1.帰宅しても騒がない
犬といえば、帰宅時の熱烈なお迎えが1日の疲れを癒してくれる最大の癒し!…ですが、熱烈なお迎えを期待してドアを開けたのに、愛犬が知らんぷりしているなんてことはありませんか?「もう俺のことなんてどうでもよくなったのかな…」とガッカリしてしまったあなた、それは大きな勘違い。
飼い主さんが帰宅しても騒がないのは、犬が「飼い主さんが帰ってくるのは当然のことだから、騒ぐことないや」と思っていたり、「もうちょっと待っていたほうが遊んでもらえるから、体力はそれまでとっておこう」と思っているから。つまり、愛犬が飼い主さんのことを信頼しているからこそのツンデレ行動なんです。
2.お尻を向けている
愛犬には可愛いお顔を見せてほしいのに、なぜかこちらにお尻を向けてそっぽを向いているなんてこと、ありますよね。人間界では、相手にお尻を向けるのは、どちらかといえば失礼な行為に当たりますが、犬の場合は違います。自然界では、相手にお尻を向けるというのは、自分の隙を見せるという行為。つまり、命を危険にさらす行為といっても過言ではありません。
そんなお尻をこちらに向けてくれるというのは、犬が飼い主さんのことを心から信頼し、安心して背中を預けられる存在だと思っているゆえです。飼い主さんにお尻をぴったりとくっつけてくる行動も、理論は同じです。ですから、こんなときには、ぜひ幸せを噛みしめながら、可愛いお尻を眺めてあげてくださいね。
3.目をそらす
近年、犬と飼い主さんが見つめ合うと、双方にオキシトシンという幸せホルモンが分泌されるという研究結果が発表されたのは有名ですよね。ですが、愛犬とじーっと見つめ合おうとしたら、ふっと目を逸らされてしまったなんて経験はありませんか?
実は、これも犬のツンデレ行動。自然界では、相手を正面から見つめることは威嚇行動につながります。それを見つめ返すということは、相手からの宣戦に応じることになってしまいます。一方、あえて目を逸らすのは、「あなたのほうが上だとわかっているから、戦いませんよ」という意味があるのです。つまり、愛犬があなたから目を逸らすということは、愛犬があなたをリーダーとして信頼してくれているという証ですよ。
4.呼んでも耳を動かすだけ
愛犬の名前を呼んだり、声をかけたりしても、ぴくっと耳を動かすだけで体勢を変えようとしない。飼い主さんとしては少し寂しい気持ちになってしまいますが、これも一種のツンデレ行動。何か別のことに夢中になっているか、かまってほしい気分ではないときにとる行動ですが、耳がぴくりと動くのは、少なからず、飼い主さんの声をしっかり聞こうと思っている証拠です。
また、「ちゃんと聞こえてるよ」という意思表示でもあります。
ただし、いつも無視される場合には信頼関係が築けていない可能性があります。また、シニア犬が突然呼びかけに反応しなくなった場合には、聴覚が衰えていることが考えられますから、単純なツンデレ行動とばかり思わず、注意が必要ではあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ツンデレ行動の多さは、犬種や個体によって違います。一般的に日本犬はツンデレ行動が多いことで知られていますよね。そんなツンデレ行動の理由を知れば、愛犬がますます愛おしくなること請け合いですよ。