犬が期待に胸を膨らませているときに見せる仕草4つ
1.意味もなくうろうろする
何か、楽しいこと、うれしいことが起こるかも…という予感にドキドキし始めると、落ち着いていられないのは人間の子供も犬たちも同じです。一つの所にじっと座らずに、落ち着きをなくし、飼い主さんの後ろをストーカーのようについて歩いたり、立ったり座ったりソワソワした様子を見せます。
2.呼吸が荒くなる
「何か楽しいことがあるかも。何か嬉しいことがおこるかも」という期待する気持ちによって、交感神経が刺激され、呼吸数が上がります。
3.しっぽがゆらゆらと動いている
犬の尻尾は、犬の感情を自分以外の存在に伝えるための役割を果たしています。
ところが、この尻尾は犬が自分の意志で動かしているのか、それとも犬の感情と連動して無意識に動いているのか、いまだにはっきりとした結論は出ていません。
ですが、「期待に胸を膨らませている時」というのは、「絶対に嬉しいこと、楽しいことが起きると確信できていない状態」あるいは「嬉しいこと、楽しいことが起きればいいと希望している状態」と考えると、犬がなにかに期待している時に尻尾がゆらゆらとゆっくり動くのは、犬が抱く期待感によって無意識に尻尾が動いていると言えそうです。
4.飼い主さんを目で追っている
自分の嬉しいこと、楽しいことが起こる…と期待しながら、飼い主さんの姿をずっと目で追いかけます。飼い主さんの行動によって、どんなに嬉しいことが起きるのか期待しながら、その楽しいこと、嬉しいことが現実になる瞬間を待っているのではないでしょうか。
犬が期待に胸を膨らませているときに見せる表情4つ
1.目がキラキラしている
犬は、とても豊かな感情を持っています。そして、その感情は瞳の動きによく表れて、愛情をたくさん与えられている犬は、成犬になっても目に生命力が宿っていて、何か嬉しいことや楽しいことが起こりそうなときは、目に力が入り、キラキラと輝きます。
2.口角が上がって、口が半開き
犬の口角が上がっているときは、感情的には何のストレスもなく、リラックスしていることを示しています。そして、口が半開きなのは交感神経が刺激されたことによって鼓動が増えて、呼吸数が増えるためです。
3.地団太を踏んでいる
相手を急かすときや、「要求鳴きをしたいけれど、吠えたらダメ」と我慢しているときに地団太を踏むことがあります。
4.ピーピーと小さく鼻を鳴らす
地団太を踏むのと似ていますが、ピーピー、ピスピスと言った音を出して、小さく鼻を鳴らすのは、甘えられる相手に対する要求を表しています。
まとめ
犬は、自分の感情に正直です。訓練によって感情を抑えることもできますが、大好きな飼い主さんの前では、楽しいこと嬉しいことがあれば素直に喜びを全身で表します。人間のように取り繕ったり、人を騙すために喜んだ振りを見せたりすることもありません。
だからこそ、もし、愛犬が期待を込めて飼い主さんを見つめていたら、できるだけその期待に応えあげましょう。そうすれば、お互いが幸せな気持ちになれますよ!