愛犬と一緒に寝るのは良いこと?
愛犬と一緒に寝るのはメリットもデメリットもあります
犬と一緒に寝ることに関しては、賛否両論がありますよね。しつけの面を考慮したり、犬の自立心を育てたりするためには一緒に寝ない方がいいという考えもありますし、逆に社会性がしっかりと身につき、飼い主さんとの信頼関係が気づけている犬であれば、一緒に寝ることで免疫力がアップするなどのメリットがあるなどとも考えられています。
飼い主さんがグッスリと寝てしまっている間に、コンセントなど危険性が高いものにイタズラしてしまうデメリットもあるので、一緒に寝るのであれば安全な環境をしっかり用意からでなくてはいけません。
愛犬は飼い主さんと寝たいはず
基本的に犬は野生時代、群れで生活していた生き物なので、群れの家族とくっついて一緒に寝ることを好みます。愛犬自身は家族である飼い主さんと、くっついて一緒に寝たいと思っている子が多いのではないでしょうか。
愛犬と一緒に寝るかどうかは、しつけや健康面などを考えた上で、そのご家庭ごとの判断になると思いますが、「うたた寝だけでも一緒に寝たい!」と感じる飼い主さんもいらっしゃると思います。
我が家の愛犬は甘えん坊で、お昼寝のときは私にピッタリくっついて寝ていますし、私もうっかり一緒に寝てしまうこともあります。しかし、不思議なほど寝室のベッドに連れて行くと全く寝てくれません。愛犬が一緒に寝てくれないときの心理を探ってみたいと思います。
愛犬が一緒に寝てくれないときの心理5つ
1.飼い主さんに慣れていない
新しい家族として迎え入れたばかりの犬は、まだ飼い主さんに慣れていない、また懐いていないため、安心して一緒に寝ることができないのかもしれません。我が家の愛犬も子犬の頃は自分のケージ以外では絶対に寝なかったので、家族と添い寝することは一切ありませんでした。我が家の愛犬が家族に添い寝を始めたのは1歳を過ぎた頃。やっと信頼関係が築けてきた時期だったのかもしれません。
何年も一緒に暮らしている愛犬で、他の家族には添い寝するけど、自分には添い寝をしてこないという場合は、愛犬がその家族に対して十分に懐いていないのかも。愛情をしっかり伝え、信頼関係を築く努力をしてみましょう。
2.環境が気に入らない
飼い主さんが愛犬と一緒に寝たいと思っている室内の環境を、いまいち気に入っていないという可能性もあります。犬はとてもデリケートで綺麗好き。お部屋が汚れていると、しっかり休めないこともあります。また、衛生面だけでなく、気温や湿度などに違和感をもっている場合もあります。
3.環境に慣れていない
我が家の愛犬が寝室で寝ない理由は、恐らく寝室の環境に慣れていないからだと思います。愛犬が日々、大半の時間を過ごしているのがリビングで、寝室に入ることはほとんどありません。たまに一緒に寝てみようと寝室に連れて行くと、ベッドや布団にテンションが上がり、コロコロ転がって遊び始めてしまいます。
また、犬は縄張り意識や警戒心が強い個体も多いので、安心して寝るお気に入りの場所が決まると、その他の場所で寝ることをあまり好みません。いつも愛犬が専用の寝床でしっかりと寝ているのであれば、自分の寝床をとても気に入っていて、ゆっくりと休むことができている証拠でもあります。
4.暑い
意外と多くみられるのが、寒い季節はくっついて一緒に寝るけど、気温が上がってくると全く一緒に寝なくなる子がいます。心理は本当に単純で「暑いから」。愛犬がくっついて添い寝をしてきたり、布団の中に潜り込んできたりすることで、季節の変化を感じる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
5.しつけによるもの
愛犬が一緒に寝てくれない心理のひとつに「飼い主さんを尊敬しているから」と言う心理もあるようです。愛犬を家族に迎え入れたばかりの頃に、ケージでひとりでしっかり眠れるように、しつけをされたご家庭であれば、その成果と言えるでしょう。愛犬と飼い主さんの上下関係がはっきりとしている証でもあります。
まとめ
愛犬の寝顔は、本当に飼い主の心を癒してくれるものだと思います。一緒に寝ると、寝顔を至近距離で拝めたり、愛犬のぬくもりや、息づかいまで体感できたりするので、飼い主さんの心がほぐれる一瞬でもあると思います。しかし、犬にとって睡眠はとても大切なもの。無理に一緒に寝るのではなく、愛犬の安眠優先で環境を整えてあげましょう。