犬が嫉妬する時ってどんな時?
まず、「犬も嫉妬するの?」という疑問を持つ人もいるかもしれませんが、もちろんします!特に信頼を置いており、大好きな飼い主さんのこととなれば、さまざまなことで嫉妬をします。
犬が嫉妬しやすいケースを下記にいくつか列挙してみましょう。
- 他の犬の匂いを付けて帰ってきた
- 散歩中に他の犬を必要以上に可愛がっていた
- 新しく来た犬ばかりかまっている
- 赤ちゃんのお世話に忙しくて、なかなかかまってもらえない
このように、自分ではなく他の犬や人にばかりかまっている場面を目にしたり、匂いや音で感じることで、「僕も飼い主さんにかまってもらいたい!」「あっちばっかり!」と嫉妬することがあります。
中には人や犬ではなく、飼い主さんが使っているスマホや、読んでいる雑誌などの『物』に嫉妬する犬もいます。珍しいことではないので、意外と気付かないうちに嫉妬されているかもしれませんよ。
犬が嫉妬しているかも?『嫉妬サイン』3選
では、犬が嫉妬している時、具体的にどのようなサインを出すのでしょうか。以下に3つの『嫉妬サイン』をご紹介しますので、皆さんも心当たりがないか確認してみてくださいね。
1.対象との間に割って入る
最も多い『嫉妬サイン』が、飼い主さんがかまっている人や犬、さらに使用している物との間に割って入る行為です。「え?何?」と思うかもしれませんが、「僕を見て!」というアピールです。
例えば、飼い主さんがスマホをいじっていたら、スマホと飼い主の間に割って入るように無理矢理頭をねじ込んできた…ということはありませんか。他にも雑誌を床に置いて読んでいたら、雑誌の上に乗ってきた…などが当てはまります。
赤ちゃんのお世話をしている時に、横にやって来て、すっと前足を伸ばし、赤ちゃんと飼い主の間に存在をアピールしようとする可愛らしい犬もいますよ。
2.対象に対して攻撃的な態度を見せる
飼い主がかまっている人や犬に対して、突然唸ったり、吠えたりと攻撃的な態度を見せる行為も『嫉妬サイン』の1つです。飼い主をとられてイライラしているため、そのイライラを対象にぶつけているのです。
「飼い主さんは僕の飼い主さんだぞ!」「お前ばかりかまってもらってずるいじゃないか!」といった心理が働いているのです。
「吠えたらダメでしょ!」などと無闇に叱るのではなく、一旦その場から離れ、落ち着いたらスキンシップを取ったり、遊んであげたりしましょう。
3.問題行動を頻発する
今までは良い子だったのに、ある日から徐々に問題行動を頻発するようになった、とお困りの声をよく聞きます。特に、赤ちゃんや子犬など、新しい存在が家にやってきたケースに多いパターンです。
「かまって」とアピールをしても、新しくやってきた赤ちゃんや子犬にばかり飼い主がかまっているため、強硬手段に出ているのです。家具を噛んだり、吠えたり、トイレを失敗したりすれば、飼い主さんはこちらに注目してくれると考えているのでしょう。
「こんなことしても、かまってもらえないのよ」と教えるためにも、問題行動に過剰に反応はせず、黙々と片付けた後、一定時間無視をしましょう。落ち着いたら、きちんとかまってあげてくださいね。
嫉妬させすぎはストレスに繋がるので注意!
愛犬に嫉妬されているとわかると、「愛されているな」と思ってしまい、同時に可愛くも感じてしまうでしょう。しかし、だからといって愛犬に嫉妬を感じさせすぎる行為は良くありません。
人間も同じですが、嫉妬をし過ぎると強いストレスがかかります。そのため、精神状態が不安定になったり、進行すると食欲不振など、体にも悪影響が及びます。
また、あまりにも嫉妬しすぎると「もう飼い主さんなんて知らない!」と拗ねてしまったり、信頼関係を損なうリスクもあります。故意的に嫉妬させることはやめ、もしも嫉妬させてしまった時はフォローしてあげることも大切ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。さまざまな『嫉妬サイン』がありましたが、嫉妬をさせすぎると、愛犬の健康上、悪い影響が及ぶこともあります。なるべく嫉妬をさせないよう心掛け、もしも嫉妬させてしまったらきちんとアフターフォローをしましょう。