愛犬との生活に欠かせないペット用品
初めて犬を飼う方にとっては、ペット用品といっても馴染みがない方も多いと思います。
ペット用品というはその名の通り、ペットを飼うに当たって必要な道具類のことを言います。
使用する場面に応じて必要なペット用品も異なってきますが、犬の場合で例をあげてみますと、まず犬の住居となるサークルやベッド。
次に食事に必要なものとして食器とドッグフード、水飲みボトル。
また、トイレに必要なトイレトレーとシーツ、散歩に必要な首輪や胴輪、リードとよばれる引き紐、そしてお手入れに必要なコームなどのブラッシング用品やシャンプー類、また遊ぶのに欠かせないおもちゃ、ごほうびとして与えるおやつ、などです。
このように、少し例を挙げただけでもさまざまなペット用品があることがおわかりいただけたと思います。
一生のうちに必要なペット用品リスト
それでは具体的に、犬を飼うに当たって必要なペット用品にはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。
犬の成長段階にあわせて必要なものも異なってきますので、それぞれの段階別にご紹介していきましょう。
なお、()内の年齢は小型犬の場合の参考です。
犬種によっての違いや、個体差がありますのでご了承ください。
犬を飼う前に準備するもの
- サークル
(トイレ、ベッドを置くことができる十分な広さのもの) - トイレトレー
(初めのうちは、トイレシーツで遊んでしまう子犬もいます。いたずらできないよう、底がメッシュになっているものもおすすめ) - トイレシーツ
- 食器
(食べこぼしをしにくい形状になっているものや、ずっしりと重く動きにくいものがおすすめ) - 水飲みボトル
(それまで子犬が育った環境に合わせて水飲み食器かボトルかを選ぶと良いでしょう) - パピー用フード、場合によってはパピー用ミルク
(それまで与えていたもの、小粒のもの) - フードストッカー
(密封できるタイプのもの) - 量り
(食器がのせやすいタイプ) - パピー向けのおもちゃ
(おもちゃは必ず犬用を選びましょう。人間用のぬいぐるみはタグやファスナーなどちぎって誤飲の可能性があります。また、飽きやすいので2~3種類を用意しましょう。はじめは引っ張りっこのできるロープや音が鳴るぬいぐるみなどがおすすめです) - ベッド
(ウォッシャブルですと、粗相をしやすい子犬に便利です。余裕があれば2つあると洗い替えになります) - 犬用ウェットティッシュ
(舐めても安心なタイプのもの。食後の顔周りや、おしりまわりなど拭くのに重宝します) - キャリーケース
- 犬用タオル
(ベッドに敷いたり、体を拭いたりと何かと使います) - 犬用消臭スプレー
(子犬は成犬よりも体臭が強い場合があります。慣れないうちは室内にスプレーするタイプなどがおすすめです)
- (冬)犬用ヒーター
(コードタイプの場合、かじられないようカバーの付いているものにしましょう) - (夏)犬用クールマット
(体温調節が苦手な犬、暑さに弱いので必須です)
幼犬期(~1歳)
- 子犬用おやつ
(ボーロなど食べやすい小粒のもの) - 散歩用の首輪や胴輪
(成犬になったことを考慮し、サイズ調整ができるタイプをおすすめします) - リード
- 噛み癖などいたずら防止スプレー
(歯の生えかわる時期はむずがゆく、家具など噛みたがることがありますので重宝します) - おもちゃ
(上記と同様の理由で、噛み応えのあるおもちゃをえらぶと良いでしょう) - 犬用シャンプー、リンス
(子犬のうちは低刺激タイプのものがおすすめ) - 犬用ドライタオル
(ドライヤーが苦手な子犬も多いもの。なるべくタオルで素早く乾かしドライヤーを減らせると犬の負担も少なく済みます。散歩後にも便利です) - 犬用歯ブラシ、歯磨き粉、もしくは歯磨きガム
- イヤークリーナー、イヤーパウダー
(清潔な耳を保つので必須です。イヤーパウダーは耳下の処理に使います) - 爪切り、止血剤
(犬の爪を切りすぎてしまった場合も止血剤があれば安心です) - (去勢・避妊手術をしない場合)マナーベルト、パンツ、ナプキン
(生後7カ月前後から犬により発情期があります) - ペット用、滑り防止床材
(フローリングなど滑りやすい場所に敷きます。滑ると犬が足を痛めることがありますのであると便利です) - 飛び出し防止柵、立ち入り禁止策
(玄関や台所など、犬が飛び出したり入ってほしくない場所に使用します。あらかじめ対策をしておくことで犬も人もストレスなく過ごせるので便利です)
成犬期(1歳~7歳)
- 成犬用フード
(犬種別や犬の嗜好にあわせたもの) - 運動用、ロングタイプの伸縮性リード
(ドッグランなど、外で走り回る犬の場合にあると便利です - 持ち歩きできる水飲みボトル
(しっかりと散歩ができるようになると、外での水分補給もかかせません) - 留守番のおもちゃ、おやつ
(長時間噛めるタイプのものなど。特に知育玩具などは犬が夢中になってくれることも多いのでお留守番に最適です。難易度を変えられるタイプですとなお良いでしょう) - (手術後やけがの場合)エリザベスカラー
(獣医師の指示がある場合が殆どですので、まずは確認してみましょう)
老犬期(8歳~)
- 老犬用フード
(やわらかい、消化に良いなど愛犬の状態にあわせて) - 介護用おむつ
(排泄機能が衰える場合がありますので必要になってきます) - 介護用ベルト
(歩行補助) - 介護用ベッドや枕
- ぶつかり防止アイテム
(老犬で痴呆の場合や失明の場合、椅子の脚や壁にぶつかることがあります。クッション材や角をカバーするスポンジなどがあると役立ちます)
まとめ
以上のように、ペット用品は愛犬のライフステージにあわせてさまざまなものが必要になってくることがおわかりいただけましたでしょうか。
沢山のものを買い揃えないといけないんだな、と思った方もいるかもしれません。
基本的には子犬から成犬初期のうちこそ、揃える物は多くなってきますが、その後は必要なものを買い足していくような形となりますので過度に心配することはないでしょう。
また、価格もそれぞれ手頃な物から高価なものまでありますので予算に合わせて購入したいですね。
愛犬が成犬になってからは、その後の愛犬の成長具合や、それぞれのご家庭における愛犬との生活スタイルに合わせて徐々に様子を見ながらペット用品を揃えていくというイメージで良いのではないでしょうか。
そしていざ購入するとなると、一つのペット用品を選ぶにも沢山の種類があり迷ってしまうこともあると思います。
そんな時には独断せず、まずはペットショップなど販売店の方に聞いてみてください。
もしくは、インターネットを使って気になっていた商品を実際に購入した方の声を調べてみたり、お散歩で知り合った犬仲間などがいればおすすめの商品を聞いてみましょう。
価格・品質ともに納得したものを選べるといいですね。
また、すでに購入したものなどでも実際に使ってみたらあわなかった、使いにくかったなどといったこともあると思います。
もしくは気に入って使っているものが古くなっているなどの場合も出てくるかと思いますが、状況に応じて買い替えるようにし、使いやすいペット用品が揃った状態を保てるようにするのが理想です。
愛犬にあったペット用品を上手に選んで、快適なドッグライフが送れるといいですね。