愛犬には幽霊が見えていると感じたことはありませんか?
「犬には幽霊が見える」と耳にすることがあります。飼い主さんには何も見えないのに、まるでそこに何かが存在しているかのような行動をとる愛犬。そんな愛犬を見て、「まさか…!?」と背筋が寒くなった経験はありませんか?
犬は非常に優れた嗅覚や聴覚を持っており、人とは桁違いのその能力の高さに驚かされることもしばしば。ですから、犬に幽霊を見る能力があってもおかしくはない気もしますが、本当のところはどうなのでしょうか?そこで今回は、幽霊が見えているように感じる犬の不思議な行動や、本当に犬には幽霊が見えるのか、についてご紹介していきたいと思います。
幽霊が見えているように感じる犬の不思議な行動
①何もないところをじっと見つめる
愛犬が天井や壁など何もないところをじーっと見つめる姿は、とても不思議。そして、一体何が見えているのか分からず、怖いです。「まさか、幽霊…?」と、ドキドキしてしまいます。こちらには見えない何かを真顔でじーっと目で追っていたりすると、ドキドキ倍増です。
②何もないところに向かって吠える、唸る
部屋には自分と愛犬以外には誰にもいないし、部屋の様子もふだん通りなのに、愛犬が急に吠えだしたり唸りだしたりするとビックリしますよね。しかも、何もない壁や天井、部屋の隅などに向かって吠えたり唸ったりしていたら驚きというよりも、もはや恐怖。幽霊を追い払おうとしているように見えてしまいます。
③急に動きを止める
愛犬が遊びに夢中になっている最中に突然、ピタッと動きを止めて「ん?」という顔をする。これも不思議な行動で、「ど、どうした?」と思いますよね。気になって周りを見渡してみても、特に変わった様子はなし。愛犬はすぐに遊びを再開するものの、飼い主さんの方は「もしや、幽霊が見えたんじゃ…」と、モヤモヤしませんか?
④何もないのに怯えだす
愛犬が急に震えだしたり、だらりと尻尾を下げたりして怯えた様子を見せることはありませんか?特別何かが起きたり、何か音がしたりしたわけではなく、具合が悪いわけでもなさそうなのに愛犬が急に怯えだすのは、飼い主さんからすると不思議な行動に見えるでしょう。理由もなく怯えるはずはないのにその理由が分からないと、思わず「幽霊でも見たの?」と、愛犬に聞きたくなりますよね。
犬には幽霊が見えるの?
幽霊が見えているように感じる犬の不思議な行動を4つご紹介しましたが、こうした行動をとるのは、犬には幽霊が見えるからなのでしょうか?調べてみると、犬に幽霊が見えるのかについては、科学的に解明されていないようです。つまり、犬に幽霊が見えるのか見えないのかは、今のところはっきりしていないということですね。
ではもし、犬には幽霊が見えないと仮定する場合、なぜ犬は先ほどご紹介したような不思議な行動をとるのでしょうか?以下から、犬が不思議な行動をとる理由をご紹介します。
犬が不思議な行動をとる理由
①紫外線が見えている
紫外線は、人には見えない不可視光線です。人の水晶体は、紫外線を通さない構造になっているため、人には紫外線が見えないのです。一方、犬の水晶体は紫外線を通すようにできていることが、イギリスの大学の研究により明らかになっています。それは、犬には紫外線が見えている可能性がある、ということです。
もし犬に紫外線が見えているのなら、犬の不思議な行動は、人には見えない紫外線に反応している結果なのかもしれません。
②人には聞こえない音をキャッチしている
犬の可聴域(音として感知できる周波数帯域)は65~50,000Hzと言われています。それに対し、人の可聴域は16~20,000Hzですので、人には聞こえない20,000~50,000Hzの音が犬には聞こえている、ということになります。また、犬は人より4倍も遠い距離の音を聞き取ることができるといいます。
このように、犬の聴覚は人よりはるかに優れているので、人には聞こえない隣家や上階から発せられている音に犬が反応し、何もない壁や天井をじっと見つめたり吠えたりしている可能性があります。
③電磁波を感知している
犬や猫などの動物は、地震の前に発生する電磁波を感知するのではないかと考えられています。そして、その電磁波を感知すると恐怖や不安などから、異常に吠えたり、怯えたりすることがあるといいます。ですから、犬が不思議な行動をとるときは、もしかすると地震の前の電磁波を感知しているのかもしれません。
まとめ
犬は何もないところをじっと見つめたり、壁や天井に向かって吠えたり、急に動きを止めたり、何もないのに怯えたりすることがあります。こうした不思議な行動を目の当たりにすると、まるで幽霊が見えているように感じてしまいますが、犬に幽霊が見えるのかどうかは科学的に解明されていません。
仮に犬に幽霊が見えていなくても、人には見えない紫外線が見えていたり、人には聞こえない音が聞こえていたり、人には感知できない電磁波を感知している可能性は高いです。同じ世界にいながら、犬は私たちとは違う感覚で生きているなんて、何だか不思議な感じがしますね。
ユーザーのコメント
30代 女性 匿名
窓の外は野っ原と林と学校のグラウンドしかないので、いつもレースのカーテンしか閉めない状態のまま寝ているので、唸るのが始まった時には部屋の電気をつけて、厚手のカーテンを閉めると落ちついてくれます。
でも、この子と一緒に寝るようになってからは全く金縛りに合わなくなりました。
きっと『何か?』から守ってくれているんだと思っています。