犬のお散歩ルートを毎日変えるべき5つの理由

犬のお散歩ルートを毎日変えるべき5つの理由

皆さんは愛犬のお散歩ルートを毎日変えていますか?今まで1度も変えたことがない、という人もいるかもしれませんね。実は犬にとって、お散歩ルートは変えた方が良いとされています。今回は犬のお散歩ルートを毎日変えるべき理由をご紹介します。

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記事の監修

兵庫県神戸市を中心に犬の幼稚園、しつけ方教室を2007年から運営中。
『飼い主様と愛犬、ともに幸せ』という事を掲げ、飼い主様と愛犬ちゃんと日々向き合っています。
飼い主様に対して今の自分に出来る事はないか模索しながら全力で活動しています。

犬のお散歩ルート…みんな変えてる?

犬を散歩させる女性

みなさんは愛犬とお散歩する時、「いつもとは少し違うルートに行ってみようか」とお散歩ルートを変えることはありますか。人によっては、毎日変えていたり、たまに変えたり、中にはまったく変えないという人もいるでしょう。

実は、犬のお散歩ルートは、なるべくならば毎日のように変えてあげた方が良いと言われています。さまざまな理由がありますので、今回はその理由をご紹介していきます。

愛犬が「お散歩大好き!」「好奇心旺盛」といった子であれば、ぜひ毎日でもお散歩ルートを変えてあげてくださいね。時間のある日は、車に乗せて、いつもより少し遠くのお散歩ルートに連れて行ってあげるのもおすすめです。

犬のお散歩ルートを毎日変えるべき理由

ゴールデンレトリーバーの散歩

では、なぜ犬のお散歩ルートは毎日変えるべきなのでしょうか。ここでは、その理由をご説明していきます。ぜひお散歩ルートを変えるべき理由を知って、少しでも時間がある時は、新しいお散歩ルートに挑戦してくださいね!

1.好奇心を満たしてあげられる

毎日同じルートでは、ある程度散歩の回数を重ねることでマンネリ化してしまい、愛犬も飽きてしまいます。すると、好奇心を満たしてあげることができず、なかなか充実した散歩にしてあげることが難しいのです。さらにお散歩コースを理解して先読みをしてしまう事で興奮しやすくなったり、引っ張りやすくなったりとワンちゃんペースになりやすくなってしまう可能性があります。

そこで、いつもとは違う新しいルートをお散歩ルートとして歩くことで、今まで知らなかった道を探検するような感覚になり、愛犬の好奇心を満たしてあげることができるのです。

2.新しい刺激で脳を活性化

葉の匂いを嗅ぐ犬

先ほど好奇心を満たすという話がありましたが、新しいルートを散歩することで、今まで嗅いだことのなかった匂いや、見たことのない物を見ることができ、新しい刺激を受けることにも繋がります。

新しい刺激を受ければ受けるほど、脳は活性化されていくので、元気な成犬であれば本能的欲求を満たし、楽しいと感じる事ができます。またシニア期に入った犬であれば、認知症予防にも繋がりますよ。

3.満足度を上げてストレスを軽減させられる

毎日同じお散歩ルートだと飽きてしまい、「楽しい」という感情がなくなり、毎日の事務的な日課になりがちです。しかし、新しいお散歩ルートを歩くことで、ワクワク感やドキドキ感を体感することができ、愛犬の満足度も上がります。

お散歩に満足することで、「今日はいっぱい歩いた!」「いつもと違う道でワクワクした!」とポジティブな気持ちになることができるので、ストレスを軽減させる効果も期待できます。

4.新しい出会いで社交性を高めることができる

挨拶する犬

毎日同じお散歩ルート、毎日同じ時間にお散歩に行けば、出会う犬は必然的に同じ犬になりがちです。もちろん、それも愛犬にとっては楽しい時間だと思うのですが、違うルートへ行けば、また違う犬とで会うことができます。

多くの犬と触れ合うことで、犬同士で社交性を高めることができます。さまざまな犬や人と触れ合えば、それだけ脳を活性化させることにも繋がりますし、愛犬の気分も高揚します。

これは子犬、成犬、シニア犬に限らず、すべての犬に言えることなので、新たな出会いを求めて新しいお散歩ルートへ連れて行ってあげることは、飼い主としても重要と言えるでしょう。

5.愛犬とのトレーニングにも効果的

いつもと違う道は、ワクワク感やドキドキ感が増すため、犬も興奮しやすい状況です。そのため、「いつもと違う道でも、いつも通り飼い主の指示を聞くことができるか」というトレーニングを試しやすいです。

どのような場所でも「待て」や「おすわり」など、しつけに必要なコマンドを実行できるかどうかは、とても重要です。これらを試す場所としても、新しいお散歩ルートに連れて行くことは有意義だと言えます。

監修ドッグトレーナーによる補足

お散歩は排泄や運動不足解消の役割として広く知られていると思いますが、周りの環境(人、犬、音、その他の刺激)に対して慣れる、という社会化の意味でも大きな役割を担います。

是非、飼い主様と愛犬ちゃんとのお散歩を楽しみながらしていただければと思います。

嫌がる時(怖がる時)は無理に連れていく必要はない

嫌がる犬

ここまでお散歩ルートを毎日変えるべき理由をご紹介してきましたが、中には臆病な性格から、「どうしてもそっちに行きたくない」という犬もいます。そのような場合は、無理に連れていかず、様子を見て、少しずつ新しい道へ踏み出す努力をしていきましょう。

嫌がっているにもかかわらず、無理矢理引っ張って連れて行ってしまうと、せっかく楽しいお散歩が嫌な日課に変わってしまいます。

あくまでお散歩ルートを変えるメリットは、愛犬の満足度を上げたり、新しい刺激を与えることで脳を活性化させたりすることです。愛犬が楽しんでお散歩できなければ、本末転倒であることを忘れないようにしましょう。

まとめ

芝生の上で笑顔の犬

いかがでしたでしょうか。毎日同じお散歩ルートだと、お散歩が大好きな犬であっても飽きてしまいがちです。ぜひ時間のある日は、いつもと違うお散歩ルートに挑戦し、愛犬のお散歩への満足度を上げてあげましょう。

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