犬の拾い食いを直すトレーニング方法とコツ
1.おやつを使って「アイコンタクト」の練習をしてみましょう!
- 首輪やハーネスにリードを繋ぎ、固定します。
- 届きそうで、決して届かないように、床におやつを置きます。(犬は必死になっておやつを食べようとしますが、届きません。食べることができないとわかると、飼い主さんを見つめます。)
- しっかりアイコンタクトをすることができたら、おやつをあげます。
これを繰り返し行いましょう。
2.「待て」の指示を出してみましょう!
- 首輪やハーネスにリードを繋ぎ、固定します。
- 届きそうで、決して届かないように、床におやつを置き、「待て」の指示を出します。
- アイコンタクトをすることができたら、おやつをあげます。
これを繰り返し行いましょう。
3.「リードを外して」練習してみましょう!
1と2で練習したことを、今度は、リードを外した状態で練習してみましょう。
- 床におやつを置きます。
- 「待て」の指示を出します。
- おやつを食べずに待つことができ、飼い主さんとアイコンタクトをすることができたら、おやつをあげます。「よし」などの指示を出してあげましょう。
もし、待ての指示に従うことができず、飼い主さんとのアイコンタクトもできず、食べても良いという指示を待つことなく、おやつを食べてしまった場合には、1と2を再度よく練習してから3を行ってみましょう。
4.決して叱ってはいけません!
もし、練習に失敗してしまっても、決して叱ってはいけません。成功したときに思いっきり褒めてあげることが重要です。失敗ばかりで上手くいかないとき、イライラしてしまうかもしれません。叱りたくもなるでしょう。怒りたくもなるでしょう。しかし、愛犬が拾い食いをし、体調を悪くしてしまったり、命を落としてしまったりしたときのことを考えてください。取り返しがつきません。
拾い食いを直すためには、トレーニングが必要です。飼い主さんに大切なことは「根気」と「愛情」です。犬によって、トレーニングに必要な時間が異なります。とてもたくさんの時間が必要な犬もいます。拾い食いが直るときまで、根気強く、トレーニングを続けてみましょう。
5.場所を変えて練習してみましょう!
自宅の室内で練習することがほとんどでしょう。3までの練習を終えることができたら、次は、場所を変えて練習してみましょう。公園で練習しても良いです。ドッグカフェで練習しても良いです。安全な場所で練習しましょう。
外で練習することは、とても良いトレーニングになります。外には、犬にとって、たくさんの誘惑があるからです。気になるニオイがします。気になる音がします。他の犬や人の気配があります。気を取られることなく、トレーニングに集中することができるよう、練習してみましょう。
拾い食いを直すためのポイント
なぜ、上記のようなトレーニングを行うことで、犬の拾い食いを直すことができるのか。それは、何かを口にするとき、「飼い主さんにお伺いを立てる」ということが、大きなポイントになるからです。アイコンタクトをし、「食べても良い?」と、お伺いを立てることができるようになります。
そして、落ちているものを拾い食いすることがなかったとき、褒めてあげてください。そうすることで、拾い食いを直すことができます。拾い食いをする癖がある犬にとって、そう安易なトレーニングではないかもしれません。そう簡単にいかないかもしれません。拾い食いが直るときまで、トレーニングを続けてみましょう。
まとめ
犬の拾い食いを直すトレーニング方法とコツについて、
- アイコンタクトの練習をする
- 待ての指示を出す
- リードを外して練習をする
- 叱ってはいけない
- 場所を変えて練習をする
この5つをテーマに解説しました。
愛犬の安全と命を守るため、拾い食いは絶対に直す必要があります。根気強くトレーニングを続けてみましょう。