真剣なまなざしで見つめる犬の気持ち
1.じっくり観察している
犬は、常に飼い主さんのことを気にかけています。飼い主さんが家事などで忙しくしているときや何かに集中している様子であれば、離れた場所から真剣なまなざしてジッと見つめています。もし、飼い主さんに何か問題や異常があれば、すぐに駆けつけるでしょう。名前を呼ばれれば、真剣なまなざしから一転し、こぼれそうな満面の笑みで駆け寄ってくるでしょう。
犬は、飼い主さんのことを気にかけるだけではなく、“知りたい”という気持ちも強いです。じっくり観察することで、飼い主さんの良いことも悪いことも真剣に知ろうとしています。
2.期待する気持ち
真剣なまなざしで見つめているようで、実は心の中は期待する気持ちでいっぱいです。飼い主さんの仕草や行動によって、ワクワクしたり、ドキドキしたり、ハラハラしたりします。
座っていた飼い主さんが立ち上がれば「お散歩に連れて行ってくれるのかな!?」と期待し、ワクワク。飼い主さんがキッチンへ行けば「美味しいもの出てくるかな!?」と期待し、ドキドキ。飼い主さんが他の部屋に行けば「一緒にお出かけかな!?」と期待し、置いていかれては大変!と、ハラハラ。真剣なまなざしで見つめつつ、期待する気持ちを膨らませながら、名前を呼んでもらえるのを待っています。
3.不安な気持ち
飼い主さんの気持ちが落ち着かないとき。飼い主さんが何か不安な気持ちや緊張を抱えているとき。その気持ちが犬にも伝わってしまい、犬も不安な気持ちになります。そのため、真剣なまなざしで飼い主さんの仕草や行動を監視しています。
なぜ飼い主さんの様子がいつもと違うのか、なぜこんな不安な気持ちになるのか、知りたいからです。飼い主さんから遠く離れた場所で真剣なまなざしで見つめていることもあります。もっとよく監視したいため、飼い主さんに寄り添い、真剣なまなざしで見つめていることもあります。
4.緊張している
飼い主さんが出かける準備をしているとき、「病院へ行くんだ…」「トリミングへ行くんだ…」と理解することができます。例えば、病院やトリミングへ行くときに入るクレートやキャリーバッグが用意されているからです。病院やトリミングが苦手な犬な犬にとっては、緊張しながら待たなければならない時間ですよね。
準備をする飼い主さんの行動を真剣なまなざしで見つめ、不安や緊張やストレスと闘っているんです。真剣なまなざしのようで、耳や瞳や尻尾には、緊張する気持ちがあらわれていることがあります。
5.大好き♡!と気持ち
飼い主さんを心から信頼し、大好き♡!という気持ちが溢れている犬が、真剣なまなざしで見つめることがあります。飼い主さんの顔をいつまでも見つめていたいのです。そんなとき、名前を呼んであげたり、何か声をかけてあげたりするだけで、ふと笑顔のような表情に変わるかもしれません。あまりにも嬉しくて、駆け寄ってきて甘えるかもしれません。
6.コミュニケーションしている
犬同士が真剣なまなざしで見つめ合うとき、警戒・威嚇・攻撃などを意味し、目を合わせることを嫌がることがあります。しかし、人と暮らす犬にとっては、人の目を見つめることには、コミュニケーションの意味を持つことがあります。目を合わせることで気持ちを伝えようとしたり、サインを送ろうとしたり、愛情を表現することもあります。犬が飼い主さんを真剣なまなざしで見つめているときは、犬なりのコミュニケーションであり、または、コミュニケーションしたいと考えています。
まとめ
犬が真剣なまなざしで飼い主を見続ける心理には、
- じっくり観察している
- 期待する気持ち
- 不安な気持ち
- 緊張している
- 大好き♡!と気持ち
- コミュニケーションしている
などの気持ちが隠されているかもしれません。真剣なまなざし以外に何か仕草や行動や表情にもあらわれていることがありますので、合わせて読み取ってみましょう。