犬が『やる気がないとき』に見せる仕草や行動
今回は、犬が『やる気がないとき』に見せる仕草や行動をご紹介していきます。いつもは嬉しそうに駆け寄ってきてくれるのに動きを見せないときは、これらの仕草や行動を確認してみてください。当てはまった場合は、時間を空けて再度誘ってあげてくださいね!
1.呼びかけに応えない
いつもは「○○」と名前を呼べばすぐに振り向いたり、そのまま近付いてきたりしてくれるのに、今日は声をかけても反応してくれない…という場合は、そのとき、『やる気がない』タイミングである可能性があります。
特に「今はやる気が出ないんだよな~」「面倒だなぁ」と思っている場合、ちらっと飼い主を横目で見て、再度視線を戻す、という仕草を見せることがあります。
「せっかく遊びに誘っているのに!」なんて思ってしまうかもしれませんが、人間も楽しいとわかってはいるものの、今日はする気がないというときはありますよね。犬も同様です。このようなときは、「じゃあまた後でね」などと優しく声をかけ、再度時間を置いてから誘ってみてください。
2.あくびをする
しつけのため、トイレトレーニングや基本動作のトレーニングをする際、声をかけたらあくびをされた…という経験はありませんか。これも「今はやりたくないなぁ~」という愛犬からのサインです。
あくびは眠いときだけでなく、「やる気がない」や「嫌だな」と感じているときに出すことが多いです。そのため、あくびをしたときはトレーニングに対して、ネガティブな心理が働いていると考えましょう。「やる気がない」「嫌だな」と感じているときにトレーニングをしても、効果はあまり期待できません。時間を置いて再度誘うか、その日は諦めて次の日に回しましょう。
3.地面の匂いを嗅ぐ
「え?」と思うかもしれませんが、これは「今はやる気がないですよー」というアピールの1つです。実際に気になる匂いがするから嗅いでいるわけではなく、「僕は匂いを嗅ぐので忙しいので、後にしてください」という意味を込めているのです。何だか人間的ですね。
そのため、地面の匂いを嗅ぐ以外にも、前足を軽く舐めたり、寝たふりをしたりと、様々な方法で「後にしてください」とサインを送ってくることがあります。今まではそんな行動を見せてなかったのに、飼い主さんが声をかけた途端、その行動を見える場合はフリをしていると考えて良いでしょう。
いつもと違うときは体調不良や怪我も疑って
ここまで犬が『やる気がないとき』に見せる仕草や行動をご紹介してきましたが、上記で紹介したような仕草や行動も見られず、なぜか飼い主の声にあまり反応してくれない、という場合には、病気や怪我を疑ってみましょう。
「散歩に行こう?」と言うと、いつもは嬉しそうに駆け寄ってきてくれる愛犬が、なぜだか強は視線を向けるだけで近寄ってきてくれない…という場合は、足腰に痛みが生じている可能性も考えられます。
「いきたい気持ちはあるけれど、足が痛いから行けそうにない…」と犬自身も考えているのでしょう。食欲不振や元気がない、他にも下痢や嘔吐、足を引きずるなどの症状が現れていないか、よく観察してください。
もしもこれらの症状が見られるようであれば、何らかの異常が発症していますので、なるべく早くかかりつけの病院へ連れて行きましょう。「受診するべきかどうか迷う」という状況であれば、電話で尋ねるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が『やる気がないとき』は、なるべくそっと見守ってあげてください。少し時間が経ってから、また声をかけてあげると、いつも通り嬉しそうに駆け寄ってきてくれるはずですよ!