犬にトイレを覚えさせる4つのコツ
1.大げさに褒める
犬の場合、トイレを別の場所でしてしまい叱られても、なぜ叱られているのかわからないことがあります。特に多くの犬がトイレのしつけを始めるような年の子犬だと、叱られても意味がわからず怯えてしまいます。
そのため叱るしつけではなく、褒めるしつけを行うことが大切です。できたときに大げさに褒めてあげましょう。「えらいね!」「すごいね!」などと喜びながら撫でてあげるといいかもしれません。
もし失敗したら叱らずに、失敗したところを片付けて何事もなかったかもように振る舞ってください。失敗した場所で強く叱ってしまうと、その場所が怖い場所だと勘違いしてしまうこともあるので注意してください。
2.成功させるための環境を作る
広い部屋にひとつ、トイレトレーやシーツを置いても勝手に覚えてくれるわけではありません。まずはトイレを成功させるための環境作りが大切です。
サークルを用意して、トイレトレーと犬のハウスを置きます。サークルという限られたスペースにトイレを置くことで、トイレの場所を覚えてもらいます。サークル内にトイレがあると飼い主さんがおでかけして、犬が一人でお留守番するときにサークルに入れておく場合、そこでトイレをすることができるので便利です。
犬はふかふかしたものにおしっこをする習性があるので、トイレを覚えるまではそういったものはサークル内に置かないようにしておきましょう。また、トイレシーツにいたずらする犬の場合は、トレーに網がついているタイプのものを使用するといいですね。
3.排泄のタイミングを記録する
犬の排泄のタイミングを記録しておくと、次にいつ頃おしっこやうんちをしたいのかがわかるので排泄を促すことができます。子犬だと大体30分〜1時間、少し成長すると2〜5時間ぐらいでおしっこやうんちをするようになります。いつでも見やすいようにスマホのアプリなどでメモをとるのがおすすめです。
また、排泄のタイミングは寝起きや食後が多いので、そのときに少しそわそわしているようであればトイレに誘導して排泄を促してください。排泄前にはくるくる回ったり、地面のにおいを嗅いだりするので、犬の排泄のサインを把握しておくとスムーズに排泄を促すことができます。
4.繰り返しを大切に
トイレをしそうなタイミングになったら犬をサークルに入れます。そしてサークルで排泄できたら外に出してあげましょう。このときにたくさん褒めてあげると犬はサークルのトイレで排泄することがいいことだと覚えてくれます。
サークル外でおしっこやうんちをしてしまった場合は強く叱らず、さっと片付けてしまいましょう。そして何事もなかったかのように、また次のタイミングを狙ってください。
トイレをなかなか覚えないときは?
トイレを覚えないときには、一度しつけのやり方を見直してみましょう。もしかすると犬にとってわかりにくいやり方をしているのかもしれません。
また、犬によって早く覚えたり遅く覚えたり様々なので、焦らずに根気強く教えることが大切です。犬の様子を見ながら毎日繰り返して、ゆっくりでもいいので覚えられるようにしましょう。
まとめ
犬にトイレを覚えさせるのは簡単なように見えますが、犬の性格や飼育環境によって違ってきます。しかし、必ず覚えられるので正しいしつけのやり方を調べて、根気よく焦らずに教えていくことが大切です。
犬によってはなかなか覚えずに、イライラすることもあるかもしれませんが我慢してください。強く叱ったり、飼い主さんが不機嫌なまましつけをしたりしてしまうと、覚えが悪くなることがあります。トイレを覚えてしまえば家の中である程度は自由に行動できるようになるので、犬のためにもしっかり教えてあげましょう。