1.ごはん皿をくわえてアピール!
自分のごはん皿をくわえて、ウロウロしたりゲージにガンガンとぶつけて「お腹空いたアピール」をすることがあります。私の実家の犬も子犬の時にはよくやっていました。
中にはごはん皿をくわえたまま立ち上がり、まるでダンスを踊っているかのように必死にアピールする子もいるそうです!犬は「このお皿=ごはん」と理解していて、飼い主さんに伝わるように「ごはんを連想させるもの」でアピールしているのでしょうね。
監修ドッグトレーナーによる補足
飼い主さんの真似をしている可能性もあります。お皿を持てばご飯が出てくる!と連想しているのかも?とても可愛らしい表現ですね。
2.ごはん場所でじっと見つめてくる
いつもごはんを食べている場所まで行き、オスワリをしたりじっと飼い主さんを見つめたりしてごはんを要求する子もいます。「ボクはもう、スタンバイOKですよ」と言っているかのように、ビシッとしてごはんを待っている姿はなんとも健気ですね。ウルウルした目でじっと見つめられたらたまりませんが、ごはんの与え過ぎは肥満になってしまうので注意しましょうね!
監修ドッグトレーナーによる補足
普段からご飯の直前に「マテ」を教えていると、この行動をしやすくなります。例え皿の中身が空でも「マテ」をしていればご飯を食べさせてくれる、と学習した結果ですね。
3.フードのある場所でソワソワ
「ここに入っているアレ、はやくくださいな」と言っているかのように、ドッグフードをしまってある場所の近くでそわそわウロウロ…時にはフードの袋を前足でカシャカシャしてみたりすることも。犬はこのように「ごはんを連想させる物や場所」で飼い主さんにごはんが食べたいことをアピールすることが多くあります。
4.朝ごはんの時間に起こしに来る
犬の体内時計、とくに腹時計の正確さにはビックリします。時計を読んでいるわけではないのに、毎日のごはんの時間になるとソワソワし始めます。休日で飼い主さんがゆっくり寝ている朝でも、いつものごはんの時間になると「朝だよ、ごはんちょーだい」と飼い主さんを起こしに来ることもあります。
5.吠えてアピール
吠えたり鳴いたりすることで「お腹空いたアピール」をすることもあります。まさに腹ペコの雄叫び!
それは「要求吠え」かも
気が強めの犬や、甘やかされて育ってしまった犬は「要求吠え」をしてしまう子が多くいます。「要求吠え」とは、犬が自分の要求を通すために吠え続けてしまう状態のことです。このように「吠えれば要求が通る」と認識してしまうと、要求が通るまでずっと吠え続けてしまうので問題行動の1つとされています。
要求吠えには「無視のしつけ」
こんな要求吠えには「無視のしつけ」が有効です。心を鬼にして犬と目を合わせないようにして、犬が静かになるまでごはんをあげるのを待ちましょう。
吠えている時にごはんを与えてしまうと「吠える=ごはんがもらえる」と誤った認識をしてしまいます。犬に「吠えなくてもごはんがもらえる」「吠えても要求は通らない」と理解してもらうことが重要です。
まとめ
今回は犬が「ごはんを要求している時の仕草や行動」を5つご紹介しました。
犬は言葉が話せない代わりに、仕草や行動で飼い主さんに何かを伝えようとします。ごはんの場合は、ごはんを連想させるお皿や場所などを利用して飼い主さんにアピールすることがあります。
また、ごはんの時間になるとソワソワし始めたり、飼い主さんを起こしに来たりといった行動が見られることもあります。
ごはん欲しさに吠えたり鳴いたりしてアピールする場合は「要求吠え」の状態に当たるため、無視のしつけをして犬に「吠えてもごはんは出てこない」ということを理解してもらうようにしましょう。