犬が飼い主を守っている時にする行動４選

あなたは愛犬に守られている！？

犬はそばにいるだけで、飼い主さんに安らぎと癒しを与えてくれますね。そして時には、飼い主さんを守ってくれることもあります。中には、自分の身をていしてまで、野生動物や強盗などから飼い主さんを守った犬もいます。

ところで、飼い主さんを守っている時の犬は、どのような行動を見せるのでしょうか？今回は、犬が飼い主を守っている時にする行動をご紹介していきます。普段、飼い主さんを守っている愛犬の行動を見過ごしているかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね。

犬が飼い主を守っている時にする行動①吠える

犬が飼い主さんに吠えるのは、「ゴハンちょうだい」「散歩に行きたい」「ケージから出して」など、何か要求を訴えるためであることが多いです。一方、他人や他犬などに対しては警戒心や恐怖心のほか、自分のテリトリーや飼い主さんを守りたいという意識などから吠えることが多いです。

テリトリーや飼い主さんを守るときは、「ワンワンワンワン！」と立て続けにけたたましく吠えて、相手を撃退しようとします。飼い主さんに危害を加えようとしている相手の気をそらすためや、飼い主さんに危険を知らせるために吠えることもあります。

犬が飼い主を守っている時にする行動②うなる

飼い主さんを守るために、低い声で「ウーッ」とうなることもあります。マズルにしわを寄せてうなり、相手を威嚇します。犬がうなるのは最後通告なので、それでも相手が飼い主さんに近づこうとした場合は、噛みつくなどの行動に出ます。耳と尻尾を立てて、前傾姿勢になっている場合は、攻撃する気満々なので要注意です。

犬が飼い主を守っている時にする行動③そばを離れない

飼い主さんが愛犬にとって頼れる存在であるなら、飼い主さんから離れたところでも、愛犬は安心してのんびり過ごすことができるでしょう。しかし、愛犬が飼い主さんを頼りなく思っている場合は、「自分が飼い主さんを守らないと！」という思いから、飼い主さんのそばを離れなくなることがあります。

分離不安（飼い主さんと離れると強い不安を感じ、問題行動や体調不良を起こすこと）の場合も飼い主さんの後をついて歩き、そばを離れませんが、それに加えて留守番している時に、吠え続けたり、破壊行動をしたり、体調不良を起こしたりもします。

犬が飼い主を守っている時にする行動④間に割って入る

飼い主さんが誰かと口論している時に、愛犬が間に割って入るのは、争いを防ぐためです。そうやって、「ケンカはやめて」というメッセージを送っています。

口論している時以外に間に割って入ってくるのなら、近づいてくる人や動物から飼い主さんを守ろうとしているかもしれません。毒ヘビと飼い主さんの間に割って入り、自分の顔を毒ヘビに噛まれながらも飼い主さんを守った犬もいます。

まとめ

今回は、犬が飼い主を守っている時にする行動についてご紹介しました。愛犬から守られるのは、飼い主さんにとってはうれしいことかもしれません。でももし、ピンチに陥っているわけでもないのに、日常的に飼い主さんを守ろうとしているのであれば、愛犬は心が休まる時がありません。また、飼い主さんを守りたい気持ちが高まると、相手に噛みついたり飛びかかったりしてしまうこともあるので注意が必要です。

愛犬が安心してのんびりと暮らすためには、飼い主さんが愛犬にとって頼れる存在でなければなりません。すぐにうろたえたり、一貫性のない態度で接したり、甘やかし過ぎたりしてしまうと、愛犬は飼い主さんを頼りなく思うでしょう。頼れる飼い主になるためには、一貫性のある毅然とした態度で接すること、そしてメリハリのある接し方をすることが大切です。頼れる飼い主になって、愛犬が飼い主さんを守るのではなく、飼い主さんが愛犬を守るのだということを示してあげましょう。