犬が嫉妬しているときに見せる行動①「割り込んでくる」
飼い主さんが自分以外の誰かと仲良く楽しそうにしていると、その間にスッと割り込んでくることがあります。“私のことも構いなさいよ!”と、少しムッとしたような表情で、飼い主さんのことをジーっと見つめて、嫉妬していることをアピールしてきます。
人間であれば、嫉妬していることを隠したがりますが、犬はとても素直な生き物なので、嫉妬していることさえも飼い主さんに伝えたいようです。
犬が嫉妬しているときに見せる行動②「しきりに大きなため息をつく」
嫉妬しているとき、明らかに、飼い主さんに聞こえるくらいのボリュームで、ため息をつくことがあります。しきりに大きなため息をつくときは、“ぼくは今、嫉妬しています。”のサインです。自分の寝床に入って、カラダを丸めて寝ているかもしれません。
寛いでいるのかな?眠っているのかな?と思いきや、しきりに大きなため息が聞こえてきたときは、飼い主さんの気を惹こうとしています。甘えることが苦手な犬や、構ってほしいアピールが苦手な犬に多いようです。不器用だけれど、そのため息に、嫉妬の気持ちがしっかり込められているようです。
犬が嫉妬しているときに見せる行動③「物に八つ当たりする」
嫉妬しているとき、物に八つ当たりをする犬がいます。自分のおもちゃを口にくわえて、勢いよくポイっ!とぶん投げてみたり、クッションを光速スピードでホリホリしてみたり。嫉妬している相手が飼い主さんなのであれば、わざと飼い主さんのスリッパや靴下などを持って来て、イタズラすることもあります。
ふだんはイタズラをしない犬も、嫉妬しているときは、わざと飼い主さんの目の前に飼い主さんの物を持って来て、嫉妬しているアピールをするんです。
犬が嫉妬しているときに見せる行動④「他の部屋で一人きりになる」
飼い主さんと一緒にリビングで寛いでいたけれど、嫉妬してしまい、他の部屋へ行って、ひとりきりになろうとすることがあります。“こっちを見て!”と、アピールを続けたけれど、飼い主さんに構ってもらうことができず、嫉妬だけではなく、完全に拗ねてしまったのだと思います。
これは、赤ちゃんや小さな子供さんと暮らす犬に多いようです。自分も構ってほしいけれど、赤ちゃんや子供が自分よりも弱い立場であることを理解しているため、飼い主さんを独り占めしたくても我慢しているのでしょう。“赤ちゃんのお世話に追われ、気づいたら、いつの間にか愛犬がリビングからいなくなっていて、探してみたら、脱衣所で拗ねていた。”というエピソード、切なくも可愛いですよね。
犬が嫉妬しているときに見せる行動⑤「鳴く・吠える」
鳴いたり吠えたりしてアピールするということは、嫉妬しているときの行動の最終系なのではないでしょうか。いろんな行動で嫉妬していることをアピールしてみたけれど、飼い主さんに気づいてもらうことができず、つい、声が出てしまったのだと思います。
犬はとても我慢強い生き物ですが、大好きな飼い主さんを独り占めすることができないとなると、嫉妬の心に駆られ、我慢できなくなってしまうことがあるようです。嫉妬していることをアピールするために鳴いたり吠えたりしたのに、“静かにしなさい”と、飼い主さんに叱られてしまったときは、とても悲しそうにシュンとしてしまいます。あまりにも悲しげな表情をするので、申し訳なくなってしまうほどです。
まとめ
犬が嫉妬しているときに見せる行動には、
- 割り込んでくる
- しきりに大きなため息をつく
- 物に八つ当たりする
- 他の部屋で一人きりになる
- 鳴く吠える
などがあります。
みなさんの愛犬は、どんな行動や方法で嫉妬のアピールをしますか?個性的な行動や方法でアピールする犬もいるかもしれません。