犬が窓の外に向かって吠える心理1.好奇心で吠える
犬が窓の外に向かって吠えるときの理由の1つに、外にいる見知らぬ人に対して好奇心を抱いているというものがあります。フレンドリーな犬の場合は、窓の外の人や犬を見ると好奇心を刺激されやすいので「こんにちは~」と挨拶をしたり、「一緒に遊ぼうよ~」と相手に向かって吠えたりすることが多いみたいですよ。
犬が窓の外に向かって吠える心理2.恐怖を感じて吠えている
怯えやすい・人や犬と触れ合うのが苦手……といった性格の犬は恐怖心から吠えることが多いそうです。「ワワワワン!」とマシンガンのように勢いよく吠える場合は、窓の外にいる相手が家に近づかないように威嚇目的で吠えているといえるでしょう。
また、いつもは大人しい犬でも窓の外の人に対しては吠えるなんてことがよくあります。窓の内側は自分の居場所。つまり安全な自分のテリトリーとなるので、いつもより強気になって吠えてしまうのでしょうね。
犬が窓の外に向かって吠える心理3.縄張りを守ろうとしている
犬が窓の外に向かって吠える理由として最も多いのが『縄張りを守ろうとしている』というもの。例えば、縄張り意識の強い犬だと、家の前にある道を人が通り過ぎただけで「や、やばい!敵がきたぁー!」と感じて吠えることが多かったりします。特に窓を眺めているときに、自分の家を訪ねてきた宅配業者の姿を発見したときは、「すぐそこまで来てる!縄張りを守らないと!」と勢いよく吠えることが多く、とても有名な”犬あるある”として知られていますよね。
縄張りを守るために吠えている犬は番犬としては優秀だといえますが、近所の迷惑になってしまうので、なるべくふだんは吠えないようにさせることが必要といえるでしょう。
吠えないためにやるべき対策3つ
1.カーテンを閉めて見えないようにする
犬は窓の外に向かって吠えるときは外の人や犬が原因になっていることがほとんどだといえます。ですので、カーテンで相手の姿を見えないようにすると吠えにくくすることができます。カーテンの種類は薄手厚手どちらでも構いません。ただ、犬がカーテンをくぐったり端から窓の外を眺めることができたりしてしまうと、カーテンで対策をする意味がなくなってしまいます。ですので、よく吠える時間帯の間だけでも犬がカーテンの中に潜り込んで窓を眺めないように、壁にL字金具などを取り付けてカーテンの端や下をヒモでくくってカーテンを動きにくくする、などの工夫をすることをおススメします。
ちなみに外から聞こえる音や話し声は、防音機能のあるカーテンでも対策するのは少し難しいといえます。愛犬が外の音に反応して吠えているようでしたら別の方法を考える必要があるといえるでしょう。
2.よく吠える時間帯は窓に近づけさせない
「カーテンを取り付けると、室内が暗くなるから嫌だなぁ……。」という人は少なからずいると思います。そういった場合は、おそらく愛犬がよく吠える時間帯があると思いますので、吠える時間帯になったら別の部屋に連れて行って吠える原因自体をなくしてあげましょう。
この方法だと、愛犬が窓の外の音や声に反応して吠えてしまう場合にも効果を期待できるといえます。吠える原因自体を取り除いて吠える機会をなくしてあげると、少しずつ吠えにくい性格になるのでとてもおススメですよ。
3.遊ぶ・スキンシップで気を逸らす
愛犬の外を眺めている時間を減らしてあげると、結果的に外の人や犬に向かって吠える機会を減らすことができるといえます。例えば、愛犬と一緒に遊んだりオモチャを与えて遊びに集中させたりすることで、窓の外を眺める時間を減らすことができます。また、スキンシップも気を逸らすことができますし、愛犬をリラックスさせることができるので効果的といえるでしょう。
まとめ
犬が窓の外に向かって吠えてしまう場合は、なるべく窓の外が気にならない環境を作ってあげましょう。簡単にできる対策としては……、
- よく吠える時間帯はカーテンを閉めて外が見えないようにする
- 別の部屋に連れて行って吠える原因をなくしてあげる
- 遊ぶスキンシップなどの方法で気を逸らしてあげる
といった方法が効果的といえます。吠える原因をなくしてあげると、愛犬の吠え癖が和らいで少しずつ吠えにくい性格にすることができるともいえるでしょう。すぐに吠え癖を直すことは難しいかもしれませんが、愛犬と一緒に問題を解決できると良いですね。