なぜ、犬は突進したくなってしまうのか…
1.あまりにも嬉しくて突進しちゃう
お友達の犬に会えたとき、ワンちゃん同士がお互いに突進しちゃうこと、ありますよね。飼い主さんがリードを握っているときは制御することができるのですが、ドッグランなどでノーリードになっているとき、どちらのワンちゃんも突進しちゃうと、思わず「あぶなーい!」という飼い主さんたちの声が飛び交うことがあります。
でも、不思議ですよね。お互いに距離感をしっかり把握することができているのか、激突してしまうことはほとんどありません。たまにですが、小さなワンちゃんが大きなワンちゃんに向かって突進し、会えた嬉しさと喜びを表現する姿が微笑ましくカワイイです。大きなワンちゃんは、相手のワンちゃんが小さいことを理解しているので、突進しようとはしません。理解し合えるって素晴らしいですよね。
2.寂しさや退屈からやっと解放される喜びから突進しちゃう
毎日、長時間のお留守番という任務をこなすワンちゃんも多くいますね。イタズラすることもなく、家を守ってくれていることに感謝の毎日です。そんなワンちゃんたちの多くは、飼い主さんの帰宅を大歓迎し、出迎えてくれることでしょう。中には、お出迎えを一切しないという、ツンデレなワンちゃんもいますが…。
玄関のドアが開いた瞬間、リビングのドアが開いた瞬間、思わず飼い主さんに突進しちゃうことがありますね。お留守番中の寂しさ・退屈・不安・緊張・ストレスなどから解放されることの喜びと、大好きな飼い主さんに会えたことの嬉しさが爆発してしまうのでしょう。飼い主さんは慣れっこなので、勢いよく突進してくる愛犬のことをしっかり受け止める準備ができていますよね。
3.驚きと警戒心と興奮から突進しちゃう
外から聞こえてくる車の音やバイクの音、人の声などに反応し、外の様子を確認するため、窓に向かって突進しちゃうことがあります。インターホンが鳴ったとき、突然の大きな音への驚きと、侵入者に対する警戒心から、玄関のドアに向かって突進しちゃうことがあります。警戒心が強く、さらに怖がりな性格であると、ちょっとした物音にも反応し、興奮して突進しちゃうことがあります。
このとき、ワンちゃんは強いストレスを感じていることでしょう。お留守番中にも、窓やドアや家具などに突進しているかもしれません。フローリングで滑ってしまうなどし、ケガをしてしまうことがないよう、ワンちゃんに適した過ごしやすい環境に整えておきたいですね。
4.運動不足で体力を発散したくて突進しちゃう
突然、ダダダダっと走り出し、部屋中を走り回ることがあります。そして、呆気にとられている飼い主さんに向かって突進しちゃうことも。雨の日が続き、何日もお散歩へ行くことができないとき。いつもと比べて、お散歩の時間が短かったとき。運動不足が原因で体力を十分に使い切ることができず、発散させるため、思わず飼い主さんに突進しちゃうほど走り回りたくなってしまうことがあるようです。
室内でできる遊びや運動で体力を使い切ることはなかなか難しいかもしれませんが、雨が続きそうな時期やお散歩の時間が短くなりそうな日は工夫してあげたいですよね。
まとめ
犬が突進するときの心理には、
- あまりにも嬉しくて突進しちゃう
- 寂しさや退屈からやっと解放される喜びから突進しちゃう
- 驚きと警戒心と興奮から突進しちゃう
- 運動不足で体力を発散したくて突進しちゃう
などがあります。可愛らしい突進もあれば、改善してあげたい突進もあれば、危険な突進もあります。興奮しやすい性格や環境が突進しちゃう原因なのであれば、十分に注意し、ぜひ改善してあげたいですよね。