イタズラがバレてしまったとき①「必死に毛づくろいをして誤魔化す」
イタズラがバレてしまったとき、犬は大きなストレスを感じます。そのストレスを緩和させるために、自分の手足を舐めるなど、必死に毛づくろいをして誤魔化そうとします。イタズラしてしまったことを飼い主さんから叱られ、叱られたことによっても犬は大きなストレスを感じます。叱られてしまった後、そのストレスを緩和させるため、自分の寝床やお気に入りの場所へ行き、必死に毛づくろいをすることもあります。
しかし、ただイタズラを誤魔化そうとしているわけではないこともあります。イタズラしてしまったことを反省しており、“ごめんなさい”と飼い主さんに伝えたいけれど、どのように伝えたら良いのか、方法がわからないときです。必死に毛づくろいをすることで、反省した気持ちを伝えようとしているかもしれません。むやみに叱らないようにしたいですね。
イタズラがバレてしまったとき②「しきりにあくびをして誤魔化す」
イタズラがバレてしまい、飼い主さんから叱られているにも関わらず、のん気にあくびをする犬がいますね。しきりにあくびをしているときは、イタズラがバレてしまったことや、飼い主さんに叱られていることで感じる大きなストレスを、少しでも緩和しようとしています。犬はあくびをすることで、そのあくびと一緒にストレスを逃がすことができるんです。
決して、飼い主さんのことをバカにしているわけではありません。さらに怒らせたいわけでもありません。犬のあくびは、相手に対して“あなたに敵意はありません”や“あなたに攻撃しません”というサインでもあります。飼い主さんに対する敬意の気持ちがあるからこそ、あくびが出てしまうんです。
イタズラがバレてしまったとき③「目を閉じて誤魔化す」
イタズラがバレてしまい、飼い主さんから叱られている間、ずっと目を閉じていることがあります。怒っている飼い主さんの表情や姿を見てしまわないようにするためです。決して、叱られている最中に眠くなってしまったわけではありません。飼い主さんのお説教がつまらなくて退屈しているわけではありません。
イタズラをしてしまったという事実や、怒る飼い主さんを目の前にして、本当は、その場から逃げ出してしまいたいのです。しかし、怒る飼い主さんを目の前にして、身動きが取れなくなってしまうんです。もし、逃げ出してしまえば、さらに叱られてしまうかもしれない、ということも理解しています。叱る飼い主さんがその場から立ち去るまで、そっと目を閉じて耐えているのです。
イタズラがバレてしまったとき④「お腹を見せて誤魔化す」
イタズラがバレてしまったと気づいた瞬間、その場でゴロンと寝転がり、お腹を見せることがあります。急所であるお腹を無防備に見せるという行為は、飼い主さんに対する服従のサインであり、怒らないで、叱らないで、と言っているようなものです。ゴロンと寝転がってお腹を見せれば、飼い主さんが許してくれるということも理解しています。そのため、全く反省していないにも関わらず、“お腹を見せれば許してもらえるもーん”と、飼い主さんを甘く見ていることもあります。本当に反省しているのかどうか、しっかり見極める必要のある行動です。
まとめ
犬がいたずらがバレたときに誤魔化そうとする時の行動には、
- 必死に毛づくろいをして誤魔化す
- しきりにあくびをして誤魔化す
- 目を閉じて誤魔化す
- お腹を見せて誤魔化す
などがあり、誤魔化すための行動の代表格です。“全く反省していないのではないか”と思わせたり、“私のことをバカにしているのではないか”と思わせるような行動もあり、飼い主さんに誤解されやすいという特徴もあります。