大切な愛犬のための応急処置セットを準備しておこう
愛犬家にとって、犬の安全や健康は優先順位の高い重要な問題でしょう。けれど、どんなに気をつけていても、しっかりとトレーニングをしていても思わぬアクシデントで怪我をしてしまったり、急な病気になってしまったりということはあるものです。
そんなときに迅速に対応できるように普段から準備をしておくと、スムーズに運んで重症化を防いだり回復を早くしたりすることにもつながります。
ペット用の応急処置セットや災害時の非常持ち出しセットなども市販されていますが、うちの子仕様にカスタマイズしたセットを作っておくとより安心です。
応急処置セットとして一つにまとめておきたい物リスト
ペットの応急処置セットは、市販のセットに足りないものをプラスしていくと簡単ですが、持ち運びしやすいバックパックなどに一つ一つ揃えていってもOKです。
大切な電話番号や健康の記録
- かかりつけの動物病院の電話番号
- 最寄りの夜間救急や24時間対応の動物病院の電話番号と住所
- ペットのワクチン接種の記録
- 持病や普段から服用している薬の記録
- ペットの写真、鑑札やマイクロチップの番号の控え
突然起こった大きな怪我や病気の場合、急患として対応してもらえるよう動物病院に電話をしてから出向くことが重要です。いざという時に慌てないよう、連絡先は応急処置セットの中にも常備しておきましょう。
かかりつけではない救急病院などは、時間のあるときに場所を確認しておくことも大切です。ワクチン接種や持病、薬の記録はかかりつけでない病院で診察を受ける場合に備えておくと便利です。写真や鑑札の情報は、非常時などにペットが迷子になってしまった場合に備えて準備しておきます。
ペットのための家庭の医学の書籍
予期せぬ怪我や誤飲などの事故が起きたときに多くの人がネットで検索して情報を探しますが、ネットの情報は玉石混交です。特に動揺したり焦ったりしているときには判断力も落ちている可能性があります。
そんなときのために信頼できるペット用の家庭の医学の書籍を準備しておくと、素早く正しい情報にアクセスできます。書籍は災害時などネットが使えないときにも頼りになるので。レビューなどをチェックして、これはと思う書籍を手元に置いておきましょう。
救急医療用品
さて、ようやく応急処置用のセットの登場です。
- ガーゼ
- 伸縮性と接着性のある動物用の包帯
- 先の丸いハサミ
- インスタントアイスパック
- オキシドールまたはマキロンなど消毒薬
- ピンセット、毛抜き
- 脱脂綿と綿棒
- ウェットティッシュ
- タオル、手ぬぐい
- 常用している医薬品
余裕があれば一緒に非常持ち出しセットも
災害など非常時の持ち出しセットも応急処置セットと一緒に保管しておくと、いざという時の初動が早くなります。
- キャリーケース
- 予備のリードやハーネス
- 折りたたみ式の水入れやボウル
- ペットのためのおもちゃ
- 非常用のフードやおやつ
- ペットシーツ
- ペット用毛布
準備したセットは2〜3か月おきに、薬や食べ物など交換が必要なものをチェックします。控えてある情報も最新のものになっているかどうか確認します。可能であれば、家の中と車の中にそれぞれ救急セットを準備しておくとさらに安心です。
まとめ
愛犬の急な病気や怪我に備えて、また災害などの非常時に備えての救急セットの準備についてご紹介しました。何事もない普段から準備しておくことが、その後の対応を左右することにもつながります。
また準備しておくことはイメージトレーニングにもつながり、いざという時のパニックを抑えてくれる可能性もあります。「備えあれば憂いなし」大切な4本足の家族のためにも言えることですね。