大切です。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬は群れで生活していたから一頭だけでは寂しいのでは?感じる方もいるでしょう。しかし、飼い主さんや家族を群れの仲間として捉えて一頭でも心地よく過ごしているケースは多いです。

愛犬が寂しそうと感じているのは、他の犬と関わりたいのではなく、飼い主さんともっと関わりたい、一緒にいたい思いからであることをまずは考えてみましょう。

2.犬の犬種

新しく迎える犬の犬種について悩むと思いますが、多頭飼いに慣れていない人ほど先住犬と似たようなタイプの犬種にした方が飼いやすさを感じやすいです。特に、犬のサイズによって運動量に差が出るので、散歩のしやすさを優先するのもおすすめです。

ただし、同じ犬種同士でも性格が合わないこともあるので、犬種は一種の目安にしてください。散歩中に仲良くできる犬種がいればチェックしておくといいでしょう。

3.犬のサイズ

先住犬より大きいまたは小さいサイズの犬を検討している方はご注意を。特に、チワワなどの小型犬とレトリバーのような大型犬を同居させると、大型犬はじゃれたつもりでも小型犬にケガをさせてしまうなどのトラブルは起きかねません。

サイズが変わると、散歩のペースも変わります。先住犬にとってストレスにつながらない犬を検討しましょう。

4.犬の性別

もし同犬種でオスメスが揃えば、子犬が産まれる可能性も把握しましょう。いずれにしても多頭飼いをする際には、去勢や避妊手術を受ける必要が出てきます。

また、一般的にオス同士の方がケンカになりやすい傾向あると言われていますが、犬の性格にもよるため、同じ性別でも異性でも相性が合えば仲良くなることももちろんあります。性別よりも先住犬のしつけと性格で大きく分かれるでしょう。

5.犬の年齢

犬同士の年齢が近いほど遊び相手にはぴったりですが、介護時期やお別れが重なりやすいデメリットがあることも把握しましょう。

シニア犬と子犬という組合せは運動量に差が出やすいので、老犬が疲れてしまうこともあります。3歳程度の年齢差なら先住犬が先輩として活躍しやすく、一緒に遊ぶこともできるので丁度よい年齢差でしょう。

犬を多頭飼いするメリット・デメリット

寄り添って眠る種類の違う4匹の犬

一匹飼いから多頭飼いになったときに、生活にどのような影響があるのかについても把握しましょう。「一匹も二匹もさほど変わらない」と安易に飼ってしまうと、思わぬ大誤算を招きかねません。

ここでは、多頭飼いするメリットとデメリットを簡単にまとめました。ぜひ今後の参考にしてください。

メリット

まずは多頭飼いのメリットです。

  • 社会性がつく
  • 遊び相手ができる

多頭飼いをすることで犬本来の群れでの生活を送ることができます。犬同士のコミュニケーションを行うことで社会性や社交性が身につき、犬同士で遊ぶなど留守番時にも寂しくなりにくいメリットなどがあるでしょう。

デメリット

次に、多頭飼いのデメリットです。

  • 経済的負担がかかる
  • 散歩が大変

犬の数が増える分、当然ですが食事代、病院代、飼育スペースの確保といった経済的負担も大きくなります。犬同士がうまくいかなかった場合は、部屋を別にするなど想定がの費用もかかるかもしれません。また、散歩の時間や運動量など飼い主さんへの身体的負担も増えます。

さらに、万が一の災害時の対応も把握していなければなりません。二匹、それ以上を抱えて避難することをイメージし、厳しい状態であるなら無理に多頭飼いをしない方が飼い主としての責任が果たせます。犬のサイズや年齢など全てを考慮して検討することが大切です。

監修ドッグトレーナーによる補足

多頭飼いの散歩では、時間や運動量なども頭数が増える分大変になりますが、他にも一緒に散歩させることで犬同士に対抗意識が芽生えてしまうと「引っ張り癖」がつきやすくなることがあります。

犬が自分の気持ちをもっと主張したいと感じてしまうと、無意識にリードを引っ張ってしまう傾向があることも理解しましょう。犬の年齢や大きさなどに差がある場合などは、別々に散歩に行くなどの配慮も必要になるかもしれません。

まとめ

首を傾げている3匹の犬

可愛い犬なら何匹でも飼いたいと思いますよね。多頭飼いをすると苦労も増えますが、犬同士が仲良く暮らしてくれれば幸せも何倍にもなります。

いろいろな不安がある方は、多頭飼いしている人から体験談を聞いたり、ほかの犬と積極的に交流してみるなど、慎重に検討してみることをおすすめします。

監修ドッグトレーナーによる補足

多頭飼いは簡単ではなく、大変だと覚悟の上で迎えることが大切だと思います。しかし、先住犬が子犬の後住犬の面倒を見てくれて助かったなど、多くの飼い主さんが経験しているのも事実です。

もしも多頭飼いをしてみたいと思うのなら、まずは多頭飼いをされている飼い主さんの話を聞いてみるのがおすすめです。幸せなお話しはもちろんですが、苦労されているなどネガティブな経験も積極的に聞くことで、慎重に判断をすることができるでしょう。

お迎えしてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように慎重に検討してください。

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