1.ワクワクするなぁ!
好奇心旺盛な子や知らない人と触れ合うことが好きな子にとっては、おでかけをして知らない世界に身を置くことはとてもワクワクするものです。
- 普段とは違う場所を歩く
- 知らない匂いを嗅ぐ
- 賑やかな街の音を聞く
- 森、川、海などの自然に触れる
- 知らない人や犬と触れ合う
このような非日常を体験することは、好奇心が強い子にとって良い刺激となるでしょう。
2.不安だなぁ…
一方で、臆病な子の場合は知らない場所に身を置くことで強い不安を感じてしまうこともあります。神経質な子であれば、人混みや賑やかな音などの刺激に過敏に反応して吠え続けてしまうこともあります。
臆病な性格の犬種
麻布大学獣医学部の調査によると、遺伝的に近い犬種ごとに分けた8つのグループのうち
- チワワ
- パグ
- ポメラニアン
- シーズー
- パピヨン
- ペキニーズ
などの犬種をまとめた「トイグループ」は攻撃性や恐怖心が強く、人に触られることを嫌う子が多いという結果が出ました。
犬の性格は1歳までに決まる
犬には生後3週間~3ヵ月半ごろまでの「社会化期」と呼ばれる成長の段階があり、産まれて間もない子犬の時から犬同士のコミュニケーション方法を学びます。
その後、飼い主さんと出会い人間との共同生活が始まると、今度は人間社会について学んでいきます。生後1年までの間に街の音や家電の音、知らない人や犬などのさまざまな刺激を受けて育った子は、刺激を受けずに育った子に比べると神経質で臆病になりにくい傾向があります。
3.移動がイヤだなぁ
車や電車などの乗り物の揺れが苦手なわんちゃんも多くいます。普段のお散歩やちょっとしたおでかけを経験したことのある子でも、長時間の移動となると車酔いをしたり怖がって興奮してしまうこともあります。
特に電車は知らない人がたくさんいる環境なので、乗っている最中ずっと吠えてしまうことも。おでかけの際の移動で車や電車を利用する場合、事前に移動の環境に慣れさせておく必要があります。
車酔いの症状
- よだれが多くなる
- あくびが増える
- 落ち着きがなくなる
- 嘔吐する
- パンティング(ハァハァと速い呼吸)
このような症状が出たら車酔いをしている可能性がありますので、車を降りて休憩をとってあげてください。
やや狭めのクレートに入れる
ペットと電車に乗る際には必ずハードタイプのクレートに入れる義務がありますが、車移動の場合にもクレートに入れるようにしましょう。車移動の場合はやや狭めのクレートに入れることで身体が固定され、中で愛犬が揺れにくくなります。急ブレーキやカーブで犬の身体が不安定となり危険なので、愛犬の安全のためにも車の中ではクレートに入れるようにしましょう。
クレートに布をかける
車の窓から流れる景色を見ていると興奮してしまったり、車酔いをしてしまうことがあります。その場合はクレートを足元に置いて窓が見えないようにしたり、クレートに布をかけて視界を遮断してあげるのも良いでしょう。電車の場合もクレートにカバーをしてあげると安心しやすくなります。
まとめ
おでかけが大好きなわんちゃんもいれば、あまり得意ではないわんちゃんもいます。特に長時間で長距離の移動となると、慣れない環境に体調を崩しやすくなりますので注意が必要です。臆病な性格の子であったりおでかけに慣れていない子の場合には、短時間のドライブや近場でのおでかけから徐々に慣れていきましょう。