犬がオシッコのあとによくする行動「地面を蹴る」
犬がオシッコをしたあと、地面を蹴るような行動をすることがあります。犬と暮らしている飼い主さんなら、犬がオシッコをしたあとに地面を蹴って、砂や小石や芝生などが飛んできた経験が一度はあるのではないでしょうか。私は何度もあります。
印象としては、オシッコをしたあと、地面を蹴る率が多いのは、オス犬なのではないでしょうか。うちのオス犬はオシッコをしたあとに必ず地面を蹴りますが、メス犬は地面を蹴る行動をしたことは一度たりともありません。しかし、お友達のメス犬は、オシッコをしたあと必ず地面を蹴るのだそうです。性別に関係なく行うものなのかもしれません。では、一体、どのような意味や理由があって、オシッコをしたあとに地面を蹴る行動をするのでしょうか。
全ての犬が行うわけではない
オシッコをしたあと、地面を蹴るという行動は、全ての犬が行うものではないということが、研究結果として発表されているのだそうです。また、その研究結果によると、“極めて珍しい行動である”とされているのだそうです。
オス犬にもメス犬にもみられる行動である
犬全体で考えたとき、10%ほどの犬が、オシッコをしたあとに地面を蹴る行動をするのだそうです。しかし、性別には関係なく、オス犬にもメス犬にもみられる行動であることがわかっています。
地面を蹴らないときもある
オシッコをしたあと、地面を蹴るときと蹴らないときがあるようです。馴染みのある場所では、あまり行わないとされています。しかし、自分のテリトリーで他の犬の糞尿のニオイがしたときや、嗅ぎ慣れないニオイがしたときには、馴染みのある場所でも行うようです。
犬だけの行動ではない
オシッコをしたあと、地面を蹴るという行動は、犬・オオカミ・コヨーテ・ライオンによく見られる行動だということがわかっています。皆哺乳類ですが、犬・オオカミ・コヨーテはイヌ科に属しており、オオカミはネコ科に属しています。野生動物である場合、地面を蹴る行動は“マーキングである”とされていますが、“地面を蹴ることで印を残している”ともされています。
なぜ、犬はオシッコをしたあと、地面を蹴るのか?
縄張りを主張したい
犬の手足の裏には汗腺があります。その汗腺から分泌されている液体の中には、犬のフェロモンが含まれているとされています。オシッコをしたあとに限らずですが、地面を蹴ることで、フェロモンを擦り付けているようです。その場所に自分のフェロモンを残ることで、「ここは私の縄張りです!」と、他の犬に対して主張したいのです。
挨拶代わりに
他の犬がオシッコをした形跡のある場所や、他の犬が地面を蹴った形跡のある場所に、わざわざ自分もオシッコをしたり、地面を蹴ったりすることがあります。先にその場所を訪れていた犬が、お友達や知り合いの犬だったのでしょう。もしくは、いつもお互いにその場所でオシッコをしたり、地面を蹴ったり、フェロモンを残しているのでしょう。「ぼくもここを通ったよ」という挨拶代わりの行動です。
神経質な性格が関係している?
とある臨床研究によると、地面を蹴るという行動は、神経質な性格の犬に多い行動のようです。考えてみると、オシッコのあとに必ず地面を蹴るうちのオス犬は、確かにとても神経質な犬です。しかし、地面を蹴るという行動をする犬の全てが、神経質な性格の犬であるとは限らないようです。
まとめ
犬がオシッコのあとによくする「地面を蹴る」という行動について解説しました。
- 全ての犬が行うわけではない
- オス犬にもメス犬にもみられる行動である
- 地面を蹴らないときもある
- 犬オオカミコヨーテライオンによく見られる行動である
- 縄張りを主張したいための行動である
- 挨拶代わりの行動である
- 神経質な性格の犬が行う傾向にある
などということが、研究結果や臨床結果として発表されています。
オシッコをしたあと、地面を蹴るという行動は、飼い主さんにとっては、ちょっぴり迷惑な行動かもしれません。砂や小石や芝生が飛んできて痛い思いをしたり、周囲に飛んでしまったりすることにも気を遣いますよね。しかし、犬にとっては、意味のある行動のようです。