犬にとっての散歩の重要性
犬にとってのお散歩は運動させるためだけのものではありません。大きなお庭があるご家庭では「庭で運動させるだけで十分」と感じる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、犬をお散歩させることには運動不足解消以外にも大切な意味があるのです。
- ストレス解消
- 脳を活性化する
- 飼い主さんとの信頼関係を深める
- 社会性を身に付ける
外の様々な景色や空気に触れることで、ストレス発散につながり脳も活性化されます。また大好きな飼い主さんと一緒に大好きなお散歩の時間を楽しむ事は、愛犬にとっても1日の中でとても嬉しい時間になっていることでしょう。お散歩中にしつけを行うことで信頼関係も築きやすくなります。
そして知らない犬や人と触れ合う事で、社会性を学ぶことが出来るので犬がお散歩から得るものは本当に多くあるのです。そんな犬にとっての大切なお散歩も、マンネリ化していては良い刺激を受けることができません。日頃のちょっとした工夫で愛犬とのお散歩を充実させることが出来ます。
犬の散歩をより充実させる工夫4選
1.時間帯やコースの変更
どこのご家庭でもある程度の生活リズムがあり、愛犬のお散歩に行く時間やコースなどがほとんど同じになってしまうと思います。お仕事に行かれる前や、帰宅してから夜にお散歩に行かれているご家庭も多いですよね。
実は犬のお散歩の時間は毎日バラバラの方が好ましいと言われています。毎日きっちりと決まった時間帯に出発していると、その時間にお散歩に行くことを愛犬が覚えてしまい、悪天候などでその時間にお散歩に行けないとストレスを感じてしまう可能性があります。
またお散歩のコースも毎日違うコースを歩いたほうが、犬の脳に刺激を与えることが出来るので愛犬のお散歩に対する満足感が高まります。毎日、違う景色やニオイを感じる事で脳が活性化されストレスの軽減や認知症の予防にも繋がるのでおすすめです。
一人暮らしで犬を飼われている方は、お散歩の時間帯を変更するのも少し大変かと思いますが、朝にしか行かない、夜にしか行かないと決めてしまわずに、朝夜ランダムに可能な限り色んな時間帯を選んで行ってみましょう。またコース変更に関しては同じコースを逆周りするだけでも見える景色が違うので愛犬にとって刺激になります。
2.公園や広場など寄れる場所で休憩
愛犬とのお散歩コースに公園や広場など立ち寄れる場所があれば、愛犬と一緒に一休みするのもお散歩中のメリハリになります。一生懸命歩いた愛犬にオヤツやお水をあげて、少しクールダウンしましょう。特に暑がりな犬種には大事な時間になると思います。
少し落ち着いたら「マテ」「オスワリ」のトレーニングをしてみるのも良いでしょう。お家では上手に指示に従える子でも、外に出ると集中できず飼い主さんの指示に従えなくなる子も多くいます。外でのトレーニングは飼い主さんとの絆が深まりますので、ぜひ試してみて下さい。
3.人気のない場所でオモチャで遊ぶ
上記に書いた公園や広場でかまわないのですが、他に人が誰もいない状況の時は、ロングリードを使用してボール遊びを楽しむのも愛犬はとても喜んでくれると思います。飼い主さんが投げたボールを追いかけることで、犬の狩猟本能を満足させてあげることが出来ます。
またボール遊びの時も「マテ」「コイ」などのコマンドを教えることが出来るのでトレーニングも一緒に行ってみて下さい。ロングリードで愛犬が走ることになるので、必ず人がいないことを確認し、周囲への配慮を忘れずに楽しみましょう。
4.話しかけたりアイコンタクトしながら歩く
愛犬とのお散歩はただ黙々と歩くだけでなく、話しかけたりアイコンタクトしながらコミュニケーションをとりましょう。アイコンタクトが上手に出来た時は、オヤツをあげてしっかりと褒めてあげると信頼関係も深まっていきます。リードをぐいぐい引っ張ってしまう癖のある子には、飼い主さんの意思を伝えるためにも声をかけること、またアイコンタクトをすることが重要になってきます。
まとめ
犬はお散歩が大好きな子が多いですし、しっかり運動してストレス発散すると、良質な睡眠もとれるので健康管理にもとても重要ですね。マンネリ化してしまうと脳への良い刺激が少なかったり、テリトリー意識が強まりマーキングが増えてしまうこともあるようです。ほんの少しお散歩に変化をつけるだけでも刺激になると思うので、簡単な工夫からぜひ試してみて下さい。