犬見知りな犬がよくしている行動とは
1.他の犬が近づいてくると逃げ回っちゃう
お散歩中、他の犬とすれ違ったり、公園やドッグランなど、他の犬と出会ったりすることがありますね。フレンドリーな犬は、すぐに寄ってきて、挨拶を交わそうとします。しかし、犬見知りな犬は、他の犬が近づいてくると、どうしても逃げ回っちゃいます。
飼い主さんの足元をグルグルと回ったり、公園やドッグランの出入口へ向かおうとしたり、上手く挨拶を交わすことができません。犬にも相手の気持ちがわかりますから、これ以上は無理に近づいてはいけないな、と悟ります。そうすると、どんなにフレンドリーな犬も、すぐに立ち去ってしまうでしょう。せっかくのお友達を作るチャンスを逃してしまいやすいです。
2.絶対に目を合わせようとしない
犬見知りな犬は、他の犬と絶対に目を合わせようとしません。犬同士が目をジッと合わせることには、威嚇や攻撃などの意味もありますが、犬同士の様子を見れば、挨拶を交わそうとしている様子だ、敵意はない様子だ、ということがわかるはずです。
しかし、それでも、犬見知りな犬は、他の犬と目を合わせようとはせず、他の犬が立ち去るまで、ジッと我慢して待ちます。他の犬が立ち去った後、緊張が解けたのでしょうか。ホッとした表情を見せることがあります。
3.挨拶を交わそうとしない
犬同士の挨拶をいえば、お互いのニオイを嗅ぎ合うことですね。お互いのお尻のニオイを嗅ぎ合う犬もいますし、鼻と鼻を合わせて挨拶する犬もいます。フレンドリーな犬同士であれば、初対面であっても、じゃれ合うように挨拶を交わす犬もいますし、すぐに追いかけっこを始めることもあります。
一方、犬見知りな犬はどうでしょうか。上手く挨拶を交わすことができない犬がほとんどのようです。他の犬が自分のニオイを嗅ぐことは許すものの、自分から他の犬のニオイを嗅ぎに行こうとはしません。挨拶を交わす気持ちがないというよりは、挨拶の仕方を知らなかったり、緊張で身動きができなくなってしまったりする、そのような様子が見られます。
犬の犬見知りは改善した方が良い?改善方法は?
なぜ犬見知りをしてしまうの?
犬が野生であった頃、生後90日ほどを母犬と兄弟姉妹犬と過ごしていました。生後90日を過ぎた頃、巣穴から出て、外の世界を知ることになります。母犬と兄弟姉妹犬しか知らなかった犬は、外の世界で出会う他の者に対して、食料もしくは敵だとみなします。
このような本能や習性によって、犬はもともと犬見知りをする動物なのではないか、とされています。現代の犬は、飼い主や家族以外の人や犬と出会ったとき、人見知りや犬見知りをすることがあるようです。
改善した方が良い?
犬にも生まれ持った性格があります。怖がりな犬もいますし、飼い主や家族以外の人や犬を受け入れようとしない犬もいます。犬見知りを無理に改善する必要はないのではないでしょうか。お友達を作ってあげたいと考えるかもしれませんが、犬見知りによってお友達を作ることができない分、飼い主さんや家族の皆さんで、たくさんの愛情を与えてあげることができると思います。
改善方法は?
他の犬と接する機会を増やしてあげてはいかがでしょうか。無理に挨拶を交わしたり、近づけたり、一緒に遊ばせたりする必要はありません。他の犬が集まりやすい、公園やドッグランに出かけてみると良いと思います。
初めは、他の犬がいることに不安を感じ、その場へ行くことさえ拒否するかもしれません。そんなときは、ただ他の犬が遊ぶ様子を眺めているだけでも十分です。いつしか、その場へ自分から進んでいくようになるかもしれません。
ただ眺めていただけだったのが、自分から他の犬の元へ近寄ろうとするようになるかもしれません。かなり時間はかかってしまうかもしれませんが、慣れることで、自分も仲間に入りたいと感じてもらうことができるようになるのではないでしょうか。
まとめ
犬見知りな犬がよくしている行動には、
- 他の犬が近づいてくると逃げ回っちゃう
- 絶対に目を合わせようとしない
- 挨拶を交わそうとしない
などがあり、他の犬を避けてしまうようです。
犬見知りは無理に改善する必要のあるものではありません。犬同士のお友達や仲間を作ることができなくても、飼い主さんや家族の皆さんがいらっしゃるのですから、たくさんの愛情を与えてあげることで、きっと犬は幸せだと思います。