犬が心から楽しんでいるときにする行動や仕草8つ
犬は言葉が話せませんが、全身をつかって気持ちを伝えようとしています。これを、犬の「ボディランゲージ」と呼ばれていますが、犬が心から「楽しい!」と感じているときはどんな行動を見せるでしょうか?
ここでは、犬が楽しんでいるときにする行動や仕草9つをまとめました。中には誤解しやすい行動も多いので、「これはどんな感情?」と気になっている方は今後の参考にしてください。
1.耳を垂らしておじぎする
飼い主さんが帰宅したときや、散歩中にほかの犬に出会ったとき、まるでおじぎのようなポーズを取ることがあります。これは「プレイバウ」と呼ばれ、遊びに誘っているサインです。
このとき、耳を垂らしてお尻を上げ、尻尾をあげたり振ったりするのが大きな特徴。もし、尻尾が下がっていたり、うなり声をあげていたりするなら、警戒しているサインとなります。
2.目を細めて耳を後ろに垂らす
犬は嬉しい気持ちになると「ニッ!」と口角を上げる仕草を見せます。これによって、目を細めて耳も後ろに垂れるので、まさに「笑ってる!」という表情を見せるでしょう。こんな可愛い顔が目撃できると、飼い主としても嬉しいですよね。
3.ちぎれそうなほど尻尾を振る
ひと目で「楽しそう」とわかるのが、ちぎれそうなほど尻尾を振る行動です。まるでヘリコプターのように尻尾をブンブン振って、喜びを表現してきますよね。
ただ、警戒しているときにも尻尾を振ることも。低い位置で小刻みに振っているときは少し様子を見てください。特に、犬同士の出会いは思わぬトラブルになることがあるので要注意。
4.嬉しくて吠える
嬉しくて仕方ない気持ちが全開になると、鼻を「クンクン!」と慣らしたり、思わず「ワオン!
」と漏らすように吠えたりすることもあります。その犬によって表現方法に違いがありますが、「待ち焦がれた人に会えた!」というシーンで多く見られるでしょう。
5.散歩中にため息をつく
散歩中に「フー」と愛犬がため息をつく行動を見ると「つまらないの?」と誤解しますが、実はこれも喜びの行動だったりします。これは、外の空気をたくさん吸って情報を得ている行動で、満足しているというサイン。
ただし、ため息をつきながら体を震わせる、爪や足を噛む行動も見られる場合はストレスを感じていたり、体に不調があったりする可能性もあるのでよく観察してください。
6.体をこすりつけてくる
体の側面を相手にこすりつけてくる行動も、嬉しくて甘えている行動です。人懐こい犬ほど、こういった行動を見せるでしょう。犬にとって側面を見せることは、敵意がないことのアピールです。
7.相手の口をペロペロ舐める
遊んでくれた人の口をペロペロ舐める仕草には、「ありがとう」という犬なりの挨拶だったりします。ただ、食後だった場合は飼い主さんの口に食べかすがついているだけ・・・ということも多いです。
犬がペロペロ舐める行動は嬉しいものですが、感染症などの不安もあります。そっと優しく止めて、よくうがいをした方がいいでしょう。
8.おへそを見せてくる
犬がゴロンと寝そべっておへそを見せる行動を「へそ天」と呼んだりしますが、この行動も相手に服従している行動です。愛犬であれば「もっと遊んで」「お腹をなでて」というアピールでしょう。
嬉しさいっぱいの気持ちを全身でアピールする姿を見ると、こちらも幸せな気持ちになりますよね。そんなときは、ぜひマッサージをたっぷりしてあげてくださいね。
まとめ
愛犬と会話をすることはできませんが、犬は全身をつかって「楽しいよ!」とアピールしています。少し誤解をうける仕草もあるので、「これはどういう感情なの?」とよく観察してみてくださいね。